Interviewインタビュー

「患者様と等身大で向き合い、小さな幸せを分かち合いたい」久が原なのはな皮フ科・島田恵子院長が目指す、地域に根ざした温かな医療

久が原なのはな皮フ科

島田 恵子

東京都大田区東嶺町の落ち着いた街並みに位置する「久が原なのはな皮フ科」。2025年10月に開院したこのクリニックは、春の陽だまりのような温かさを大切にしています。院長を務める島田恵子先生は、自身も皮膚の悩みを抱えてきた経験を持つ医師です。 「皮膚は生活を映す鏡」と考える島田院長は、単に症状を診るだけでなく、患者様の生活背景や言葉にできない不安にまで耳を傾けます。丁寧な対話を通じて本音を引き出す診療スタイルは、地域の方々から厚い信頼を寄せられています。今回は、島田院長に医師を志したきっかけや診療のこだわり、そしてクリニックが描く未来についてお話を伺いました。

「街の保健室のように、心まで寄り添う診療を」久が原なのはな皮フ科・島田恵子院長インタビュー

医師としての原点と皮膚科への情熱

まずはじめに、島田先生が医師を志されたきっかけを教えてください。

もともと親族に医療関係者が多く、医療が身近な環境で育ちました。中学生の頃から「人の役に立ち、誰かに寄り添える仕事がしたい」という想いがあり、心身ともに人を支えられる存在になりたいと願ったことが医師を選んだ理由です。

数ある診療科の中で、なぜ皮膚科を選ばれたのでしょうか?

皮膚科は、内科的なアプローチと外科的な処置の両方ができる非常に面白い分野だからです。また、皮膚は全身の中で最大の臓器であり、症状が目に見えるため、患者様と一緒に改善を喜び合える点に魅力を感じました。

先生ご自身の経験が診療に活かされている部分はありますか?

実は私自身、幼少期からアトピー性皮膚炎に悩まされてきました。痒みの辛さや肌荒れで落ち込む気持ちが痛いほどわかるので、同じ悩みを持つ患者様と同じ目線で向き合えることが私の強みだと思っています。

患者様の「本音」に寄り添う診療スタイル

診察の際、特に大切にされていることは何ですか?

患者様の「背景」を深く知ることです。皮膚の状態は日々の生活習慣やストレスに大きく左右されるため、お薬だけでなくスキンケアや生活背景まで伺う「伴走型」の診療を心がけています。

患者様が相談しやすい雰囲気を作るために、意識していることはありますか?

「言い出しにくい悩み」を汲み取ることです。皮膚の悩みはコンプレックスに直結しやすく、恥ずかしくて言えない方も多いですが、会話を通じて「実はここも気になっていて……」という本音を引き出せるよう努めています。

クリニック名の「なのはな」には、どのような想いが込められていますか?

菜の花には「元気」や「小さな幸せ」という花言葉があります。受診された方が少しでも明るい気持ちになり、小さな幸せを感じて帰っていただけるような、温かい場所でありたいという願いを込めました。

確かな技術と安心を届ける美容医療・専門外来

美容皮膚科のメニューにおいて、先生ならではのこだわりを教えてください。

私自身が責任を持って一人ひとりに合わせた施術を行うことです。例えばフォトフェイシャルでは、お肌の状態を見極めて細かく設定を変えるなど、オーダーメイドの対応で患者様の要望に応えるようにしています。

美容医療を受ける際、不安を感じる患者様も多いかと思います。

そうですね。だからこそ「納得感」と「無理のない提案」を重視しています。ご予算やライフスタイルを含め、患者様が一番笑顔になれる着地点を一緒に探していくことが、私の役割だと考えています。

脱毛症などの専門的な悩みについては、どのように対応されていますか?

円形脱毛症や女性の薄毛(FAGA)など、精神的なストレスが関与する疾患も多いです。必要な検査をしっかり行い、最新の治療選択肢を提示しながら、お話を伺うだけで少しでも心が軽くなるようなケアを目指しています。

理想を形に。開業を目指す先生方へ

島田先生は、開業にあたってどのような準備を大切にされましたか?

私の場合は、じっくりと時間をかけて準備を行いました。特に場所探しには時間がかかりますが、自分の目指す医療と地域性が合致するかを見極めることが重要です。都内での場所探しは大変ですが、根気強く「出会い」を待つことも必要だと思います。

経営者としての視点で、苦労された点はありますか?

経営側になって驚いたのは、表からは見えない「裏方の仕事」が想像以上に多かったことです。ある程度は覚悟していましたが、実際はその予想を遥かに超えるボリュームでした。

これから開業を目指す先生方に、最も伝えたいことは何でしょうか。

最初に抱いた「どんなクリニックにしたいか」という理念をブレずに持ち続けることです。私の場合は「アットホームで地域に貢献できる場所」という理想がありました。準備段階で迷うこともありますが、自分の原点を大切に進んでいけば、きっと納得のいく形が見えてくるはずです。

Profile

島田 恵子

「久が原なのはな皮フ科」の院長を務めるのは、聖マリアンナ医科大学医学部を卒業後、同大学病院や川崎市立多摩病院、たんぽぽ皮膚科クリニックで豊富な診療経験を積んでこられた島田恵子先生です。2025年10月に、地元である大田区にクリニックを開院されました。 島田先生ご自身も幼少期からアトピーに悩まされた経験があり、その経験を糧に、一般皮膚科から美容皮膚科までお肌の悩みに幅広く対応されています。一人ひとりの生活に寄り添い、どんな些細な悩みも拒まず受け止める誠実な診療をモットーに、地域の皮膚健康を温かく支えています。

会社情報

医院名

久が原なのはな皮フ科

設立

2025年