こころに寄り添い続ける医療を–こころサポートクリニック 平山 貴敏 院長インタビュー
2025.10.29
専門性と地域医療への情熱が融合!ぎょうとく内科・内視鏡クリニック 院長が目指す「三方よし」の医療とは?
ぎょうとく内科・内視鏡クリニック
院長 行德 芳則
東京都台東区浅草橋に位置する「ぎょうとく内科・内視鏡クリニック」。大学病院で消化器内科、特に胆膵内視鏡分野のスペシャリストとして研鑽を積んできた行德 芳則先生が、2024年4月に院長として開院されました。その高度な専門性を活かしつつも、地域に根差した「なんでも相談できるかかりつけ医」として、患者様一人ひとりに真摯に向き合っていらっしゃいます。スムーズな診療を支えるためのデジタル化や、スタッフ全員の意識統一への取り組みなど、患者様への「優しさ」を追求する行德先生の想いに迫ります。
—行德先生が医師を志されたきっかけは何でしょうか?
父も祖父も医師でしたので、幼い頃からその背中を見て育ちました。自然と「将来は自分も医師になる」と考えるようになったのが、最初のきっかけです。
—数ある診療科の中で、消化器内科を選ばれた理由は何でしょうか?
消化器内科の中でも、特に内視鏡に魅力を感じました。内視鏡というツールを使って、病気を「診断」するだけでなく、ポリープ切除などの「治療」まで一貫して行える点にやりがいを感じたからです。また、内視鏡の技術が進化しており、新しい処置具なども使いやすくなっていることも、この分野を選んだ大きな理由です。
—大学病院でのご経験を活かした、クリニックの「強み」や「専門性」はどのような点でしょうか?
大学病院では肝臓内科と胆膵内視鏡の治療を専門としてきましたが、その経験を活かし、当クリニックでは一般的な内科診療や内視鏡検査に加え、肝臓の専門診療に力を入れています。肝臓病は自覚症状がないまま進行することが多いため、早期のチェックが非常に重要です。
—特に力を入れている肝臓病の診療について、強みとなる設備はありますか?
はい、肝臓の「硬さ」を測る特殊な医療機器である「フィブロスキャン」を導入しています。これは、肝硬変や肝臓がんのリスクを評価する上で非常に有用な機器です。東京23区内のクリニックではまだ数少ない機器であり、大学病院に行く前の段階で、専門的に肝臓の状態をチェックできるのが当クリニックの大きな強みです。
—クリニックを経営する上で、大切にされている「理念」や「モットー」があれば教えてください。
近江商人の「三方よし」の考え方をベースに、「患者様よし」「スタッフよし」「世間よし」という形を目指しています。関わる全ての人たちが幸せになるようなクリニックを目指したいと思っています。
—診察や診療において、特に意識されていることは何でしょうか?
患者様は不安を抱えて来院されますので、その不安を少しでも取り除けるように意識しています。病気に関してもわかりやすい言葉で説明し、診察の最後に「聞き返し」や「質問」の時間を必ず設け、疑問が残らないように確認しています。
—クリニックの運営体制について、患者様からの評価が高い理由は何だとお考えですか?
私だけでなく、スタッフ全員が患者様の気持ちに寄り添って対応できるよう、意識を共有している結果だと思います。受付や看護師も、患者さんのことを考えて「こうしたらもっと良くなる」と意見を出してくれます。また、当院は私と父、そして協力的な7名のスタッフの計9名体制で運営しています。意図的に余裕を持った人員配置をしているので、心に余裕を持って患者様に優しく接することができる環境も大きいと感じています。
—先生方とスタッフの皆様との連携が、患者様の安心につながっているのですね。
はい。スタッフが自ら考えて動いてくれるため、私一人が決めるのではなく、みんなで協力してより良い診療体制を作り上げています。これは、大学病院時代とはまた違った、開業医としての大きなやりがいになっています。
—スムーズなクリニック運営のために、導入して良かったと感じているシステムやツールは何でしょうか?
効率的で質の高い診療を提供するために、「Web問診」システムと「セミセルフレジ」を導入しています。
—Web問診の導入で、どのような効果がありましたか?
患者様が来院前に問診票を入力できるため、事前に情報を把握し、診察内容を準備できます。これにより、待ち時間を大幅に短縮でき、患者様が来院したらすぐに診察に入れるケースも増えました。私たちもカルテの準備がしやすくなり、効率が向上しました。
—セミセルフレジの導入メリットは何でしょうか?
会計の待ち時間短縮と、スタッフの負担軽減に役立っています。患者様もスムーズに精算でき、スタッフは受付業務に集中できるようになりました。予約システムも導入しており、予約枠を適切にコントロールすることで、過度な混雑を避け、質の高い診療を維持できるように努めています。
—これらのシステムは、患者様とクリニック双方にとって、良い影響を与えているのですね。
その通りです。患者様は待ち時間が少なくスムーズに診療を受けられますし、私たちも患者様に集中して丁寧な医療を提供できています。結果的に、関わる全ての人にとって良い環境になっていると感じています。
—今後2〜3年で、クリニックをどのように発展させていきたいというビジョンはありますか?
現在の専門である消化器内科・肝臓病に加え、例えば糖尿病や循環器などの分野にも専門医を迎え、診療の幅を広げていきたいと考えています。患者様にとって、一つのクリニックで複数の専門的な相談や治療を完結できることは、大きなメリットになります。
—それは地域住民にとって大変心強いですね。診療の幅を広げることで、どのようなクリニックを目指されますか?
地域の皆様がより安心できる医療機関です。大学病院や総合病院に行く一歩手前で、専門性の高い医療を受けられる「地域医療の中核」のような存在を目指したいと思っています。患者様に選んでもらい、「ここで診てもらえて良かった」と感じていただけるようなクリニックにしていきたいです。
—開業医を目指す後輩の先生方に、何かアドバイスはありますか?
ぜひ今のうちに、働く体力と精神力を養っておくことをお勧めします。開業医は、診療時間外にも経営者としての業務が多く、多忙な日々を送ることになります。体力的なベースがあることで、質の高い医療を長く提供し続けることができます。
—最後に、行德先生にとっての「最終的な夢」や「目標」をお聞かせください。
私と関わったすべての人、すなわち患者様、スタッフ、そしてその家族も含めて、幸せになれるような組織、クリニックにできたらと思っています。患者様には「選んで良かった」と心から思ってもらいたいですし、スタッフには「ここで働いて成長できた」と感じてほしい。みんなが幸せに成長できる環境づくりに、これからも努力していきたいです。
Profile
院長 行德 芳則
2013年3月に獨協医科大学医学部を卒業後、同大学病院で初期研修を経て消化器内科を専門に研鑽を積まれました。消化器内科医として臨床経験を重ねる中で、救命救急センターでの勤務や、複数の関連病院での非常勤勤務も経験し、幅広い診療能力を培っています。特に、胆膵内視鏡分野において高度な専門性を持ち、2023年2月には獨協医科大学にて医学博士号を取得されています。2024年4月、東京都台東区浅草橋にて「ぎょうとく内科・内視鏡クリニック」を開院。地域のかかりつけ医として、大学病院レベルの専門的な検査・治療を提供されています。