医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
否定から入らず、患者様の「今」を支えるパートナーへ。「はまゆり糖・生活習慣病クリニック 溝の口」院長が追求する、通い続けたくなるクリニックの在り方
はまゆり糖・生活習慣病クリニック 溝の口
院長 原 興一郎
神奈川県川崎市、利便性の高い溝の口駅前に位置する「はまゆり糖・生活習慣病クリニック 溝の口」。2023年の開院以来、専門性の高い糖尿病診療と、親しみやすい対話で地域住民から絶大な信頼を寄せられているのが院長の原興一郎先生です。大学病院や地域の中核病院で数多くの症例に向き合ってきた原先生が、なぜこの地で開業を決意し、どのような想いで診察室に立っているのか。Googleの口コミでも高評価を得ている理由は、単なる薬の処方にとどまらない「患者の人生に寄り添う姿勢」にありました。今回は原先生に、診療のこだわりからスタッフへの想い、そしてこれからの展望まで詳しくお話を伺いました。
—まず、原先生が医師を志したきっかけを教えてください。
実は、あまり記事にできるような格好いいエピソードはないんです(笑)。自分の腕一本で直接人の役に立てる、自立した職業として医師を選んだというのが正直なところです。
—多くの街がある中で、なぜこの溝の口を選ばれたのでしょうか?
溝の口は非常に大きな街ですが、私が物件を探していた当時は、専門医による糖尿病クリニックがまだ少なかったんです。ここなら自分の専門性を最大限に活かせるのではないかと考え、この地に決めました。
—実際に開業してみて、いかがですか?
同じ専門性のあるクリニックが複数ありますが、それだけニーズがある場所なのだと実感しています。しかし、努力した分だけ結果も伴うため、やりがいも感じています。
—日々の診察で、特に意識されていることは何ですか?
一番大切にしているのは「信頼関係」です。糖尿病や生活習慣病は一朝一夕で治るものではなく、一生付き合っていくものです。だからこそ、まずは患者様を「否定しないこと」を徹底しています。
—具体的には、どのようなコミュニケーションを心がけているのでしょうか?
生活習慣の改善は、やりたくても頑張れない時期が誰にでもあります。そこを責めるのではなく、その方の生活背景まで理解した上で、一緒にどうするかを考える。たまには病気とは関係ない雑談も交えながら、通うことが苦にならない雰囲気作りを大切にしています。
—大学病院時代と比べて、患者様への向き合い方に変化はありましたか?
大学病院では組織の名前で患者様がいらっしゃいますが、クリニックは「僕」という人間を目がけて来てくださいます。より一人ひとりの期待に応え、責任を持って向き合わなければならないという意識は強くなりましたね。
—スタッフの皆さんの採用や教育で苦労された点はありますか?
採用後の定着や人数の確保は常に課題ですが、今のスタッフは本当によく勉強してくれています。糖尿病療養指導士などの資格取得を目指すスタッフには、講習会費用のサポートなども行い、院全体の知識向上を図っています。
—チーム医療として、スタッフに伝えている想いはありますか?
医師には言いにくいことでも、看護師や受付スタッフには話せるという患者様も多いです。そのため、スタッフが患者様の「本音」を汲み取れるような環境、そしてそれを私にフィードバックしてくれる関係性を重視しています。
—患者様からも「スタッフが熱心」という声が多いようですね。
そう言っていただけると嬉しいですね。私が不在の際でも、スタッフが患者様の不安を受け止め、専門的な知識でアドバイスできる体制を整えることで、クリニック全体の信頼に繋がっていると感じています。
—今後のクリニックのビジョンについてお聞かせください。
まずは今のスタッフたちがさらに成長し、資格を取得するなどして、より専門性の高いチームを作っていくことです。スタッフ全員が高い意識を持つことが、患者様の安心に直結すると考えています。
—分院展開や事業拡大などの夢はありますか?
ゆくゆくは継承や分院展開も選択肢には入るかもしれませんが、今はまだ具体的には考えていません。まずはこの場所で、地域の方々に「ここに来てよかった」と言われ続ける場所でありたいですね。
—これから開業を目指す先生方へメッセージをお願いします。
経営面では、ウェブサイトの充実やSEO・MEO対策などのマーケティングも大切ですが、根底にあるのは「患者様のために何ができるか」という想いです。誠実に患者様と向き合い続ければ、結果は自ずとついてくると信じています。
Profile
院長 原 興一郎
2003年に私立聖光学院高等学校を卒業され、2009年に東京医科大学医学部医学科を卒業されました。2011年に東京大学医学部附属病院および同愛記念病院での初期研修を修了された後、東京慈恵会医科大学の糖尿病・代謝・内分泌内科へ入局されています。 その後、静岡県富士市立中央病院や、東京慈恵会医科大学附属病院(本院・第三病院・柏病院)などにおいて、糖尿病および生活習慣病診療の研鑽を積まれました。2023年には、神奈川県川崎市に「はまゆり糖・生活習慣病クリニック 溝の口」を開院されています。現在は専門医としての確かな知見に基づき、患者様一人ひとりの生活に即した丁寧な診療を提供されています。