なぜ、訪問診療という形で地域医療に貢献するのか?仙台みやぎの訪問クリニック 院長 川村 雄剛 先生に聞く、医師としての信念と挑戦
2025.10.01
「健康寿命のベクトルを、ここから変える」亀戸内視鏡・胃腸内科クリニック・丸岡大介院長が紡ぐ、人と人との信頼を繋ぐ究極の内視鏡医療
医療法人社団丸亀会 亀戸内視鏡・胃腸内科クリニック
院長 丸岡 大介
東京都江東区、亀戸駅から徒歩すぐの好立地に位置する「亀戸内視鏡・胃腸内科クリニック」。2020年4月の開院以来、地域に根差した質の高い内視鏡診療を提供し、多くの患者様から厚い信頼を寄せられています。今回は、同クリニックの院長を務める丸岡大介先生にお話を伺いました。大学病院での豊富な臨床・研究経験を経て、なぜこの亀戸の地での開業を決意されたのか。そこには、「関わったすべての人を幸せにしたい」という丸岡先生の確固たる信念と、未来の患者様へ向けた熱い想いがありました。ユーモアを交えながらも、医療の本質を突き詰める丸岡先生のインタビューをお届けします。
—丸岡先生が医師を志したきっかけについて教えていただけますでしょうか。
実は、最初から医師を目指していたわけではないんですよ。高校の途中頃までは同じ先生でも「小学校の先生」になりたいと思っていました。自分自身が素晴らしい先生方に恵まれていたこともありますし、幼少期の影響って人生においてすごく大きいじゃないですか。そのまだ小さい頃に自分が教師として関わって良い影響を与えることができれば、幸せな人生を創る手伝いができるのでは?それって自分にとってもすごく幸せなことだと思ったんですよね。
—教師から医師へと、志が変わったタイミングがあったのですね。
「医師になってみんなの健康寿命を延ばすことで、その人たちが世の中によい影響を及ぼす期間を長くすることで、私は世の中の役に立とう」と考えて、医学部への道へ進むことを決めました。
—幼少期の「教師になりたい」という想いと、現在の医師としての姿勢には共通する部分があるのでしょうか。
すごくリンクしていますね。ちっちゃい頃のベクトルって、最初の頃にちょっと角度を変えてあげるだけで、行き先がだいぶ変わるじゃないですか。人生がある程度進んだところから軌道修正しようとすると、より大きなエネルギーが必要になります。病気も同じで、進行する前に治療することで少ない手間と侵襲で健康寿命を延ばすことができます。自分のリソースには当然限界があるので、教育でも医療でも早期介入でより多くの人を幸せにしたいという想いは、昔も今も全く変わっていません。
—専門として「内視鏡・消化管腫瘍」を選ばれた理由を教えてください。
非常に分かりやすかったからです。がんを切った、治った、「ありがとうございました」ってすごく分かりやすいじゃないですか。私はすごく単純で欲しがりなので(笑)、自分がみんなの役に立っているんだと実感しやすいこの状況がすごくフィットしていたんです。
—大学病院では臨床だけでなく、研究の面でもしっかりと成果を上げられたとお聞きしました。
大学病院での日々の臨床の中でエビデンスの足りない部分が見えてきたので、そこを補うべく仕事をして、幸いにもそれらが日本の、そして欧州や米国のガイドラインに採用されるなどしてきました。自分が治療するだけでなく、「治療する先生方の道標になる」という、より広く世界に影響を与えられる点に大きなやりがいを感じていました。
—そんな中、大学病院から「開業」へと舵を切ったのはなぜですか?
大学病院に紹介されてくる患者様は、すでに病変が大きくなっていたりがんに進行したりしていることがほとんどです。一人の治療にかかるエフォートも大きくなります。それは教育にたとえるなら、ある程度方向性の定まった人間を教育し直すようなもので、大きな労力がかかります。それよりも、まだがんになっていない初期の病変を早い段階で見つけて治療する方が、限りある自らの関わりで圧倒的に多くの方の健康寿命を延ばせます。「教育の初期段階でより多くの子供たちにアプローチする」という私の理想は、医療においては地域のクリニックでこそ実現できると考えたんです。
—理想のクリニックを運営する上で、スタッフの皆さんへの教育やマネジメントで意識されていることはありますか?
私は、看護師さんやスタッフを「自分の下で働く人間」だとは全く思っていません。それぞれの専門性を持った対等なパートナーです。ですので、彼女たちの立場を尊重し、細かい業務には口を出しすぎないようにしています。自分たちで考えて主体的に動いてもらうことは、仕事のモチベーションにも繋がる大切なことだと思っています。
—働く環境作りの面で、特に徹底されている取り組みはありますか?
「有休消化率100%」を義務としています。トップが「休んでね」と言った方が休みやすいじゃないですか。しっかり休んでプライベートを充実させないと、患者様に対して良い笑顔やパフォーマンスは出せません。スタッフだけでなく、クリニックにとってもプラスになると思っています。
—2020年4月の開院時はコロナ禍の始まりと重なり大変だったそうですが、現在は多くの患者様が来院されていますね。今後の展望として分院展開などは考えていますか?
規模を拡大したり、分院を増やしたりするつもりは全くありません。広げすぎてしまうと、自分の目で医療の「質」を担保できなくなるからです。私が信頼する優秀な大学病院の後輩医師たちにも内視鏡を手伝ってもらっていますが、それもすべて高い質が担保できるからこそです。自分自身が納得できる上質な内視鏡医療をこの場所で提供し続けることが、一番の価値だと思っています。
—都会でのクリニック経営において、患者様との繋がりについてどのように感じていらっしゃいますか。
当院の最近のアンケート結果からは、ホームページやWebを見て来てくださる方ももちろんいますが、来院のきっかけの7割は「あそこのクリニックが良かったよ」という、人から人への実際の口コミなんです。都会であっても、結局は人と人との信頼関係なんだなあと。来てくれた患者様に全力で良い医療を提供し、満足していただく。その積み重ねこそが医療の基本であり、常に患者様に選んでいただけるクリニックであり続けることにも繋がるものだと思っています。
—最後に、これから開業を目指す先生や、日々悩まれている開業医の先生方にメッセージをお願いします
目先の生活や逃げの手段としての開業を選ばないでほしい、ということです。自分がどんな医療を提供したいのか、どのような矜持を持って生きていきたいのかという「本質的な信念」に合致しているかが何より大切です。自分の信念に真っ直ぐ向き合って進んだ先に開業があるのであれば、迷わず進んで欲しいと思っています。
Profile
院長 丸岡 大介
医療法人社団丸亀会「亀戸内視鏡・胃腸内科クリニック」理事長・院長。1996年3月に東京学芸大学附属高校を卒業、2003年3月に山口大学医学部を卒業。同年5月に千葉大学医学部附属病院第一内科に入局し、鹿島労災病院や千葉市立海浜病院での研修・勤務を経て地域医療の最前線を経験。2008年9月より千葉大学医学部附属病院光学医療診療部(現・内視鏡センター)にて研鑽を積み、2011年3月には千葉大学大学院にて医学博士号を取得。その後、同消化器内科助教、臨床試験部特任助教を歴任し、多くの臨床研究やエビデンス作りに貢献。2019年より消化器内科非常勤講師を務める。2020年4月、専門性の高い内視鏡診療をより多くの人へ届けるべく「亀戸内視鏡・胃腸内科クリニック」を開院。2025年4月、医療法人社団丸亀会理事長に就任。確かな技術と誠実な診療で、 地域の方々の胃腸の健康を支え続けている。