Interviewインタビュー

患者様ファーストで地域医療に貢献する歯科医院

あおしま矯正歯科

院長 青島 かおり

東京都葛飾区堀切に位置するあおしま矯正歯科は、地域に根差した一般歯科を提供する「青島歯科医院」から独立し、高度な矯正歯科と専門的な歯科医療を提供するために2025年5月に開院しました。院長の青島 かおり先生は、矯正治療や、他院では対応が難しい難症例にも対応できる高い技術と、患者様一人ひとりに寄り添う「おもてなし」の姿勢を大切にされています。今回は、地域医療への熱い思いと、独自の専門性を持つ青島先生に、歯科医師を志したきっかけからクリニック運営へのこだわりまで、詳しくお話を伺いました。

地域に根差した「おもてなし」の歯科医療を追求–あおしま矯正歯科 院長 青島 かおり 先生インタビュー

地域に貢献する専門医療の確立

歯科医師を志されたきっかけについてお伺いできますか?

両親が歯科医師だったので、それが一番大きなきっかけです。両親とも歯科医師をしており、幼い頃から歯科医療を身近に感じる環境で育ちました。高校3年生のタイミングで、最終的に歯科医師を目指そうと決意しました。

あおしま矯正歯科を開業された経緯について教えていただけますか?

元々、この葛飾区堀切の同じ地域内に、私の義父が院長を務める「青島歯科医院」(一般歯科・保険診療中心)がありました。私は大学病院の勤務医をしていましたが、退職後、私が行う矯正治療と、副院長が行う痛みの治療・歯科麻酔という、自費診療の専門分野を地域に特化して提供したいと考えました。従来の歯科医院ではスペースの都合などで専門診療の両立が難しかったため、独立して専門クリニックとして開院することを決めました。

独立されたことで、どのような医療提供が可能になりましたか?

一般診療を担う義父の医院とは独立し、当院では矯正と専門治療に特化することで、地域内で役割分担ができました。これにより、どちらも高いレベルの専門的な治療を追求し、地域の患者様のニーズに応えられる体制が整ったと考えています。

どのような考え方でクリニックを運営されていますか?

口コミでじっくりと信頼を築き、地域に根ざすことを重視しています。一気に患者様を増やしてスタートダッシュを切るのではなく、患者様一人ひとりとの信頼関係を大切に、コツコツと地域医療に貢献していくことを目指しています。

独自の専門性と高度な治療アプローチ

副院長の青島先生の専門分野である「痛みに特化した治療」について、具体的にどのようなアプローチをされるのでしょうか?

私は、一般の歯科医師には原因特定が難しい原因不明の歯の痛みや、インプラント治療・親知らずの抜歯などの術後に生じた合併症(神経麻痺やしびれなど)に対応できます。痛みの原因が歯にあるとは限らず、噛み合わせや食いしばりによる筋肉のコリが原因で痛みが現れることも多いため、徹底したカウンセリングと検査を重視しています。(上記は副院長の青島先生)

鍼治療も行っていると伺いましたが、どのような目的で行うのですか?

痛みの原因が筋肉のコリにある場合、その筋肉を緩ませる目的ではり治療を行います。現代人はデスクワークなどで無意識に歯を食いしばる時間が長く、咬筋などの筋肉が凝り固まりやすいのです。痛みの真の原因を特定した上で、鍼治療やボツリヌストキシン注射といった適切な治療法を提供します。

他院にはない強みとして、「静脈内鎮静法」についても詳しく教えてください。

当院では、静脈内鎮静法を用いて、歯科治療に強い恐怖心や嘔吐反射(えずき)がある患者様でも、安心して治療を受けていただけるようにしています。治療中のことをほとんど覚えていない状態で終えられるため、「スペシャルニーズ外来」として対応しており、他院で治療が難しかった方にも対応が可能です。

患者様ファーストの「おもてなし」とクリニック運営

クリニック運営で「患者様とのコミュニケーション」を最も重要視されているそうですね。

はい。当院では受付スタッフなどを置かず、私自身が「ワンオペ」で診療をしています。つまり、患者様のお迎えから、誘導、治療、お会計、お見送りまで全てをドクターである私が担当しています。これは、患者様とのコミュニケーションを最も重要視し、深い信頼関係を築くための「地域のおもてなし」の形です。

ドクターが一貫して担当することのメリットは何でしょうか?

患者様は診療台に座っている状態だと緊張してしまい、本音を言いにくくなります。しかし、お迎えの時やお会計でリラックスしている時こそ、「実は先生、これってどうなんですか?」と本音を話しやすくなるんです。このフランクなやり取りの中から、真に患者様が必要としている情報を引き出せると考えています。

お子様の矯正治療に来られる親御さんに対しては、どのような配慮をされていますか?

私たち夫婦も2児の親なので、親御さんの不安や、お子様への思いが理解できます。診療室にはリクライニングチェアを設け、お子様の矯正治療中に、親御さんが点滴療法やボツリヌストキシン注射の施術を受けることも可能です。

地域医療への熱い思いと将来の展望

あおしま矯正歯科の今後のビジョンを教えてください。

今後2〜3年で、葛飾区で最も患者様に「満足」してもらえる矯正歯科になることです。この「満足」とは、技術的なことはもちろん、私たちが大切にしている「おもてなし」も含めた、全てにおける高い満足度を目指します。

最終的な夢についてお伺いできますか?

最終的な夢は、葛飾区がさらに笑顔であふれる街になることです。患者様が自信を持って笑えるようになり、地域全体が明るく活気のある街になっていく。そのために、私たちは矯正と専門的な歯科医療を通じて、葛飾区への愛と貢献を続けていきます。

これから歯科医師を目指す方や、開業を目指す先生方にメッセージをお願いします。

ぜひ、「地域を知る」ことを大切にしてほしいです。都会と地方では、求められる医療も、戦略も全く異なります。目先の利益や都会への憧れだけでなく、その地域に生きる人々の生活やニーズを深く理解し、愛着を持って接することが、長く愛されるクリニックになるための基本だと私は考えています。

Profile

院長 青島 かおり

あおしま矯正歯科 院長の青島 かおり先生は、地域の方々が安心して通える歯科医院を目指し、日々診療にあたられています。大学勤務で長年にわたり積み重ねてきた豊富な臨床経験と専門的な知見をもとに、患者さま一人ひとりのライフステージやお悩みに合わせた最適な治療プランを提案。医療の現場で培った確かな判断力と柔軟な対応力を活かし、常に安心できる医療を提供することを大切にしています。さらに、2児の母でもある院長は、親としての視点を持ちながら、お子さまやご家族の気持ちに寄り添う丁寧なカウンセリングと温かなサポートを心がけ、家族みんなが安心して通える環境づくりに努めていらっしゃいます。

会社情報

医院名

あおしま矯正歯科

設立

2025年