地域医療への貢献を目指す–浜松歯科 中野 陽平 院長の経営と情熱
2026.02.17
世界基準の技術と、母親ならではのきめ細やかな視点で患者様の未来を照らす。LiTo国際矯正歯科・藪本有香院長が語る「人と人とのつながり」から始まる温かい矯正治療。
LiTo国際矯正歯科 LiTo International Orthodontics
院長 藪本 有香
愛知県名古屋市千種区に位置する「LiTo国際矯正歯科(LiTo International Orthodontics)」。一歩足を踏み入れると、院長である藪本有香先生のこだわりが詰まった、明るく温かい空間が広がっています。 藪本先生は、国内での深い研鑽に加え、米国での留学や研修を経て培った確かな専門知識と高い技術力を持つ矯正歯科の専門医です。同時に、現在は二人の未来あるお子様を育てる「働くお母さん」でもあります。 「治療の主役は患者様であり、何よりも人と人とのつながりを大切にしたい」と笑顔で語る藪本先生。今回は、先生が矯正医を防止したきっかけから、日々の診療への想い、そしてクリニックの未来について、その誠実で温かいお人柄に触れながらたっぷりとお話を伺いました。
—お父様が歯科医師をされていたそうですが、やはり幼少期から自然と同じ道を志されていたのでしょうか?
そうですね、父が歯科医師だったという環境は確かにベースにありました。ただ、実は高校時代にアメリカのノースカロライナ州へ留学していた頃は、全く違う夢を持っていたんです。海外で働くことに憧れがあって、キャビンアテンダントになりたいな、なんて思っていました。
—そこからどのようにして歯科医師の道へ進まれたのですか?
私が進路に迷っているときに、父から「一生続けられて、女性としても自立して安定して働ける仕事として、歯科医師はとてもいいぞ」と勧められたんです。父の熱心な説得に背中を押される形で、愛知学院大学の歯学部に進学することを決めました。親から「絶対に歯医者になれ」と強制されたことは一度もなくて、私の将来を考えてのアドバイスでしたね。
—勉強に対する抵抗感などはなかったのでしょうか?医療系ですとかなり大変なイメージがありますが……。
私自身は、実はそこまで「医学部や歯学部に行くために猛勉強した!」という感覚はなくて。ただ本当に恵まれていたことに、通っていた高校や地域の環境として、周囲に勉強を頑張るお友達がすごくたくさんいたんです。お互いに刺激し合える仲間たちに囲まれていたおかげで、無理なく自然な流れで勉強に向き合うことができたのだと感じています。
—藪本先生が日々の診療において、最も大切にされているポリシーは何でしょうか。
私はとにかく「人と人とのつながり」を一番大切にしています。矯正治療というのは、一般的な歯科治療に比べても通院期間が数年単位と、すごく長くなりますよね。長い月日を一緒に伴走するからこそ、ただ機械的に歯を動かすだけでなく、患者様と心の通った信頼関係を築くことが何より重要だと考えています。
—患者様との心の距離が近いからこそ、生まれるエピソードもありそうですね。
実はつい先ほども、かなり前にうちでの矯正治療が完全に終わった患者様が、ふらっとクリニックに立ち寄ってくださったんです。「今度新しくビジネスを始めるので、そのパンフレットを見てほしくて!」と持ってきてくださって。そんな風に、治療が終わって何年も経ってからも、自分の近況を報告しに来てくれたり、頼りにしていただける関係が築けていることは、私にとって本当に幸せなことです。
—患者様からそこまで慕われる理由はどこにあると感じますか?
私自身、専門医として、他の医院では難しいと言われるような症例であっても、クオリティの高い治療を提供するという強い責任感を持っています。ですがそれと同時に、患者様と同じ目線で何でも気軽に話せる雰囲気づくりを意識しています。お互いに期待し合えて、何でも相談できる「アットホームな安心感」を大切にしているからこそ、患者様も心を開いてくださるのかもしれません。
—2022年に「LiTo国際矯正歯科」を開業されましたが、勤務医時代と比べてどのような変化がありましたか?
やはり「院長」として自分のクリニックを持つようになってから、やりがいが格段に大きくなりました。勤務医のときも患者様と仲良くさせていただいていましたが、やはり「院長先生に診てほしい」と、私という人間に全幅の信頼を寄せて来てくださる重みは開業医ならではです。責任はぐっと増しましたが、自分を信頼してくださる患者様のために、もっと頑張ろうというエネルギーが湧いてきます。
—現在、クリニックの診療体制を「週休3日・18時まで」とされているそうですが、これにはどのような意図があるのでしょうか?
これは完全に「私自身が子育てをしやすい環境」を自分で作った結果なんです。私には長女と長男の二人の子どもがいますが、以前別のクリニックで副院長をしていた頃は、家から少し距離があったこともあり、育児と勤務の両立が本当に難しくて。かといって、完全に専業主婦になってしまうと、社会とのつながりが薄れて自己肯定感が下がってしまうような気がしたんです。
—母親としての時間も、歯科医師としてのキャリアも、どちらも妥協したくなかったのですね。
そうなんです。主人も同じ歯科医師なので、同じように勉強して同じ免許を持っているのに、女性だからという理由だけでキャリアを諦めて差がついてしまうのは、負けず嫌いな私としてはどうしても悔しくて。だからこそ、自分の目の届く範囲、家から近いこの場所で、子どもたちとの時間をしっかり確保しながら、大好きな矯正の仕事にも全力投球できる「週休3日」という働き方を選びました。
—クリニック名である「LiTo(リト)」という言葉には、どのような想いが込められているのですか?また、クリニックの魅力についても教えていただきたいです。
これは、子どもたちの名前から取ったんです。私の人生の軸である子どもたちの名前を背負うことで、親御様や子どもたちの気持ちにどこまでも寄り添った治療をしたいという想いを込めています。 そして当院はグローバルな対応ができ、色んなエリアから外国の方や留学生、大人から子供まで対応できるということができます。言葉や文化、世代の壁を越えて、誰もが安心して通える温かい場所であること。それこそが、当院が誇る一番の魅力だと考えています。
—院内のデザインもとても素敵ですが、先生ご自身がアイデアを出されたのでしょうか?
はい!毎日自分が過ごす場所ですし、患者様にもリラックスして楽しんで来ていただきたかったので、内装にはすごくこだわりました。特にキッズルームは、「どんな空間なら子どもたちが退屈せずに、笑顔で過ごせるかな」と私自身がデザインや構成を一生懸命考えて作ったお気に入りの場所です。自分の好きな空間で毎日仕事ができるのは本当にモチベーションが上がります。
—最後に、今後のクリニックのビジョンや、同じ境遇で開業に悩む先生方へのメッセージをお願いします。
10年後も、スタッフや患者様みんなが健康で、楽しく笑顔で治療を続けられる場所でありたいですね。そして地域の中で「矯正のことなら、まずはリトに相談してみたら?」と言っていただけるような、信頼されるクリニックに育てていきたいです。 開業は不安もたくさんあると思いますが、自分の理想の空間で、自分のポリシーを持って患者様と深く関われる毎日は本当に充実しています。子育てとの両立で毎日バタバタですが、お母さんとしての視点は、患者様のご家族に寄り添う最大の強みになります。ぜひ恐れずに、一歩を踏み出して頑張ってください!
Profile
院長 藪本 有香
2003年に名古屋市立名東高校を在学中、米国ノースカロライナ州立East-Henderson-high schoolへ留学。帰国後、2008年に愛知学院大学歯学部を卒業し同大学総合診療科にて臨床研修を修了。2009年には同大学歯学部歯科矯正学講座に入局し、専科専攻生として矯正歯科治療に専念。2010年より板津歯科矯正歯科にて矯正医として勤務。2013年に米国アリゾナ州Tucson Tweed course、および米国ボストン大学Special Orthodontic Residency Courseを修了し、グローバルな最先端技術を修得。2014年、太田川矯正歯科クリニックの副院長に就任。同年に長女、2017年に長男を出産。子育てと臨床を両立しながら、2022年に「LiTo国際矯正歯科」を開業。専門医としての高いクオリティと、母親目線のきめ細やかな配慮が、国内外の多くの患者様から厚い信頼を寄せられている。