患者さんと同じ目線で立ち、一生の伴走者へ。アトピースキンケアクリニック 古橋卓也院長が掲げる「伴走型医療」の真意
2026.02.20
「治す場所」から「守る場所」へ。目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科 藤澤將人院長が紡ぐ、地域に根差した一生涯のパートナーシップ
目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科
院長 藤澤 將人
東京都新宿区、歴史ある街並みが残る目白・下落合エリアに位置する「目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科」。ここで院長を務める藤澤將人先生は、単に虫歯を治療するだけでなく、患者さんの「一生涯の健康」を見据えた医療を提供しています。父も歯科医師という環境で育ち、自らの矯正治療経験を通じて歯並びの大切さを実感した藤澤院長。現在は、0歳からの「噛む・話す・呼吸する」機能の育成に情熱を注いでいます。今回は、藤澤院長に歯科医師を志した原点から、地域医療への想い、そして未来のビジョンなど幅広くお伺いしました。
—まずは、藤澤先生が歯科医師を志したきっかけを教えてください。
父が歯科医師だったこともありますが、自分自身の経験が大きいです。幼少期に父から矯正治療を受けていたのですが、当時はそのありがたみが分かっていませんでした。高校生になって昔の写真を見返し、整えられた口元を見て初めて矯正の価値に気づいたことが、この道を選んだ原点です。
—実際に歯科医師になられてから、お父様の影響を感じることはありますか?
父は一般歯科と矯正歯科の両方を手がける歯科医師でした。私自身も大学病院では矯正歯科に所属していましたが、現在は父と同じように、一般歯科と矯正の両面から患者さんを支えるスタイルをとっています。
—大学病院時代の経験が、現在の診療にどう活かされていますか?
小児・矯正歯科での経験は、現在の「機能から整える」というアプローチの基礎になっています。専門性を持ちつつ、それをいかに分かりやすく患者さんに還元するかを常に考えています。
—クリニックで特に力を入れている「口腔機能発達不全症」とは何でしょうか?
単に歯を並べるのではなく、「食べる・喋る・呼吸する」といった機能を正しく育てることです。機能が整えば顎が正しく成長し、結果として歯並びの予防や全身の健康増進に繋がります。
—「マイナス1歳からのケア」を提唱されている理由を教えてください。
赤ちゃんの抱っこの仕方や授乳の習慣から、すでにお口の健康作りは始まっているからです。歯が生える前から正しい機能を知ってもらうことで、将来虫歯や歯並びで悩む子を減らしたいと考えています。
—お子さん向けのトレーニング(MFT)についても詳しく教えてください。
30回噛むことや舌の体操など、一見シンプルですが非常に重要です。当院では歯科衛生士が中心となって、歯磨き指導と同じような感覚でこの機能を鍛える指導を行っています。
—予防に対する意識をどう変えていきたいですか?
歯科医院を「悪くなってから行く場所」ではなく、美容院のように「良い状態をキープするために行く場所」に変えていきたいです。
—「家族みんなで通える」というコンセプトにはどんな思いが込められていますか?
おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんまで、家族全員の口腔環境を把握することで、生活習慣に踏み込んだ予防提案ができるからです。
—長年通われている患者さんも多いとお聞きしました。
父の代から数えると50年近いお付き合いになる患者さんもいらっしゃいます。歴史ある目白という土地柄、代々通ってくださる方が多く、「地域のみなさんの歯を守る」責任を強く感じます。
—患者さんからの紹介が多いのも貴院の特徴ですね。
ご家族やご友人を紹介していただけることは、私たちへの最大の信頼の証です。特に午後の時間帯は、口コミで来てくださるお子さんたちで賑わい、活気にあふれています。
—今後のクリニックの展望についてお聞かせください。
医院の規模をただ大きくするのではなく、一人ひとりの患者さんに目を光らせることができる「名医より良医」という師匠の言葉を大切に、質の高い医療を継続していきたいです。
—これから開業を目指す若手の歯科医師へアドバイスはありますか?
自分の理想とする治療を実現するには、しっかりとした診断力と、歯科衛生士が主役となれる環境作りが不可欠です。共に学び続ける姿勢を忘れないでほしいですね。
Profile
院長 藤澤 將人
2004年3月に日本歯科大学を卒業後、2005年4月より同大学附属病院の小児・矯正歯科に入局し、専門的な研鑽を積んできました。2011年4月には同附属病院矯正歯科の臨床講師に就任し、長年にわたり後進の育成にも尽力しました。 2012年5月、新宿区下落合に現在の「目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科」を開業。現在は日本矯正歯科学会をはじめとする多数の学会に所属しており、日々の診療の傍ら、全国の歯科医師や歯科衛生士を対象とした口腔機能トレーニングのセミナー講師を務めるなど、歯科業界全体の底上げにも精力的に取り組んでいます。