Interviewインタビュー

「痛みに配慮した、やさしい歯科治療を」府庁前しばた歯科クリニック 柴田啓貴先生が目指す、地域に根差した“かかりつけ医”の真髄

府庁前しばた歯科クリニック

院長 柴田 啓貴

京都の地で地域医療に情熱を注ぎ、2026年5月に「府庁前しばた歯科クリニック」を新たに開院された院長の柴田啓貴先生。歯科麻酔や障害者歯科の認定医としての高度な専門性を持ちながらも、常に「目の前の患者様のために何ができるか」を第一に考え、丁寧で誠実な診療を続けていらっしゃいます。 本インタビューでは、柴田啓貴先生が開院に至るまでの歩みや、スタッフ・患者様との信頼関係を深めるための取り組み、そして今後のクリニックの展望について詳しくお話を伺いました。地域密着型の“かかりつけ医”として誇りを持って歩み続ける、柴田先生の医療と経営への温かい想いに迫ります。

患者様・スタッフ・地域に誠実に寄り添う医療を。府庁前しばた歯科クリニック 院長・柴田啓貴先生が語る「三方よし」の歯科経営と未来への想い

歯科医師としてのルーツと開院への歩み

歯科医師を志したきっかけについて教えていただけますでしょうか。

父が歯科医師をしており、幼い頃から患者様と真摯に向き合うその背中を見て育った環境が一番大きかったですね。医療に携わる父の姿に憧れを持ち、自然と自分も同じ道を志すようになりました。

父上の医院を継承された後、新たに「府庁前しばた歯科クリニック」を開院された経緯をお聞かせください。

継承して診療を続けていく中で、より多くの方々に質の高い歯科医療を提供したいという想いが強くなりました。また、同じく歯科医師である妹も含め、一から自分たちの手で新たな環境を立ち上げ、より理想的な診療体制を追求したいと考え開院を決意いたしました。

開業にあたって、資金面や準備でのご苦労などはありましたか?

自身で一から立ち上げるとなると資金の工面や準備は大きな課題になりますが、私の場合は父の代からお世話になっている金融機関との信頼関係があり、スムーズに進めることができました。昨今は物価高騰などの影響もあり新規開業のハードルは上がっていますが、周囲の支えに心から感謝しております。

自主性を重んじる人材採用とチーム作り

新しいクリニックの立ち上げにあたり、スタッフの採用はいかがでしたか?

求人の際には歯科衛生士や助手など優秀なスタッフが集まってくれました。さらに、以前の医院から継続してついてきてくれたスタッフもおり、人手に困ることなく非常に恵まれたスタートを切ることができました。

スタッフの教育や育成において、日頃から意識されていることはありますか?

最初から「こうしてほしい」と自分の考えを押し付けるのではなく、最低限の基本を共有した上で、まずは本人に任せて温かく見守る姿勢を大切にしています。新卒や若いスタッフが失敗を恐れず挑戦できる環境を作り、困ったときにはしっかりフォローに回ることで自主性を育んでいます。

業務の効率化やシステムの導入に関して、スタッフ様との意見交換はどのようにされていますか?

実は自動精算機などのDX機器導入を検討した際、スタッフから「自分たちでしっかり対応できるので、無駄なコストをかけなくても大丈夫です」と止められたんです。経営目線を持って無駄を省こうと考えてくれるスタッフの存在は、非常に心強く助かっています。

経営理念「三方よし」と揺るぎない診療軸

クリニックを運営する上で、先生が最も大切にされている「経営理念」は何でしょうか?

近江商人の「三方よし」の考え方です。患者様への貢献はもちろんのこと、共に働くスタッフ、そして経営者である自分自身も含めて全員が無理なく幸せでいられること。誰もがしんどい思いをしない環境を作ることが、巡り巡って最高の医療提供につながると信じています。

診療を提供する中で、柴田先生が決して譲れない「軸」や「こだわり」をお聞かせください。

私の中でずっと軸になっているのは、「自分の子どもに見せても恥ずかしくない治療をする」ということです。これはクリニックの設計段階から自分に課しているルールであり、医療人としての線引きでもあります。

「子どもに見せても恥ずかしくない治療」とは、具体的にどのような想いが込められているのでしょうか?

時代や環境が変わっても、大切な家族や子どもに胸を張って誇れるような、誤魔化しのない誠実な診療を貫くということです。妥協のない治療姿勢こそが、患者様からの真の信頼や安心感に繋がると考えています。

地域に根差す“かかりつけ医”としての未来像

クリニックとして、今後2〜3年で目指されている短期的な目標を教えてください。

まずは地域の皆様からの信頼を確立することが最優先です。1日1日の診療に手を抜かず丁寧な治療を積み重ね、準備している診療台が常に患者様で満ちているような状態を目指していきます。

長期的なビジョンや、今後挑戦していきたい医療展開はございますか?

今後は地域の基幹病院との連携をさらに強化し、訪問診療など通院が難しい患者様へのアプローチも一層手厚くしていきたいと考えています。地域の医療ニーズに幅広く応えられる体制を整え、お口の健康を包括的に支えていきたいですね。

これから開業を目指す若手の歯科医師の皆様へ、アドバイスやメッセージをお願いいたします。

開業には不安も付きまといますが、「自分がどんな医療をしたいのか」「地域にどう貢献したいのか」という原点をブレずに持つことが大切です。人の口の痛みを和らげ、助けたいと思って歯科医師になった初期衝動を忘れず、真摯に患者様に向き合っていけば、自ずと道は開けると思います。

Profile

院長 柴田 啓貴

2009年に大阪歯科大学歯学部歯学科を卒業後、2010年に京都大学医学部附属病院の歯科医師研修プログラムを修了。2015年には大阪歯科大学大学院を卒業し歯学博士号を取得するとともに、日本歯科麻酔学会認定医を獲得。2018年には日本障害者歯科学会認定医を取得し、専門的な歯科医療の知見を深める。2024年4月に京都市北区にて柴田歯科医院を継承し、2026年5月に府庁前しばた歯科クリニックを開院。豊富な臨床経験と真摯な姿勢で、地域に寄り添う診療を行っている。

会社情報

医院名

府庁前しばた歯科クリニック

設立

2026年5月