地域医療への貢献を目指す–浜松歯科 中野 陽平 院長の経営と情熱
2026.02.17
子どもからお年寄りまで皆の笑顔を支えたい。あかお整形外科リハビリテーションクリニックの赤尾真知子院長が、みよし市で紡ぐ「リハビリ復帰」への情熱と誠実な医療
あかお整形外科リハビリテーションクリニック
院長 赤尾 真知子
愛知県みよし市に位置する「あかお整形外科リハビリテーションクリニック」。2024年7月の開業以来、地域住民の健やかな暮らしを支える医療拠点として、多くの信頼を集めています。今回は、同クリニックの院長を務める赤尾真知子先生にお話を伺いました。学生時代のスポーツ経験から整形外科医を志し、大学病院での長年の勤務を経てみよし市での開業に至った経緯や、クリニックの名にも冠された「リハビリテーション」への熱いこだわりなど、赤尾真知子先生の医療に対する真摯な想いとこれからのビジョンについて詳しく紐解きます。
—先生が医師、そして整形外科医を目指されたきっかけから教えていただけますか?
学生時代からずっとスポーツ活動をするのが好きだったんです。私自身は特別な才能があったわけではなく、弱小チームにいただけだったのですが、スポーツに関わることが純粋に好きでした。その中で、部活動の仲間が怪我をしたり、怪我が原因で手術を受けたりする場面を何度も目の当たりにしたんです。怪我に苦しむ人たちに寄り添える仕事をしたいと考えたとき、整形外科医という道が自然と浮かび、医学部を志しました。
—高校時代からすでに将来のビジョンを描かれ、初志貫徹されたのですね。
そうですね。医学部を卒業する時にも、やはり「あの時の想い」がずっと根底にありましたので、迷うことなく整形外科医としての道を歩み始めました。
—その後、大学病院などではどのような分野を専門にされてきたのでしょうか。
私は10年以上にわたり、大学病院のほうで膝関節を専門に外来診療に携わってきました。長年、膝の関節鏡手術など数多くの手術や治療に深く携わってきたことが、現在の私の医師としての確かなベースになっています。
—2024年にクリニックを開業されることになった経緯を教えてください。
大学病院などで長く勤務する中で、「手術をする」ことだけが医師の仕事ではないと強く感じるようになったんです。患者さんと出会った最初の段階から、怪我や痛みがきちんと治って医療としての役割を終えるまで、一連の流れの中でしっかりと寄り添った医療を提供したい。そう思ったことが開業を決意した大きなきっかけです。
—開業の地として、ここ「みよし市」を選ばれた理由は何だったのでしょうか。
短い期間ではありましたが、みよし市民病院のリハビリテーション科に部長として勤務する機会がありました。みよし市は比較的若い世代が多くてスポーツ活動が非常に盛んな地域ですし、ご高齢の方々もとても元気で活動的に過ごされています。そんな活気ある街の皆さんの「地域のかかりつけ医」になりたいと思い、この場所での開業を決めました。
—実際に治療を受けられた患者さんから、どのような言葉をかけられたときが一番嬉しいですか?
やはり、患者さんに「症状がよくなりました。ありがとうございます。」と言っていただけた瞬間ですね。怪我や痛みで来院した患者さんが治療やリハビリを経て笑顔で復帰される姿を見届けることこそが私にとっての一番の幸せであり喜びです。
—クリニックを運営する上で、スタッフの採用は順調でしたか?
ありがたいことに、これまでの私の診療に携わってきた中で、私を信頼してついてきてくれたスタッフが多くいました。そのため、立ち上げの時点では理学療法士さんや看護師さんといった専門職の募集を大きくかける必要がないほどで、うちは少し恵まれすぎているなと感じるほどでした。
—職場環境を作る上で、先生が特に意識されていることはありますか?
よくスタッフに伝えているのは「横の繋がりを大事にしよう」ということです。人間ですから誰しも仕事において得意・不得意は絶対にあります。完全に「これは私の仕事」「それはあなたの仕事」と線引きしてしまうのではなく、お互いに協力し合える環境が理想ですね。
—具体的には、スタッフ間でどのような関係性を築いてほしいと考えていますか?
わからないことがあればお互いに教え合えたり、困っているときは自然と助け合えたりするような、温かい関係性を築いてほしいです。そのような職場環境を作ることが、スタッフ一人ひとりの技術の向上や、コミュニケーション能力の向上にも繋がっていくと考えています。
—経営者の視点に立ったとき、最も苦労されたエピソードがあれば教えてください。
やはり、違う環境やキャリアを持ったスタッフたちが集まる中で、みんなが仕事のしやすい環境のバランスをどう作っていくかという点ですね。「前の職場ではこうだったのに」というやり方の違いを認めつつ、「うちのクリニックではこういう風にやろうね」という新しい基盤を作っていくプロセスが、一番の試行錯誤であり、苦労した部分でもあります。
—赤尾先生の今後の「夢」やクリニックのビジョンをお聞かせください。
一般的な整形外科の医療だけにとどまらず、将来的には介護や福祉といった分野まである程度網羅し、活動の規模を広げていけるクリニックを目指しています。地域にしっかりと密着し、子どもからお年寄りまで、何かあったら「あそこに行けばあの先生がいるから安心だ」と、地域の中で必要とされ続ける存在でありたいです。
—最後に、これから開業を目指す、あるいは同じ境遇にいる先生方へアドバイスやメッセージをお願いします。
今の時代、クリニックを開業すれば簡単に儲かるとか、すぐに軌道に乗るというわけではないかもしれません。ですが、目の前の患者さんに対して「誠実に医療を提供する」ということをきちんと積み重ねていけば、開業医の未来はまだまだ明るいですし、非常にやりがいのある仕事だと確信しています。お金も大切ですが、何よりも「人があってこその経営」ですから、人を大切にする経営者でありたいですね。
Profile
院長 赤尾 真知子
1996年3月に岐阜県立岐阜北高等学校を卒業後、同年4月に愛知医科大学へ入学。2002年3月に同大学を卒業し、同年4月に医師免許を取得。愛知医科大学の研修医、および整形外科入局を機に医師としてのキャリアを本格的にスタート。山崎外科整形外科病院やメイトウホスピタルでの勤務を経て、2010年7月より愛知医科大学整形外科医員助教に就任。2012年5月に医学博士を取得。その後、愛知医科大学整形外科の助教、講師を歴任し、2022年10月にはみよし市民病院のリハビリテーション科部長に就任。これまでの豊富な臨床経験と膝関節専門医としての知見を活かし、2024年7月、愛知県みよし市に「あかお整形外科リハビリテーションクリニック」を開業。地域に根ざした、すべての世代に寄り添う医療の提供に尽力している。