Interviewインタビュー

患者様一人ひとりに寄り添い、質の高い泌尿器科診療を提供

飯田橋中村クリニック

院長 中村 剛

東京都新宿区に位置する飯田橋中村クリニックは、泌尿器科専門医である中村 剛院長が率いるクリニックです。中村院長は、長年の臨床経験と高度な専門知識を活かし、前立腺疾患、排尿障害、尿路結石など、幅広い泌尿器科の疾患に対応しています。患者様との対話を重視し、お一人おひとりのライフスタイルや悩みに合わせたきめ細やかな治療を提供することをモットーとされています。今回は、中村院長に医師を志したきっかけ、クリニックの特徴、そして地域医療への思いについてお話を伺いました。地域に根差したクリニックとして、患者様が安心して相談できる環境づくりに尽力されている中村院長の熱い思いをお届けします。

患者様と二人三脚で歩む、地域に根差した泌尿器科医療–飯田橋中村クリニック 中村 剛院長インタビュー

医師としての原点と専門分野への思い

中村院長が医師を志されたきっかけについてお聞かせください。

実は、高校生の頃に病気で入院した経験が、医師を目指す大きなきっかけとなりました。当時、病気で苦しむ中で、医療従事者の方々の献身的な姿を見て、自分も人の役に立ちたい、病気で困っている人を助けたいという思いが強くなったのです。

泌尿器科を専門とされたのはどのような理由からでしょうか?

大学病院での研修医時代に、泌尿器科の専門性の高さと、手術だけでなく内科的な治療も幅広く行える点に魅力を感じました。特に、高齢化社会において増加している前立腺疾患や排尿障害など、患者様の生活の質(QOL)に大きく関わる疾患を治療できることに、やりがいを感じています。

飯田橋中村クリニックを開業された経緯についてお聞かせください。

長年、大規模病院で勤務してきましたが、もっと患者様一人ひとりとじっくり向き合い、地域に根差した医療を提供したいという思いが強くなりました。病院勤務時代に培った専門知識と技術を、地域の方々の健康維持に役立てたいと考え、この地での開業を決意しました。

診療へのこだわりと患者様との向き合い方

診療にあたり、患者様への対応で特に意識している点、大切にしていることは何でしょうか?

何よりも、患者様のお話を丁寧に聞くことを大切にしています。泌尿器科の疾患はデリケートなものが多く、患者様が抱える不安や悩みを理解することが、適切な診断と治療の第一歩だと考えています。医学的な知識を押し付けるのではなく、患者様が納得して治療に進めるよう、分かりやすい言葉で丁寧に説明することを心がけています。

飯田橋中村クリニックでは、どのような疾患の患者様が多くいらっしゃるのでしょうか?

地域の特性上、50代以上の男性を中心に、排尿に関する悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。また、最近では若い世代の女性の膀胱炎や、性感染症の相談も増えています。幅広い年齢層の患者様に対応できるよう、スタッフ一同、日々研鑽を積んでいます。

治療方針において、中村院長が特にこだわっている点はありますか?

患者様にとって、最も負担が少なく、かつ効果的な治療法を選択することを重視しています。薬物療法や生活指導で改善が見られない場合には、日帰り手術や連携病院での手術も選択肢として提示しますが、まずは患者様の希望を最優先に考えます。また、手術が必要な場合でも、連携している専門性の高い病院をご紹介し、スムーズに治療を受けていただける体制を整えています。

クリニックの特色と導入された設備

飯田橋中村クリニックの主な診療内容と、特に力を入れている分野について教えていただけますか?

当クリニックでは、頻尿や尿漏れなどの排尿障害、前立腺肥大症、過活動膀胱、尿路結石、膀胱炎、性感染症など、泌尿器科全般の診療を行っています。中でも、前立腺疾患や排尿障害の診断と治療には特に力を入れており、最新の検査機器を導入し、質の高い専門的な医療を提供できるように努めています。

診療において、導入されて良かったと感じる設備やシステムはありますか?

自動精算機は、会計の待ち時間短縮や人為的なミスを防ぐ上で非常に有用です。また、マイナンバーカードによる保険証確認システムも、患者様の同意があれば、過去の検診結果や服用歴が確認できるため、診療の質向上に役立っています。

その他に、患者様から好評を得ている設備はありますか?

最新鋭のレントゲンやエコー(超音波)機器に加え、骨密度を測るデキサ法検査機器も導入しています。泌尿器科の患者様には骨粗鬆症を併発している方もいらっしゃるため、正確な骨密度測定は欠かせません。これらはコンパクトでありながら高精度で、診療の幅を広げてくれています。

地域医療への貢献と未来の展望

今後、飯田橋中村クリニックをどのようなクリニックにしていきたいとお考えですか?

地域の方々にとって、「泌尿器科のことは何でも相談できる、頼れるかかりつけ医」でありたいと考えています。そのためには、常に最新の医療情報を取り入れ、診療の質を高めていく必要があります。将来的には、より多くの患者様を受け入れ、泌尿器科疾患の早期発見・早期治療に貢献できるよう、クリニックの体制をさらに強化していきたいと考えています。

泌尿器科領域だけでなく、患者様から様々な相談を受けることもあるかと思いますが、その際どのように対応されていますか?

泌尿器科以外の症状でも、患者様が「これは何だろう?」と不安に感じていらっしゃる時は、まずお話を伺います。もし当院での診療が難しい場合は、内科や皮膚科、形成外科など、適切な専門医を紹介し、患者様を適切な医療へ導く「水先案内人」としての役割を果たすよう心がけています。

開業医を目指す先生方へメッセージをお願いします。

開業は、ご自身の専門性を追求できるとともに、地域医療に直接貢献できるやりがいのある道です。ただ、診療だけでなく、経営やスタッフマネジメントなど、多岐にわたる課題に直面します。特に、専門外の領域にも対応できるよう、日頃から知識のアップデートと、専門性の高い先生方との連携を確立しておくことが重要です。また、事務スタッフや看護師などのチームスタッフが、理念に共感し、楽しく仕事ができる環境を作ることが、長く地域で愛されるクリニックになるための鍵だと感じています。何よりも、患者様のためになることを追求するという軸をしっかり持って、諦めずに頑張ってください。

Profile

院長 中村 剛

中村 剛院長は、飯田橋中村クリニックの院長であり、泌尿器科医療の第一線で長年活躍されてきた経験豊富な医師です。昭和62年に千葉大学医学部を卒業後、千葉大学医学部付属病院での研修を経て、東京厚生年金病院、社会保険船橋中央病院、松戸市立病院など、数多くの主要な医療機関で研鑽を積まれました。特に、東京厚生年金病院においては、泌尿器科の医長、さらには部長という要職を歴任し、多くの患者様の治療と後進の指導に尽力されました。長年の経験で培われた確かな技術と、患者様に対する真摯な姿勢が、多くの方々から信頼を集めています。飯田橋中村クリニックでは、その豊富な知識と経験を活かし、質の高い専門的な泌尿器科診療を地域に提供されています。

会社情報

医院名

飯田橋中村クリニック

設立

2006年