医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
インプラント専門医としての挑戦
オリソデンタルクリニック新浦安
院長 折祖 研太
千葉県浦安市に位置する「オリソデンタルクリニック新浦安」は、地域の方々の健康を支える歯科医院として、2025年に開院されました。院長の折祖研太先生は、大学病院で10年以上にわたり補綴・インプラント学講座に在籍し、歯学博士の学位を取得された、インプラント治療のスペシャリストです。高度な技術と豊富な経験を活かしながらも、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた丁寧なカウンセリングと治療計画を大切にされています。今回は、開院に至るまでの経緯や、診療にかける想い、そしてこれからの展望について、折祖先生に詳しくお話を伺いました。専門性を活かしたクリニックとして、どのような医療を提供されているのか、その魅力に迫ります。
—歯科医師を目指されたきっかけについてお聞かせいただけますでしょうか?
私の父が医師だったことが医療系の職業を意識するようになった大きなきっかけです。高校3年の時に将来のビジョンや学力など色々なことを検討した結果、歯学部への進学を決意しました。
—ご両親の意向や、育った環境も影響しましたか?
父親が開業していたというのもあり、歯科医師になってから最終的には自分のクリニックを開業しようという目標を明確に持っていました。勤務医として働くよりも、自分で開業した方が、理想的な治療環境、経営状況を作れると考えたことが開業を目指した主な理由です。
—大学病院で10年間勤務された後、開業という道に進まれました。そのタイミングで踏み切られたのはなぜでしょうか?
私は元々開業医を目指していましたが、一つ専門分野(インプラント)を見つけて、ある程度極めたいという思いがありました。10年間で専門的な技術や知識、専門医や資格を取得し、十分なスキルが身についたと判断したため、開業に踏み切りました。
—先生はインプラント治療のスペシャリストでいらっしゃいますが、日々の診療で特に意識されていることや、患者様への対応で注意されている点はありますか?
やはり、技術的なことはもちろん重要ですが、患者様に「このクリニックに通ってよかった」と思ってもらえるような診療をすることです。私自身、インプラント治療が専門ですので、患者様にインプラント治療を選択していただき、「インプラント治療をやって良かった」と感じていただける瞬間は、大きなやりがいを感じます。技術的な側面で言えば、大学病院時代に培った高度な手術の経験や知識を活かすことを常に意識しています。
—クリニックで導入されている機材やサービスの中で、特におすすめできるものはありますか?
他の医院でも導入されていることが多いですが、口腔内スキャナーは買ってよかったと思います。型取りの負担軽減だけでなく、より精密な治療に繋がります。
—集患活動について、現在どのような方法で取り組まれていますか?
主にWeb広告を利用した集患がメインです。ホームページやWeb広告を通じて、インプラント治療に力を入れているクリニックであることを発信しています。インプラント治療に関するキーワードで検索された際に、当院の情報を届けられるように工夫しています。
—開業されてから現在までで、特に苦労されたエピソードがあればお聞かせください。
開業からまだ半年ほどなので、様々なことに苦労していますが、特に大変だったのは、テナントの契約から開院までの準備期間が短かったことです。場所の選定から医療機器、広告、そして人事の決定まで、色々なことを短期間で決めなければならなかったのが、最も大変でした。
—スタッフの採用や教育については、どのような方針で進めていますか?
人員不足は現在の課題です。教育については、スタッフが迷わず業務に取り組めるよう、マニュアルを細かく決めています。自由にやらせるよりも、ルールに沿って行動する方が、スタッフにとっても楽で分かりやすいと考えるようになりました。
—集患活動の中で、口コミについては何か対策をされていますか?
開院当初は、患者様にお声がけして口コミを投稿していただくなど、地道な努力を続けていました。口コミは、患者様の医院選びにおいて非常に重要な要素だと認識しています。
—これから開業を目指す若い先生方に、成功のために「やるべきこと」や「やらない方がいいこと」があれば、アドバイスをお願いします。
私の経験から言えるのは、若いうちに開業することをお勧めします。開業には借金が伴いますが、若いうちの方が返済期間も長く取れ、クリニックが軌道に乗るまでの時間も考慮すると有利です。また、専門とする技術や知識を極めたら、あまり迷わずすぐに開業に踏み切ってほしいと思います。
—先生ご自身は、大学病院で専門性を高めてから開業されました。専門性を持つことの重要性について改めてお聞かせください。
大学病院にいたことで、他ではなかなか学べない専門的な手術の経験や、資格を得ることができました。これは非常に大きな財産です。専門分野を一つに絞って、ある程度極めたら、それを武器にして開業するのが良いと考えています。
—最後に、オリソデンタルクリニック新浦安が目指す未来、先生の夢をお聞かせください。
他に分院を作る予定はありませんが、まずは「オリソデンタルクリニック新浦安」を地域で信頼される、ある程度の規模のクリニックとして大きくしていきたいです。診療ユニットや患者数を増やし、インプラント専門医としての質の高い治療で地域に貢献していきたいと考えています。
Profile
院長 折祖 研太
オリソデンタルクリニック新浦安 院長 折祖 研太 先生は、インプラント治療と補綴治療に高い専門性を持つ歯科医師です。2009年に岩手医科大学歯学部を卒業後、同大学歯学部 補綴・インプラント学講座に入局し、大学付属病院でインプラント科の診療に従事されました。2014年には岩手医科大学大学院歯学研究科にてインプラントに関する研究で歯学博士の学位を取得し、助教としても活躍されました。大学病院での10年以上にわたる研鑽を経て、高度な技術と最新の知識を身につけ、2021年からは都内の医療法人歯科医院で勤務されました。そして、2025年に「オリソデンタルクリニック新浦安」を開院。現在も非常勤講師として大学病院と連携を取りながら、地域医療に貢献されています。専門医としての確かな視点と、患者様に寄り添う温かい診療が、多くの方々から信頼を集めています。