Interviewインタビュー

赤坂おかだ頭痛クリニック・岡田 満夫 院長が体現する、誠実さと専門性の共存

赤坂おかだ頭痛クリニック

院長 岡田 満夫

東京都港区赤坂の地に、一風変わった診療スタイルのクリニックがあります。それが2025年に開院した「赤坂おかだ頭痛クリニック」です。院長を務める岡田満夫先生は脳神経外科医として長年、大学病院や基幹病院の最前線で難易度の高い手術に携わってきたスペシャリスト。そんな岡田先生が選んだ新たなステージは、受付から診療、会計までをすべて一人で行う「完全ワンオペレーション」の頭痛専門クリニックでした。 なぜ組織に属さず、スタッフも置かない独自のスタイルを選んだのか。岡田満夫先生の医療に対する考え、頭痛に悩む患者さんへの想いなど伺いました。

一対一で向き合う「究極のミニマリズム診療」–赤坂おかだ頭痛クリニック・岡田 満夫 院長インタビュー

医師としての原点と脳神経外科への情熱

さっそくですが、岡田先生が医師を志し、脳神経外科という専門領域を選ばれたきっかけを教えてください。

実は、そこまでドラマチックな理由があるわけではないんです。ただ、幼い頃から救急医療や外傷治療といった現場に純粋な興味がありました。そして、医学の道に進んでからどの科を専攻するかと考えた際、自然と脳神経外科に惹かれましたね。

なぜ「脳(頭)」という領域に惹かれたのだと思われますか?

自分でも不思議なのですが、若い頃はそこまで深く難しいことは考えていませんでした。ただシンプルに興味が湧き、その好奇心のままに大学に入学し、医師としてのキャリアを突き進んできたという感覚です。

長年、第一線で脳外科医として研鑽を積んでこられたのですね。

はい。脳神経外科の中でも特に「間脳下垂体外科」という分野を専門に、11年間にわたって手術の現場に立ち続けてきました。その経験が現在の頭痛診療における的確な診断の土台になっています。

「完全ワンオペ」という新たな挑戦と決断

長年勤務医として活躍された後、なぜこのタイミングで「頭痛専門」のクリニックを開業されたのですか?

大きな病院にいると、いつかは定年を迎えます。その後も医師として仕事を続けたいと考えたとき、開業という選択肢が自分の中で自然と浮上しました。また、脳外科の外来には頭痛に悩む患者さんが非常に多く、自分の知見を最も活かせる分野だと確信したことも大きいですね。

受付から会計までお一人で行う「ワンオペ」スタイルを選ばれた理由は何ですか?

開業を決めた当初から「いかに一人で診療を完結させるか」というスタイルを模索していました。組織のしがらみなく、自分のペースで患者さんと向き合いたかったんです。デジタル化が進んだ今なら、最新のシステムを活用することで十分に可能だと判断しました。

実際にスタッフを置かずに運営されてみて、苦労はありませんか?

予約から診療、会計まですべて私が行うので、患者さんが重なると少し慌てることもありますが今はまだ自分のペースでできています。13〜14坪ほどのコンパクトな空間だからこそ、すべての工程に目が届くというメリットも感じています。

システム面ではどのような工夫をされていますか?

クラウド型の電子カルテや予約・会計システムを導入し、すべてを一体化させています。このデジタル化のおかげで、事務スタッフがいなくても一人で円滑に診療を進めることができていますね。

経営者としての誠実さと患者への想い

岡田先生が経営者、そして医師として最も大切にされている「ポリシー」を教えてください。

経営理念というほど大袈裟なものではありませんが「ずるをしないこと」を徹底しています。保険請求一つとっても「正直に・誠実に医療を行う」こと。この複雑な社会情勢だからこそ、当たり前のことを正当に行うことが重要だと考えています。

クリニックを運営していく中で、どのような瞬間に幸せを感じますか?

やはり、症状に苦しんでいた患者さんが良くなって喜んでくれたとき、その一点に尽きますね。特に頭痛は日常生活に直結する痛みですから、そこが改善して「楽になった」と言っていただけることが何よりの励みです。

患者さんと向き合う際に心がけていることはありますか?

ワンオペだからこそ、患者さんとの間に余計な介在者がいないという強みがあります。私のホームページを見て「ここがいい」と選んで来てくださる方一人ひとりに全精力を注いで対応したいと思っています。

これからの展望と次世代へのメッセージ

今後、クリニックをどのように成長させていきたいとお考えですか?

特段、規模を大きくしたいとか、スタッフを増やして多角化したいという欲はありません。今のスタイルを維持しながら、あと20年ほどこの場所で実直に診療を続けていければそれ以上のことは望みませんね。

先生にとっての「夢」とは何でしょうか?

今のように自分が納得できる形で医療を提供し続け、地域の皆さんの健やかな生活に貢献し続けること、それが私の夢です。

最後に、開業を目指す医師たちへアドバイスやメッセージをお願いします。

私のスタイルは少し特殊なので、すべてが参考にはならないかもしれません。ただ、自分が何をやりたいのか、どのような形で患者さんと向き合いたいのかを突き詰めれば、自ずと自分に合ったスタイルが見えてくるはずです。無理に手を広げすぎず自分の信念を大切にしてほしいですね。

Profile

院長 岡田 満夫

平成6年に浜松医科大学を卒業後、同大学の脳神経外科に入局。その後、米国のルイジアナ州立大学やロマ・リンダ大学での勤務を経て、帰国後は聖隷横浜病院や虎の門病院の間脳下垂体外科にて11年間にわたり専門的な手術に従事。2025年(令和7年)、東京都港区に「赤坂おかだ頭痛クリニック」を開院。長年の高度な外科的知見を活かし、現在は頭痛外来を中心に患者一人ひとりとじっくり向き合う診療を行っている。

会社情報

医院名

赤坂おかだ頭痛クリニック

設立

2025年