Interviewインタビュー

大通公園メンズクリニック 西澤康平院長が語る、対話とスピードを両立させた「新しいメンズクリニックのカタチ」

大通公園メンズクリニック

院長 西澤 康平

札幌の街並みを象徴する大通公園のすぐそばに、2024年にオープンした「大通公園メンズクリニック」。その舵を取る西澤康平院長は、北海道大学を卒業後、全国各地の中核病院や、京都・池袋といった都市部の大規模メンズクリニックで院長職を歴任してきた、経験豊富なドクターです。 西澤先生が掲げるのは、これまでの大規模クリニックには難しかった「ドクター自らが受付から診察、処方までを一貫して行う」という画期的なワンオペレーションスタイル。今回は、なぜあえてこの形を選んだのか、そして「大通公園メンズクリニック」で西澤先生が実現したい医療のビジョンについて、詳しくお話を伺いました。

「一人ひとりに寄り添う、型にとらわれないメンズケアを」大通公園メンズクリニック 西澤康平院長インタビュー

医師としての歩みと札幌への思い

さっそくですが、医師を志したきっかけについて教えてください。

私の父が医師で、身近に父の働く背中がある環境だったことが一番大きいです。特定のタイミングで決断したというよりは、生活の中に医師という職業がある中で、成長するにつれてごく自然に同じ道を目指そうという方向性が定まっていきました。

北海道大学を卒業後、様々な地域で経験を積まれたそうですね。

出身は函館なのですが、札幌で過ごした期間が長く、人生の30年以上は北海道にいます。医師になってからは札幌医科大学附属病院や釧路の病院、さらには京都や池袋といった道外の大手クリニックでも院長を務めました。各地で多様な患者様と向き合えたことは、大きな財産になっています。

この場所(大通西1丁目)を選ばれた理由は何ですか?

札幌は私にとって非常に馴染み深い土地ですし、地元の皆様に貢献したいという思いが強くありました。大通公園のすぐそばというアクセスの良い立地は、お忙しい男性の患者様にとっても通いやすく、気軽に立ち寄れる場所だと考え、この「大通公園メンズクリニック」をスタートさせました。

理想を実現する「完全ワンオペ」の独自性

受付対応も先生がされているそうですが、驚く患者様もいらっしゃいませんか?

はい、初めて来られた患者様は「入り口に先生がいる!」と驚かれますね(笑)。当院は、私が受付、診察、そして薬の処方までをすべて一人で行っています。大手クリニックでの院長経験も経た上で、もっと自分の色を出し、患者様に直接寄り添える形を追求した結果、このスタイルに辿り着きました。

すべてお一人で対応することのメリットは何ですか?

一番は「スムーズさ」です。通常、クリニックでは受付、看護師、医師、薬剤師と担当が変わるたびに、患者様は同じ説明を繰り返さなければなりません。当院なら、私が最初から最後まで把握しているので、情報の齟齬がなく非常にスピーディーです。この「無駄のない動線」は、多忙な男性にとって大きなメリットだと確信しています。

患者様との「距離感」に変化はありましたか?

受付から私が対応することで、患者様の緊張がほぐれやすく、悩みをお話しいただきやすい雰囲気になっていると感じます。また、ネットの口コミでよく見かける「受付の対応への不満」という問題も、私自身が責任を持ってすべて対応することで解消できます。信頼関係をよりダイレクトに築けるのがこのスタイルの強みですね。

開業からの苦労と運営の工夫

開業してから、特に苦労されたことは何でしょうか?

最初は集客の仕方がわからず、正直なところ誰も来ない日もありました。自分でホームページを作ってみたりもしましたが、やはり専門的なノウハウが必要だと痛感しましたね。その後、プロの手でホームページを整え、オンライン広告を適切に出すことで、ようやく今の安定した流れを作ることができました。

お一人で運営する上で、業務をこなす秘訣はありますか?

患者様をお待たせしないための「優先順位の判断」ですね。当院には、じっくりお話ししたい方もいれば、とにかく早く帰りたいという方もいらっしゃいます。そのニーズを汲み取りながら、診察の合間に電話対応をこなし、処方を効率化する。これまでの経験を総動員して、一人ひとりに最適なスピード感で対応できるよう工夫しています。

備品や院内の小物作りまで、先生が手掛けていると伺いました。

そうなんです。院内に掲示する案内板や、ラミネート加工した説明資料などの小物類もすべて自分で作っています。一見大変そうに思われるかもしれませんが、細部まで自分の手が行き届くことで、クリニックとしての「一貫性」を保てる点に非常にやりがいを感じています。

未来へのビジョンと志を同じくする医師へ

今後、どのようなクリニックに成長させていきたいですか?

まずは再診の患者様に「ここなら安心だ」と長く信頼していただけるクリニックにしたいですね。将来的に規模を拡大してスタッフを雇う選択肢もありますが、今は「西澤康平」という医師が直接すべての工程に関わるこの価値を、大切に守っていきたいと考えています。

先生にとって、今の働き方の「楽しさ」は何でしょうか?

すべての責任を自分で持ち、自分で決断できることですね。今は仕事と遊びの境界線がなくなるほど熱中していて、まるでマラソンで言う「ランナーズハイ」のような心地よさがあります。雇用されていた頃とは全く違う、この「必死になれる感覚」が今の私の原動力です。

これから開業を目指す後輩医師へ、メッセージをお願いします。

開業はとても勇気がいることですし、年収が高ければ高いほど踏み出しにくいかもしれません。しかし、自分ですべてを決める人生は、言葉では言い尽くせないほど世界が変わります。入念な準備と質の高いホームページ、そして覚悟を持って挑戦すれば、きっと新しい景色が見えてくるはずです。

Profile

院長 西澤 康平

2006年に北海道大学医学部を卒業。2008年より西沢内科胃腸科クリニックにて研鑽を積み、その後、帝京大学附属溝口病院、札幌医科大学附属病院、釧路優心病院などの中核病院で幅広い臨床経験を重ねる。2017年よりイースト駅前クリニック京都院、2020年からは同池袋院の院長を歴任。長年メンズクリニックの最前線で多くの患者をサポートしてきた。そして2024年、自身の理想とする「対話とスピードを両立させたメンズ医療」を実現するため、札幌にて「大通公園メンズクリニック」を開院。

会社情報

医院名

大通公園メンズクリニック

設立

2024年