Interviewインタビュー

「地域に根差し、患者様とスタッフの幸せを追求する」方南町眼と涙のクリニック 市原 巧介院長が描く理想の医療とは

方南町眼と涙のクリニック

院長 市原 巧介

2026年2月2日、杉並区方南に新たに産声を上げた「方南町眼と涙のクリニック」。東京慈恵会医科大学附属病院などで研鑽を積んできた市原 巧介院長は、眼科医の中でも数少ない「涙道(るいどう)」のスペシャリストです。インタビューでは、市原院長が医師を志したきっかけから、専門領域である涙道治療へのこだわり、そして「ホワイトな組織づくり」を目指す独自の経営理念まで、幅広くお話を伺いました。

「目と涙の専門ケアを、もっと身近に」方南町眼と涙のクリニック 市原 巧介院長が拓く、心通う地域医療のカタチ

医師としての原点:自然な流れで選んだ眼科医の道

まずは、市原先生が医師を志されたきっかけを教えてください。

実は、それほど高尚な理由ではないんです(笑)。中高一貫の進学校に通っていたこともあり、周囲の友人が医学部を受験する流れの中で自然とこの道を選びました。また、母が「息子に医者になってほしい」と願っていたのも後押しになったのかもしれません。

ご家族に医療関係者がいらしたのですか?

いいえ、両親は医師ではありませんでした。ただ、母方の祖父が学習塾を経営していた時期があり、そこで医学部を目指す子たちを間近に見ていた経験が影響しているかもしれません。

眼科という専門分野を選ばれた理由は何だったのでしょうか?

大学5年生の実習で、手術の効率の良さと患者さんの回転の速さに驚きました。また、眼科の手術は局所麻酔で行われ、自分自身の生活の質(QOL)を保ちながら専門性を追求できる点に魅力を感じ、眼科を専門分野として選びました。

専門領域の強み:涙目の悩みに寄り添うスペシャリスト

市原先生が最も得意とする専門領域について詳しく教えてください。

1番の専門は「涙目(涙道疾患)」です。目から涙が溢れてしまう症状に対し、涙の通り道である涙道を治療する手術を専門としています。

他のクリニックと比較した際、この専門性の強みはどこにありますか?

涙道手術を積極的に行っている眼科医は、実はあまり多くありません。大学病院で培った経験を活かし、クリニックという身近な場所でこの専門治療を提供できるのが当院の大きな特徴です。

白内障についても研究を続けていらっしゃると伺いました。

はい、白内障についても大学病院で数多くの経験を積ませていただきました。2024年には日本白内障屈折矯正手術学会で学会賞をいただくなど、現在も大学で研究を継続しています。

理想の組織づくり:スタッフの幸せが質の高い医療を生む

経営において、特に意識されていることはありますか?

一言で言えば「ホワイト企業(クリニック)」を目指しています。私自身も含め、スタッフ全員がストレスなく働ける環境を作りたいと思っています。

具体的にどのような環境づくりをイメージされていますか?

残業を極力発生させず、もし発生した場合はしっかりと手当を支払う。定時で上がれるよう努力し、スタッフのプライベートとのバランスを尊重したいと考えています。

その姿勢は、患者様へのサービスにも影響するのでしょうか。

もちろんです。スタッフが気持ちよく働けてこそ、患者様に対しても優しく、丁寧な対応ができると考えています。

開業医を目指す先生へ:成功の鍵は徹底した「足」と「調べ」

最後に、これから開業を目指す先生方へ、アドバイスやメッセージをお願いします。

まだ私自身も始まったばかりで偉そうなことは言えませんが、やはり「下調べ」は非常に重要だと感じています。 私は土地感のある場所を選びましたが、それでも自分の足でその地域を歩き、街の雰囲気や活気を肌で感じることを大切にしました。これは精神的な安定剤にもなりますし、物件選びの確信にも繋がります。 競合の数だけでなく、駅の出口ごとの動線まで細かく把握することです。自分の足で得た確かな情報があれば、患者さんの予測も立てやすくなります。これから開業される先生も、ぜひ自分の足で現場の空気を吸うことをおすすめします。

Profile

院長 市原 巧介

2016年3月に東京慈恵会医科大学医学部を卒業。埼玉県済生会川口総合病院での初期研修を経て、2018年には東京慈恵会医科大学眼科学講座へ入局。 その後、大学の附属病院や柏病院での勤務を通じ、白内障手術や涙道疾患の専門治療において豊富な臨床経験を積んでこられました。2025年10月からは附属病院の非常勤医員を務め、2026年2月に「方南町眼と涙のクリニック」を開院。 専門医としての高い技術はもちろん、自らの足でリサーチを重ねた経営戦略、そして患者様とスタッフ双方の幸福を追求する温かな姿勢を大切にされており、現在は地域医療の向上に邁進されています。

会社情報

医院名

方南町眼と涙のクリニック

設立

2026年