Interviewインタビュー

形成外科の確かな技術と、嘘のないカウンセリング。東岡崎美容クリニック院長が実践する、医師もスタッフも幸せになるクリニック経営

東岡崎美容クリニック

院長 柴田 祐梨英

愛知県岡崎市に位置する「東岡崎美容クリニック」。ここで院長を務めるのは、形成外科医として1,000件以上の症例を経験し、繊細な技術と誠実な対話で多くの信頼を集める柴田祐梨英先生です。大手美容外科の院長時代には、女性医師として東海エリアトップレベルの執刀数を誇り、その高いリピート率から遠方の患者様からも指名が絶えませんでした。 「自分たちが受けたいと思える、誠実な医療を提供したい」。そんな想いから、夫婦二人三脚で理想のクリニックを立ち上げた柴田院長。今回は開業医を目指す先生方へ向けて、医師としての原点から、地方都市・岡崎での戦略、そしてスタッフと共に成長する経営哲学についてお話を伺いました。

「誠実な医療を、愛する岡崎の地で」東岡崎美容クリニック・柴田祐梨英院長が語る、職人魂と経営の調和

医師としてのアイデンティティ:形成外科で培った「職人技」

まず、柴田先生が医師を志した背景を教えてください。

母が医療従事者だったことが大きく、幼い頃からその働く背中を見て育ちました。自分の手技で直接患者様を治していける医師という職業に自然と魅力を感じるようになりました。

形成外科を専門に選ばれた理由はどこにありますか?

見た目の美しさと機能を同時に再建する、非常にクリエイティブな分野だからです。1ミリ単位の精度が求められる眼瞼下垂の手術など、1,000件以上の症例を通じて「丁寧で繊細な手技」を徹底的に磨き込みました。

その経験は、現在の美容外科診療にどう活かされていますか?

形成外科で培った「細部へのこだわり」は、私のアイデンティティそのものです。特に目元の手術や婦人科形成など解剖学的理解と繊細な技術が必要な施術において、患者様からの高い満足度とリピート指名に繋がっています。

戦略的開業:地方都市・岡崎を選んだ理由と独立の決意

大手クリニックの院長を経て、なぜ岡崎で独立されたのでしょうか?

以前の勤務地でも岡崎からわざわざ通ってくださる方が多く「近くに信頼できる場所があれば」という切実なお声を多く頂いたからです。名古屋などの激戦区で価格競争に巻き込まれるより、ニーズがあるのに供給が足りていない地域で勝負する方が、質の高い医療を届けられると考えました。

「自分たちのクリニック」だからこそ実現できたことは何ですか?

組織のノルマや方針に縛られず、自分が本当に「良い」と信じる医療に専念できることです。自分や家族が受けたいと思える施術、納得できる誠実な価格設定など医師としての良心に従った経営が可能になりました。

実際に開業してみて、地方都市ならではの難しさはありましたか?

岡崎は美容医療が初めてという方が多いため、都会よりもさらに「安心感」や「口コミ」が重要になります。派手な広告よりも目の前の一人ひとりに誠実に向き合うことが、結果として安定した集客に繋がることを実感しています。

経営の真髄:スタッフの幸せが患者様の満足を創る

クリニック運営において、最も大切にしている仕組みは何ですか?

スタッフ間の人間関係を最優先にすることです。現場のギスギスした空気は必ず患者様に伝わります。採用でも「高いスキル」より「和を乱さず同じ理念で働けるか」を重視しており、スタッフが幸せに働ける環境が質の高いホスピタリティを生むと考えています。

カウンセリングの質を保つための工夫はありますか?

期待値の適切なコントロールです。できないことは「できない」、リスクは包み隠さず話す。この「嘘のない姿勢」を徹底することでクレームを未然に防ぎ、長期的な信頼関係を築いています。

導入する設備やメニューの選定基準は何ですか?

一過性の流行ではなく、医学的なエビデンスと費用対効果を重視します。例えば、最新の脱毛機(ジェントルマックスプロプラス)を3台導入したのはそれが患者様にとって確実にメリットがあり、経営的にも柱になると判断したからです。

開業医を目指す先生へのメッセージ

これから開業を志す先生方へアドバイスをお願いします。

最も大切なのは「何のために開業するのか」という軸を忘れないことです。経営に追われるとつい売上を優先したくなる瞬間があるかもしれません。しかし、自分が「気持ち悪い」と感じる働き方は長続きしません。自分自身の良心に従い、誇りを持てる医療を提供し続けることが最終的には経営の安定にも繋がります。

人脈作りや情報収集についてはどうお考えですか?

私は今でも積極的に他院の見学に行き、多くの先生方と意見交換をしています。一人で抱え込まず外部の成功事例を取り入れ、自院のシステム(予約管理やポイント制度など)を柔軟にアップデートし続ける柔軟さが開業医には不可欠だと思います。

最後に、先生が考える「成功する開業医」とは何か教えてください。

患者様、スタッフ、そして自分自身が「幸せ」になれるバランスを見つけられる人です。お金を稼ぐことだけが目的になるとどこかで歪みが出ます。誠実な医療を追求し、その結果として地域に愛される存在になれるようぜひご自身の信念を大切にしてください。

Profile

院長 柴田 祐梨英

形成外科医として、切開系の施術や外傷対応など1,000件以上の症例を経験。眼瞼下垂などの繊細な手術において豊富な実績を持つ。大手美容外科時代には豊胸や婦人科形成で東海エリアトップクラスの症例数を記録し、高いリピート率を誇る院長として活躍。現在は「東岡崎美容クリニック」にて、形成外科の専門知識を活かした高精度な施術と、経営者としての視点を両立させている。

会社情報

医院名

東岡崎美容クリニック

設立

2024年