「怪我を理由に夢を諦めさせない」科学的根拠に基づいた治療でアスリートの未来を拓く――「夢」整形外科スポーツクリニック 岡崎史朗院長
2026.02.12
元航空会社勤務の医師が紡ぐ「家族」のような温かい医療。ほかり皮ふ・形成外科クリニック 帆苅 直弘 院長の挑戦
ほかり皮ふ・形成外科クリニック
院長 帆苅 直弘
大阪府東大阪市に位置する「ほかり皮ふ・形成外科クリニック」。院長を務める帆苅直弘先生は、工学部卒業後に日本航空(JAL)でパイロット訓練生として空を目指したという、医師としては異色の経歴の持ち主です。 挫折や家族の病という人生の転換点を経て、28歳で医学の道を志した帆苅院長。そんな異色の歩みを経てきた帆苅先生の根底にあるのは、困難を乗り越えてきたからこそ持てる、患者さんへの深い共感と優しさです。 その眼差しは、常に患者さんの「その先の笑顔」を見つめています。皮膚科・形成外科・美容医療という幅広い選択肢を持ち、地域の方々が悩みを気軽に相談できる「一番の理解者」でありたいと願う帆苅先生に、開院に込めた想いや、大切にされている医療のあり方について詳しくお話を伺いました。
—「工学部卒業からパイロット訓練生を経て医師」という異色のキャリアを歩まれたきっかけは何だったのでしょうか?
もともとは日本航空でパイロットを目指していました。しかし、2010年の経営破綻によって訓練が中止になり、地上職への変更を余儀なくされたんです。非常に悔しい思いをしましたが、「それなら別の道で、直接的に人に喜ばれる専門職に就こう」と考えたのが始まりでした。
—そこから医学部への再受験を決められたのですね。
はい。ちょうどその時期、母にがんが見つかり、父もすでに病死していたという家庭環境もありました。医療の現場を身近に見てきた経験から、28歳という年齢で「最後のアタック」として医学部に入り直す決意をしました。
—実際に医師になってみて、航空会社勤務時代との共通点や違いはありますか?
どちらも高度な専門性が求められる仕事ですが、今のほうが患者さんの反応をダイレクトに感じられます。周りは10歳も年下ばかりで大変な時期もありましたが、あの時の決断があったからこそ、今こうして一人ひとりの患者さんと向き合えているのだと感じます。
—皮膚科・形成外科を選ばれ、そして自ら開院された理由を教えてください。
皮膚科は赤ちゃんからお年寄りまで幅広く診られる点に惹かれました。また、形成外科を学ぶことで「診断から手術まで自分の手で一貫して責任を持つ」というスタイルを確立したかったからです。大学病院や奈良のクリニックで研鑽を積む中で、自分のやりたい医療をより追求したいと考え、開院に至りました。
—「ほかり皮ふ・形成外科クリニック」が診療で最も大切にしていることは何でしょうか?
一言で言えば「笑顔」です。どんなに忙しくても、患者さん一人ひとりとしっかり向き合い、診察室を出る時には一度は笑顔になっていただけるような丁寧なお声がけを徹底しています。
—クリニックの運営において、スタッフとの向き合い方で意識している点はありますか?
スタッフも患者さんも「家族」のように接することを大切にしています。働くスタッフが充実感を持って笑顔でいなければ、患者さんに質の高い医療を提供することはできません。思いやりを持って仕事ができる職場づくりを目指しています。
—開院してからこれまで、特に印象に残っているエピソードはありますか?
土日診療を行っているのですが、「土日に診てもらえて本当に助かった」と言っていただけると、今のスタイルを選んで正解だったと実感します。また、手術をして長年の悩みが解消された患者さんの喜ぶ姿を見るのが、私自身の大きな原動力になっています。
—今後のクリニックのビジョンについて教えてください。
皮膚のことでも、見た目のことでも、「困ったらとりあえず『ほかり』に行けば大丈夫」と信頼される地域の砦になりたいです。特に、保険診療では対応しきれない悩みに対しても美容医療という選択肢を提示できる、幅の広いクリニックであり続けたいですね。
—今後、特に周知していきたい治療などはありますか?
眼瞼下垂(がんけんかすい)などの手術治療です。ご自身が病気だと気づかずに不自由を感じているお年寄りの方も多いので、「手術で生活がこんなに楽になるんだ」ということをもっと広めていきたいと考えています。
—医師としてだけでなく「経営者」として苦労されている点はありますか?
まだ開院して間もないので試行錯誤の連続です。患者さんが来ない日の不安や、逆にスタッフが足りない日の忙しさなど、現場に出て初めてわかる厳しさもあります。それでも、一歩ずつ理想の形に近づいている手応えを感じています。
—今後の組織づくりにおいて、どのようなビジョンをお持ちですか?
スタッフが「仕事に行くのが楽しみだ」と思えるような職場を作ることが、結果として最高の医療提供に繋がると信じています。 クリニックとして安定した基盤を築き、それをスタッフの環境づくりに充てることで、全員がプライベートも仕事も充実できる。そんな好循環を生む組織でありたいと考えています。
—開業を検討している同業の先生方へ、何かアドバイスはありますか?
開業準備も含め、強い気持ちがないとなかなか難しい世界ですが、自分のやりたい医療を100%追求できるのは開業医だけの特権です。私自身、今は家族との時間も削るほど多忙ですが、この挑戦を選んで本当に良かったと実感しています。
Profile
院長 帆苅 直弘
北海道大学工学部、同大学院を卒業後、日本航空株式会社にパイロット訓練生として入社。 2010年の経営破綻に伴う訓練中止を機に、医師への転身を決意。 旭川医科大学を卒業後、一宮西病院での研修を経て、名古屋大学皮膚科に入局。 その後、奈良のクリニックにて研鑽を積み、分院の院長を歴任。 一般皮膚科から形成外科手術、美容医療まで幅広い知識と技術を習得し、2026年、東大阪市に「ほかり皮ふ・形成外科クリニック」を開院。 専門性に裏打ちされた確かな技術と、患者さんに寄り添う温かな診療スタイルが多くの信頼を集めている。