医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
患者様とスタッフの笑顔のために、地域で愛される歯科医院を目指して
三郷ピアラシティ梅田歯科
院長 梅田 晃次
埼玉県三郷市、商業施設内に位置する「三郷ピアラシティ梅田歯科」。2024年に開業して以来、地域の方々のお口の健康を支え続けています。院長の梅田晃次先生は、インプラント治療やマウスピース矯正をはじめとした専門性の高い診療と、患者様に寄り添う丁寧な対応で、世代を超えて信頼を集めています。今回は、そんな梅田院長に、歯科医師を目指したきっかけから、開業への想い、そして日々の診療で大切にされていることについて、詳しくお話を伺いました。
—まずは、梅田先生が歯科医師を目指されたきっかけを教えていただけますか?
小さい頃から虫歯が多くて、治療で大変な思いをしたり、つらい経験をしたことが大きいです。いつか自分も、この経験を活かして、医療系の仕事に就きたいという憧れがありました。それが歯科医師を目指す直接的なきっかけになりました。
—ご家族に歯科医師の方がいらっしゃったわけではなく、ゼロからのスタートだったのですね。
そうですね、はい。私の親族に歯科医師はおりません。
—開業を決意されたのは、どのような経緯からだったのでしょうか?
いつかは開業したいという思いはあったのですが、大きなきっかけは結婚と出産です。子どもが生まれて子育てを始めるにあたり、引っ越しを繰り返したくなかったんです。そこで、妻の実家がある埼玉県のこちらで開業し、そのまま定住したいと考えました。妻の実家から近い場所で良い物件が見つかったこともあり、この地での開業に至りました。
—ご開業されてから、診療の状況はいかがでしょうか。
おかげさまで、順調です。もともとここは別の歯科医院さんが入っていた場所を、私たちが居抜きで引き継いだんです。以前の医院が閉院して困っていたという患者様も多くいらっしゃったようで、『新しい医院ができて良かった』と喜んでいただけることが、私たちもとても嬉しいです。
—梅田歯科では、どのような治療に専門性をお持ちですか?
はい、私はインプラントの専修医の資格と、マウスピース矯正(インビザラインGo)の資格を持っています。幅広い患者様に来ていただいていますが、インプラントやマウスピース矯正に関心がある方もぜひ来ていただきたいと思っています。
— 専門性の高い治療に加え、日々の診療で特に意識されている点、患者様のために心がけていることは何でしょうか?
何よりも、患者様の不安を取り除くことを最優先に考えています。そして、痛みがなく治療を終えられるように心がけています。特に当院には、多くのお子様も来てくださるので、表面麻酔をしっかり行ったり、麻酔の打ち方にも細心の注意を払っています。治療後に『怖くなかったよ』とか『痛くなかったよ』と言ってもらえると、本当に嬉しくなりますね。
—ご開業されて1年強が経過しましたが、経営者として、スタッフの方々とのチームワークをどのように築いていらっしゃいますか?
開業から今まで、幸いなことにスタッフの入れ替わりがほとんどないんです。みんなで医院の理念や方向性を共有し、無理なく働ける環境を大切にしています。無理が生じると、必ずどこかにひずみが出てしまうので、スタッフに負担をかけすぎないように、みんなで協力して業務を進めています。
—やはり、歯科業界では人材の確保は大きな課題だと聞きます。スタッフ採用で意識されたことはありますか?
そうですね、やはり採用は大変だと感じています。当院では『ジョブメドレー』やホームページ経由で募集をかけましたが、ジョブメドレーを通じて多くの方に来ていただけました。今後、もしスタッフの入れ替わりが起こった時にスムーズに引き継ぎができるように、今から準備は進めていかなければならないと考えています。
—日々の業務を効率化するために、導入して良かったシステムなどはありますか?
はい、マウスピース矯正の診療をしていることもあり、iTero(アイテロ)という口腔内スキャナーを導入しました。歯型を取らなくても、スキャンするだけでマウスピースが作れるシステムです。患者様にも好評ですし、AIが治療前後のシミュレーションをある程度作成してくれるので、患者様とのコミュニケーションもスムーズになります。
—最後に、今後のクリニックのビジョンや、梅田院長の夢についてお聞かせください。
短期的な目標としては、治療後に定期検診に来てくださる患者様をもっと増やしていきたいです。虫歯や歯周病が再発・悪化しないように、予防医療を重視したメインテナンスのループをしっかり作り上げたいと思っています。そして、将来的には、患者様が嫌な思いをせずに、良い状態を保てるような歯科医療を提供し続けることが夢です。また、スタッフに負担をかけないよう、人材をしっかり確保して、無理のない経営を続けていきたいと考えています。
Profile
院長 梅田 晃次
三郷ピアラシティ梅田歯科の院長、梅田 晃次先生は、2015年に日本大学松戸歯学部を卒業後、2016年に神奈川県の医療法人に入職されました。2018年には日本口腔インプラント学会認定講習会を修了し、専門知識を深められています。その後、2021年には同医療法人で院長に就任、また神奈川県の中学校の学校歯科医を兼任するなど、臨床経験とマネジメント能力を培ってこられました。2024年に、奥様のご実家のある埼玉県三郷市で「三郷ピアラシティ梅田歯科」を開業。インプラントの専修医の資格と、マウスピース矯正(インビザラインGo)の資格を持ち、小さなお子様からご高齢の方まで、幅広い患者様のお口の悩みに対応されています。患者様だけでなく、共に働くスタッフにも無理のない環境づくりを大切にされており、地域医療の発展に貢献されています。