「怪我を理由に夢を諦めさせない」科学的根拠に基づいた治療でアスリートの未来を拓く――「夢」整形外科スポーツクリニック 岡崎史朗院長
2026.02.12
地域の脳を守り、心に寄り添う医療を。いわた脳神経外科クリニック・岩田亮一院長が紡ぐ、最先端と地域密着の融合
いわた脳神経外科クリニック
院長 岩田 亮一
大阪市城東区に位置する「いわた脳神経外科クリニック」。2020年の開院以来、多くの患者様の悩みに応え続けているのが、院長の岩田亮一先生です。大学病院で15年間にわたり脳腫瘍や脳卒中の手術、研究の第一線で活躍してきた岩田先生が、なぜ慣れ親しんだ医局を離れ、地域医療の道を選んだのか。そこには、阪神・淡路大震災での被災経験や、恩師との出会い、そして「救える命を救いたい」という医師としての強い信念がありました。本記事では、岩田亮一院長のこれまでの歩みと、クリニックが目指す「患者様の幸せ」を第一に考えた医療の姿に迫ります。
—さっそくですが、岩田先生が医師を志したきっかけを教えていただけますか?
大きな転機は中学1年生の時に経験した阪神・淡路大震災です。家が全壊し、弟が足を怪我してしまったのですが、駆け込んだ病院で命を助けられました。また、同時期に父も病を患い、無事に治療を終えることができました。こうした経験から、命に関わる仕事への強い憧れが芽生えました。
—脳神経外科という専門分野を選ばれた理由は何でしょうか?
脳は非常に神秘的な臓器であり、まだ解明されていない部分が多い点に惹かれました。研究にも興味がありましたが、現場で患者様を診るうちに「目の前で倒れている人を自分の手で救える医師になりたい」という思いが強くなり、臨床の最前線である脳神経外科を選びました。
—なぜ大学病院を離れ、開業という道を選ばれたのですか?
大学病院で15年ほど過ごす中で、ある脳外科の理事長先生に出会いました。その先生はMBAも取得されており、経営者として患者様にとってベストな環境を自由に作り上げていたんです。大きな組織ではできない、理想の医療環境を自分の手で実現したいと強く感じたことがきっかけです。
—いわた脳神経外科クリニックの強みや専門領域について教えてください。
大学病院での経験を活かし、脳腫瘍や脳卒中の早期発見・管理はもちろんですが、特に「頭痛外来」に力を入れています。MRIで脳の異常がないかを確認した上で、患者様の生活背景まで踏み込んだ丁寧な診察と治療を行っています。
—「頭痛外来」において大切にされている考え方はありますか?
私はよく「頭痛からの卒業」という言葉を使います。「痛みが原因で暗い気持ちになっていた方が、適切な治療で笑顔を取り戻し、通院の必要がなくなること」それが私の目指す治療のゴールです。
—地域医療において、クリニックが果たすべき役割をどうお考えですか?
大学病院のような救急の現場では「もっと早く診断できていれば」という症例を何度も見てきました。街のクリニックとしてMRIなどの設備を整え、手遅れになる前に病気を見つける「最後の砦」でありたいと考えています。
—開業してから、経営面で苦労されたことはありましたか?
医師としての経験はありましたが、経営やマネジメントはレベル1からのスタートでした。最初は患者様が一人も来ない日もあり、スタッフ管理や組織作りの難しさを痛感しました。大学病院時代は当たり前だと思っていた環境が、実は多くの裏方の支えで成り立っていたのだと改めて学びました。
—組織運営において、特に意識されていることは何でしょうか?
現在は100名近いスタッフがいますが、私自身の考えを常に発信し、共有することを大切にしています。各部署にリーダーを置いてタスクシフトを進め、スタッフ全員が俯瞰的な視点を持って動ける組織を目指しています。
—最新技術やシステムの導入についても積極的だと伺いました。
はい、AI搭載の最新MRIや電話自動応答システムなどを積極的に導入しています。これはスタッフの負担を減らすだけでなく、患者様をお待たせせず、より精度の高い医療を提供するための投資です。常に最新の知見を取り入れる姿勢を忘れないようにしています。
—診療を通じて、どのような瞬間にやりがいを感じますか?
絶望的な気持ちで来院された患者様が、治療を経て笑顔で「卒業」される姿を見る時が一番の幸せです。また、早期発見で命を救い、元気になった姿を見せに来てくださることも、医師としてこの上ない喜びです。
—今後のクリニックの展望や夢を教えてください。
今後はさらに事業規模を拡大し、より多くの患者様を救える体制を作りたいです。頭痛外来だけでなく、物忘れ外来など各分野に特化したチームを構築し、日本、そして世界レベルの医療を地域で提供し続けたいと考えています。
—これから開業を目指す、あるいは挑戦を続ける方々へメッセージをお願いします。
開業は借金のリスクや責任も大きいですが、自分の理想とする医療を追求し、患者様やスタッフと共に成長できる素晴らしい道です。現状に甘んじることなく、常に高みを目指して挑戦し続けることで、見える景色は必ず変わります。ぜひ勇気を持って一歩を踏み出してください。
Profile
院長 岩田 亮一
2006年に関西医科大学附属滝井病院にて研修を開始。その後、岸和田市民病院脳神経外科などを経て、関西医科大学附属病院では助教や講師を歴任されています。 脳神経外科の専門医として、高度な手術から最先端の研究まで幅広く従事してこられました。2020年12月には、地域の方々が気軽に相談できる環境を作るため、大阪市城東区に「いわた脳神経外科クリニック」を開院。現在も関西医科大学附属病院の非常勤講師を務めるなど、アカデミックな知見を地域医療へと還元されています。