自然体で挑み続ける美容医療 ― CHINOWA CLINIC 則本翔先生インタビュー
2025.11.12
「動く喜び」をすべての人へ。ふかおスポーツクリニック整形外科・深尾 悠 院長が掲げるリハビリの理想形
ふかおスポーツクリニック整形外科
院長 深尾 悠
宮崎県宮崎市清武町に位置する「ふかおスポーツクリニック整形外科」は、地域住民やスポーツに励む若者たちから厚い信頼を寄せられているクリニックです。院長を務める深尾悠先生は、大学病院やリハビリテーション部での豊富な経験を経て、「安静にするだけでなく、今できる動きを生かしながら治していく」という独自の診療スタイルを確立されました。本記事では、深尾先生が医師を志した原点から、実の弟に背中を押されたという開院のエピソード、そしてスタッフ一丸となって取り組む「身体を動かす喜び」を支える医療の在り方について、詳しくお話を伺いました。
—さっそくですが、深尾先生が医師を志したきっかけについて教えてください。
幼い頃から、父が医師を目指していたという話を聞いて育ちました。母も看護師をしており、医療というものがいかに人々の生活にとって必要不可欠で、またそれを仕事にすることがいかにやりがいのある事かということを身近に感じていたため、自然とこの道を目指すようになりました。
—開業を決意された具体的な経緯についてお聞かせください。
3歳下の弟の存在が大きかったですね。彼も医師をしており、私より5年早く開業していたのですが、彼から開業医としてのやりがいを聞くうちに刺激を受けました。自分の理想とする医療を信頼できるメンバーと共に実現したいという思いが強くなり、決断に至りました。
—実際に開院して、以前の勤務医時代と心境の変化はありましたか?
一職員として働いていた頃とは異なり、経営者としてスタッフとの関係構築や人事面に責任を持つことの重さを実感しています。すべては最終判断を行う自分の責任となるため、チーム作りへのこだわりが強まりました。
—クリニック名に「スポーツ」と冠されていますが、専門領域はどう設定されていますか?
公認スポーツドクターの資格は持っていますが、特定の部位の専門領域は持ち合わせておりません。一般的な外傷からスポーツ障害まで幅広く対応することを大切にしています。スポーツに励むすべての方を支えたいという思いから、この名称にしました。
—「ふかおスポーツクリニック整形外科」ならではの治療に対する考え方、ポリシーを教えてください。
「身体を動かす喜びをすべての人に」を掲げています。多くの整形外科で耳にする「痛いときはとにかく安静に」ではなく、当院では適切な安静度の指導のもとリハビリを通じて治していくアプローチを重視しています。
—患者さんとの関わりの中で、特に意識されていることはありますか?
患者さんの待ち時間を考慮し、診察については予約制をとらず受付順にしています。一方で、理学療法士による専門的なリハビリは予約枠を設け、一人ひとりにしっかりと向き合える体制を整えています。
—開院から現在まで、どのような集患対策をされてきましたか?
開院当初は市内に4箇所ほど看板を設置したり、バス広告を出したりしました。また、地元の大学の部活動や中学生の野球チームのスポンサーを務めるなど地域コミュニティを支援しながら認知を広めています。
—デジタル面での情報発信についても積極的に取り組まれていますね。
はい。若い世代向けにSNSでの発信も行っています。業者に委託するのではなく、スタッフと私で内容をチェックしながら更新することで、クリニックの雰囲気がダイレクトに伝わるように工夫しています。
—運営において、スタッフの皆さんはどのような役割を担っていますか?
私が診療に集中できるよう、事務長やコメディカルスタッフが現場を支えてくれています。今後は法人の体制をさらに整え、スタッフの負担も考慮した安定した組織作りを目指しています。
—今後のクリニックの展望、先生の夢を教えてください。
宮崎県全域の方に「ふかおスポーツクリニックで治療・リハビリがしたい」と思っていただける場所にしたいです。また、スタッフが各競技の現場で活躍できるような受け皿になりたいと考えています。
—先生にとって日々の中で「幸せ」を感じる瞬間はどんな時でしょうか?
『ここに来たら元気が出たわ』と言っていただけることが何よりの喜びです。初診からリハビリを経て完治するまでを見届け、患者さんの笑顔を見られた時にやりがいを感じます。
—最後に、これから開業を目指す先生方へメッセージをお願いします。
資金面も重要ですが、何より「人事」の面をしっかり整えることをお勧めします。信頼できるスタッフを確保し、診療に集中できる環境を整えてからスタートすることで、結果的に質の高い医療を提供し続けることができるはずです。
Profile
院長 深尾 悠
私立東海高等学校を卒業後、宮崎大学医学部医学科へ進学。豊田厚生病院での初期研修を経て、宮崎大学医学部附属病院整形外科、宮崎市郡医師会病院、同大学リハビリテーション部などで研鑽を積む。大江整形外科病院の副院長を務めた後、宮崎市清武町に「ふかおスポーツクリニック整形外科」を開院。日本スポーツ協会公認スポーツドクターとして、地域医療とスポーツ振興の双方に貢献している。