Interviewインタビュー

「ニキビ跡の悩みに終わりを」新宿L&G美容クリニック・今井一臣院長が挑む、本質的な肌改善と信頼の医療

新宿L&G 美容クリニック

院長 今井 一臣

美容医療の需要が急速に拡大する一方で、クリニックの過剰な利益追求や不適切なカウンセリングが問題視されることも少なくありません。そんな業界の現状に一石を投じ、患者目線に立った「本当に効果のある治療」を提供し続けているのが、新宿L&G美容クリニックの今井一臣院長です。 今回は今井院長に、同院が強みとするニキビ跡・クレーター治療へのこだわりや、大手クリニックでの経験を経てたどり着いた独自の「患者第一主義」の医療理念、さらにはスタッフ教育や今後のビジョンについて詳しくお話を伺いました。

新宿L&G 美容クリニック今井一臣院長が語る、ニキビ跡・クレーター治療の真実と患者に寄り添う医療のあり方

美容医療の最激戦区・新宿で挑む専門治療

多くの美容クリニックが競合する新宿というエリアですが、この地で診療を行う上での想いをお聞かせください。

新宿は日本国内だけでなく、世界的に見ても美容クリニックが最も密集している最激戦区です。私はあえて、その「日本一」の場所で勝負をしたいという強い想いがありました。競合が多いこの場所で認められ、成功を収めることができれば、自分たちの提供している医療が本物であるという確固たる証明になると考えているからです。

クリニックでは、特にニキビ跡やクレーターの治療に注力されていますね。この分野に特化されたのはなぜでしょうか。

美容医療業界を長く経験する中で、私は「ニキビ跡やクレーター」というお悩みの深さに着目しました。一般的なシミやシワ、たるみといったエイジングケア領域に比べ、クレーターに悩む方のメンタル面での苦しみは非常に深いものがあります。深い悩みにアプローチできる専門性を持ちたいと考え、この領域を選びました。

クレーター治療を取り巻く、現在の医療環境の課題はどこにあるとお考えですか?

実は、クレーター治療には世界的に見ても「これをやれば確実に完治する」という標準治療(ゴールデンスタンダード)がまだ確立されていません。さらに、それを専門的に診られるドクターが極めて少ないのが現状です。だからこそ、私たちがそこを徹底的に追求し、本当に効果のあるアプローチを提供することに大きな意義があると感じています。

患者様の深い悩みに寄り添う「ファースト・カウンセリング」

患者様一人ひとりと非常に深い信頼関係を築かれている印象ですが、カウンセリングでの一番のこだわりを教えてください。

一般的な美容クリニックでは、カウンセラーや看護師が先にメニューの大部分を決めてしまい、医師の診察は数分で終わるというケースが少なくありません。しかし当院では、まず私自身が最初にカウンセリングの部屋に入り、患者様と直接お話をさせていただきます。

診察にかける時間についても、他院との違いはありますか?

通常のクリニックでは医師の診察が5分程度であるのに対し、私は15分から20分ほどかけてじっくりとお話を伺います。時間を3〜4倍かけることで、お肌の状態だけでなく、患者様がこれまで抱えてこられた悩みの背景までしっかりと把握することができます。

丁寧なファースト・カウンセリングは、その後の治療にどう影響しますか?

最初にドクターである私としっかり時間をかけて信頼関係を構築しておくことで、患者様は「このクリニックなら安心して任せられる」と思ってくださいます。その結果、2回目以降の通院や10回、20回と続く長期的な施術の際も、患者様が心地よく、前向きに通ってくださるようになります。

「患者第一主義」を貫く組織づくりと、先進的なAI活用

ドクターだけでなく、クリニック全体でその想いを共有するための教育方針についてお聞かせください。

私がスタッフに徹底して伝えているのは、短期的な売上を追うような「一発買い切り型」のビジネスではなく、患者様の満足度を高めて長く通っていただく「LTV(顧客生涯価値)」を重視しようということです。インセンティブに目がくらみ、強引なアップセル(高額な提案)を行うような組織ではなく、スタッフ全員が常に患者様目線でいられる環境をつくっています。

最近では、クリニックの業務に生成AIを取り入れられていると伺いました。

はい、約半年ほど前から業務の効率化とスタッフ教育を兼ねて、AIを積極的に導入しています。受付や看護師、事務スタッフが私に何か業務上の質問をする前に、「まずは一度AIに聞いて、自分で考えてから質問しにきてね」というルールにしているんです。

現代のクリニック経営において、テクノロジーの活用は不可欠だとお考えですか?

そうですね。これからの美容医療やクリニック経営において、AIをどこまで実務の「経験」として落とし込めているかは、組織の成長を大きく左右すると思っています。スタッフ全員がAIを強力なアシスタントとして使いこなせるようになることで、結果的に患者様へ割く時間や心の余裕が生まれると考えています。

経営の自動化と、ニキビ跡治療の未来へ向けたビジョン

美容クリニックは多店舗展開を目指すケースが多いですが、今後の規模拡大についてどうお考えですか?

私は、クリニックを無理に全国展開しようとは全く考えていません。規模を拡大しすぎると、どうしても経営理念や医療の質がすべての店舗に行き届かなくなってしまうからです。それよりも、この新宿の拠点をさらに大きくし、私のマインドや治療方針を深く理解したドクターやナースのチームを1つの拠点で強固にしていきたいです。

院長として、今後のクリニックの「経営」と「医療」のバランスをどう描いていますか?

医師はあくまで「医療のプロ」であり、経営やマーケティングのプロではありません。今後は優秀な事務長などの専門家を外部からヘッドハンティングし、組織のトップとして招き入れたいと考えています。経営や集客の仕組みをプロに任せて、私は医師として本質的な医療と施術のアップデートに専念できる環境を作ることが理想です。

最後に、これから開業医を目指す先生方へ向けてメッセージをお願いします。

厳しいことを言うようですが、今の時代、安易な気持ちなら「開業はしないほうがいい」というのが私の本音であり結論です。もしやるなら、相当な気合を入れなければ生き残れません。医師は本来、医療のプロであって経営のプロではないからです。 一番の壁になるのは「集客」と「マネジメント」です。ここに医療以上の時間とエネルギーを割く覚悟が必要になります。自分で全てをやろうとすれば必ず負けますから、早い段階で信頼できるプロを側に置くこと。そして、医療の本質を疎かにしないこと。その強い覚悟がある先生に、ぜひ挑戦していただきたいですね。

Profile

院長 今井 一臣

藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)卒業後、慶應義塾大学病院、東京都立広尾病院、草加市立病院、東京都立小児総合医療センターなどの麻酔科にて研鑽を積む。その後、美容医療の世界へ転身し、大手美容クリニックの主要分院である水戸院院長や池袋院院長を歴任。全国400名以上のドクターが集まる大手グループ内で、売上全国2位を記録するなど傑出した実績を残す。現在は新宿L&G美容クリニックの院長として、高い技術力が求められるニキビ跡・クレーター治療を武器に、全国から来院する多くの患者の肌の悩みに応えている。

会社情報

医院名

新宿L&G 美容クリニック

設立

2024年