Interviewインタビュー

「ちょっとした不安でも気軽に相談できる存在へ」地域に根差し患者様と対話する、一般社団法人わかば会 ふかだ内科・呼吸器内科 深田充輝院長の想い

一般社団法人わかば会  ふかだ内科・呼吸器内科

院長 深田 充輝

静岡県静岡市葵区にある「一般社団法人わかば会 ふかだ内科・呼吸器内科」。院長を務める深田充輝先生は、呼吸器内科の専門医として高度な医療に携わってきた経験を持ちながら、「患者様と同じ目線で対話する診療」を最も大切にされています。今回のインタビューでは、深田先生が医師を志した少年時代の原点から、継承開業に込めた地域医療への想い、クリニックの変革と今後のビジョンまで、詳しくお話を伺いました。

患者様と同じ目線で寄り添う地域密着の呼吸器内科へ。一般社団法人わかば会 ふかだ内科・呼吸器内科 深田充輝院長インタビュー

医師としての原点と診療へのこだわり

—先生が医師を目指されたきっかけやエピソードを教えてください。

小学校4年生の夏休みに1ヶ月ほど入院したことがきっかけです。初めての入院で不安だったのですが、担当してくださった先生が頻繁に様子を見に来て声をかけてくれました。その優しさに救われて不安もなく治療を乗り越えられた体験から、「自分もこんな風に人を助け、勇気づけられる人になりたい」と思うようになりました。

—医師になるまでの過程で、勉強面などで苦労されたことはありましたか?

大学受験で1年浪人しましたし、医学部に入るのも医師になってからも勉強の連続だったので、その点は大変でしたね。ただ、もともと勉強自体はそこまで嫌いではなかったので、苦ではあっても楽しく取り組めていました。医師になりたいという夢もブレることはなかったです。

—診療をする上で、特に大切にされている「理想の医師像」はありますか?

研修医時代に出会った指導医の先生をロールモデルにしています。その先生は、車椅子の患者様にはかがんで目を合わせるなど、常に患者様の目線に立って対話されていました。専門用語をできるだけ使わず、噛み砕いて丁寧に説明する姿勢を学び、今もそれを徹底して真似しています。

継承開業の経緯とシステム改革の裏側

—総合病院での勤務を経て、なぜ継承開業という道を選ばれたのでしょうか?

総合病院で重症の患者様を救う仕事にも、大きなやりがいを感じていました。一方で、私自身は外来で患者様とじっくりお話しし、一緒に治療方針を考えていく診療スタイルにも魅力を感じていました。そんな折、前院長の先生が後任を探しておられると知り、地域に根ざした医療を提供できる良い機会だと感じ、クリニックを引き継ぐことを決めました。

—クリニックを引き継いでから、一番大変だったことは何ですか?

診療システムを短期間で大きく切り替えたことです。WEB予約やキャッシュレス決済の導入、電子カルテのクラウド化などを、数日間の休診期間中に進めました。限られた時間での作業だったため、スタッフも私も大変でしたが、みんなで力を合わせて乗り越えることができました。

—経営者としての側面を持つようになって、嬉しかったことや苦労はありますか?

多くの患者様にご来院いただき、診療を通じて感謝のお言葉を頂戴することもあり、大変ありがたく、日々の励みになっています。患者様の増加に伴い、医院の成長を実感できることも嬉しい一方で、スタッフの負担が大きくなっている面もあります。人員配置や業務分担など、無理のない運営体制づくりには、今も試行錯誤を続けています。

地域医療への貢献と未来のビジョン

—呼吸器内科の専門医として、地域でどのような役割を果たしていきたいですか?

呼吸器の病気には、早期発見や予防、適切な治療によって、重症化を防げるものも多くあります。地域の皆様に呼吸器の健康について知っていただく機会をつくり、身近な相談先として診療にあたりたいと考えています。また、より専門的な検査や治療が必要な場合には、総合病院としっかり連携し、患者様にとって適切な医療につなげていきたいです。

—今後2〜3年、あるいは将来的にどのようなクリニックにしていきたいですか?

まずは、目の前の患者様に丁寧に向き合い、地域の皆様に安心して相談していただける診療を続けていくことが大切だと考えています。そのうえで、地域のニーズに応じて診療体制やCTなどの精密検査機器を導入できる環境を少しずつ充実させ、必要な検査をより身近な場所で受けていただけるようにしたいです。総合病院との連携も大切にしながら、地域で担える医療の幅を広げていけたら理想的ですね。

—医療以外で、深田先生ご自身の密かな「夢」などはありますか?

実は水族館が大好きで、今も院内に海水魚の水槽を置いているんです。医療とは直接関係ないですが、将来的に水族館に関連するような取り組みにも関われたら面白いなと思っています。

後進のドクターと地域の皆様へ

—クリニックの運営にあたって、今後具体的にどのような環境づくりを目指していかれますか?

患者様はもちろん、一緒に働くスタッフにとっても居心地が良く、笑顔で過ごせる環境を作っていきたいですね。スタッフが気持ちよく働けることが結果として患者様への丁寧な対応や安心感につながると思っていますので、チーム一丸となって温かい雰囲気のクリニックを作っていきたいです。

—今後、開業を目指している医師の方々へメッセージやアドバイスをお願いします。

開業は大変ですが、とてもやりがいがあります。アドバイスとしては、周囲のスタッフの声にしっかり耳を傾け、客観的に自分を見つめることです。また、新規開業だけでなく地域に基盤がある「継承開業」も魅力的な選択肢だと思いますので、恐れずに飛び込んでみてください。

—最後に、地域の患者様へ向けたメッセージをお願いいたします。

「こんなことで病院に行っていいのかな?」と思うような小さな不安や、健診結果のご相談だけでも大歓迎です。受診のハードルを低くして、敷居のない通いやすいクリニックにしていますので、体調のことで何かあれば遠慮なく気軽にご相談ください。

Profile

院長 深田 充輝

浜松医科大学医学部卒業後、磐田市立総合病院や浜松労災病院、静岡赤十字病院などの基幹病院にて呼吸器内科医として研鑽を積む。令和7年には同大学院にて博士号を取得。長年、高度医療の現場で多くの患者様と向き合う中で「もっと身近な場所で、一人ひとりに寄り添う診療がしたい」という想いを抱き、「一般社団法人わかば会 ふかだ内科・呼吸器内科」の院長に就任。専門用語を使わないわかりやすい説明と、患者様と同じ目線に立つ丁寧な対話を重視し、地域の方々が気軽に相談できる頼れるかかりつけ医として尽力している。

会社情報

医院名

一般社団法人わかば会  ふかだ内科・呼吸器内科

設立

2026年4月(継承)