医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
確かな医療で、あなたらしい毎日を支える
大阪鶴橋みう内科・内視鏡クリニック
院長 三浦 由雄
2025年10月、活気あふれる大阪・鶴橋の地に、新たな地域医療の拠点が誕生しました。「大阪鶴橋みう内科・内視鏡クリニック」です。院長を務める三浦由雄先生は、大阪大学消化器内科への入局を経て、長年にわたり消化器疾患や内視鏡治療の最前線で研鑽を積んでこられました。「早期発見があなたの未来を守る」を掲げ、胃がんや大腸がんの予防・早期治療に情熱を注ぐ三浦院長。開業に至った経緯から、医療にかける想い、そして地域に根差したクリニックとしての今後の展望について、詳しくお話を伺いました。
—初期研修後、すぐに大阪大学消化器内科に入局され、長く基幹病院で勤務されていますが、消化器内科を選ばれた理由はなんだったのでしょうか?
消化器内科を選んだ一番の理由は、診断から治療までを一貫して自分の手で行える点に魅力を感じたからです。例えば内視鏡検査でポリープや早期のがんを見つけた場合、その場や後日の内視鏡手術で切除することができます。内科的な診断力と外科的な技術の両方が求められる分野であり、自分の技術が患者さんの予後に直結するという点に大きなやりがいを感じました。市立伊丹病院時代などは、本当に多くの救急患者さんや重症の方を担当し、医師としての基礎体力を徹底的に鍛えられた時期でしたね。
—その後、クリニックや藤本病院での勤務を経て、2025年にご自身で開業されました。なぜこのタイミングで、そしてなぜこの場所を選ばれたのですか?
大きな病院で働いていると、どうしても「進行してしまったがん」と向き合う機会が多くなります。「もう少し早く検査に来てくれていれば…」と悔しい思いを何度もしました。そうした経験から、病気になってから治すのではなく、「早期発見して守る」医療を提供したいと強く思うようになったんです。 鶴橋を選んだのは、やはりこの街のエネルギーと温かさですね。コノミヤ鶴橋駅前店の2階という立地は、生活動線の中にクリニックがあることで、「買い物ついで」のような感覚で気軽に来ていただきたかったからです。
—開業にあたって、クリニック作りで特にこだわった部分はありますか?
「病院らしくない雰囲気」にはこだわりました。消化器内科、特に内視鏡検査となると、どうしても緊張してしまう患者さんが多いです。ですので、待合室はできるだけリラックスできるよう、温かみのある色合いや照明に配慮しました。スタッフにも、「患者さんが話しやすい空気を作ろう」と常々伝えています。ハード面だけでなく、ソフト面でも「通いやすさ」を追求したかったんです。
—先生のご専門である内視鏡検査について伺います。「胃カメラや大腸カメラは辛い」というイメージを持つ方がまだ多いですが、先生はどうお考えですか?
おっしゃる通り、過去に辛い経験をしてトラウマになっている方は非常に多いです。しかし、内視鏡機器や鎮静剤の使い方は日々進化しています。当院では「苦しくない、痛くない」は当たり前と考え、鎮静剤を使って眠っている間に検査が終わるようにしています。「えっ、もう終わったの?」と驚かれる患者さんも多いんですよ。検査への恐怖心を取り除くことが、早期発見への第一歩だと信じています。
—技術面や設備面での具体的な強みがあれば教えてください。
大学病院レベルの最新の内視鏡システムを導入しています。特に「NBI」という特殊な光を用いて粘膜を観察する技術や、拡大観察機能を使うことで、数ミリ単位の微細ながんも見逃しません。また、検査中にお腹が張って苦しくならないよう、空気ではなく吸収の早い「炭酸ガス」を使用しています。これにより検査後のお腹の張りや不快感が劇的に軽減されます。これまで数え切れないほどの症例を診てきた経験と、最新機器のスペックを掛け合わせて、精度の高い検査を提供しています。
—胃カメラと大腸カメラを同日に受けることも可能でしょうか?
はい、可能です。お仕事が忙しい現役世代の方などは、検査のために何度も休みを取るのが難しいですよね。当院では、事前の診察が必要にはなりますが、胃と大腸の検査を同日に行うことができます。下剤を飲む回数や食事制限も一度で済むので、身体的・時間的な負担をかなり減らせると思います。
—女性の患者さんなどは、検査に対して恥ずかしさを感じることも多いと思います。その点についてはいかがでしょうか?
デリケートな検査ですので、プライバシーへの配慮は徹底しています。検査着への着替えやリカバリールーム(検査後に休む場所)の動線にも気を配り、他の患者さんとあまり顔を合わせずに済むよう工夫しています。女性の患者さんも安心して受診していただける環境を整えていますので、不安なことがあれば遠慮なく相談してほしいですね。
—消化器内科以外に、一般的な内科の診療も行われているのですね。
はい。私は消化器が専門ですが、風邪やインフルエンザ、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の管理まで幅広く対応しています。以前勤務していた向坂医院や藤本病院での経験が活きていて、「お腹が痛い」という訴えでも、実は背景に別の全身疾患が隠れていることがあります。専門分野だけに固執せず、全身を診る「かかりつけ医」としての役割も大切にしています。
—生活習慣病の患者さんに対しては、どのような指導を心がけていますか?
生活習慣病は、薬を出して終わりではありません。患者さんのライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる改善策を一緒に考えるようにしています。「絶対にダメ」と禁止するばかりでは続きませんから、患者さんの生活背景や好みを伺った上で、「これならできそう」という落とし所を見つける対話を重視しています。
—患者さんからは「話しやすい」という声をよく聞くと伺いました。
それは本当に嬉しいですね。私は診察室で、患者さんの話を「遮らない」ことをルールにしています。医学的な問診も大切ですが、患者さんが何に一番困っているのか、どうしたいのかという想いを聞き出すには、信頼関係が不可欠です。どんな些細なことでも話してもらえるような、フラットな関係性を築きたいと思っています。
—今後、この大阪鶴橋みう内科・内視鏡クリニックをどのような場所にしていきたいですか?
地域の方々にとっての「お腹の守り神」であり、健康に関する「最初の相談窓口」になりたいですね。ここに来れば何とかしてくれる、あるいは適切な専門病院を紹介してくれる、という安心感を提供できる場所にしたいです。将来的には、地域の検診受診率を上げることで、この地域から進行がんになる方を一人でも減らすことが私の目標です。
—先生にとっての「やりがい」とは何でしょうか?
やはり、患者さんの笑顔が見られた時ですね。検査の後に「全然辛くなかった、ありがとう」と言っていただけたり、治療をして症状が良くなった患者さんが元気に診察室に入ってこられたりすると、医師をやっていて本当によかったなと感じます。開業してからは、患者さんとの距離がより近くなり、そうした喜びを日々感じています。
—最後に、記事を読んでいる方々へメッセージをお願いします。
病院に行くのは誰でも億劫なものです。でも、何かあってからでは遅いこともあります。「ちょっと胃がもたれるな」「最近便通がおかしいな」といった小さなサインを見逃さず、買い物ついでにふらっと立ち寄る感覚で来てください。 私は2025年にこのクリニックを開業しましたが、これから10年、20年と、鶴橋の皆様と共に歩んでいきたいと思っています。スタッフ一同、笑顔でお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
Profile
院長 三浦 由雄
2007年3月に鳥取大学医学部を卒業後、市立池田病院での初期研修を経て、2009年4月に大阪大学消化器内科へ入局されました。同月より市立伊丹病院消化器内科にて臨床経験を積まれています。その後、2018年8月より医療法人向坂医院さきさかクリニック、2020年2月より医療法人一祐会藤本病院消化器内科にて勤務され、地域医療と高度医療の両面に携わってこられました。豊富な臨床経験を活かし、2025年10月に「大阪鶴橋みう内科・内視鏡クリニック」を開業。現在は、消化器疾患の早期発見・治療に尽力されています。