医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
地域に根ざし、誰もが気軽に相談できる「アットホームなクリニック」を目指して
しが内科・循環器内科クリニック
院長 志賀 洋史
小田急線経堂駅から徒歩1分の好立地にある「しが内科・循環器内科クリニック」。2023年6月の開院以来、循環器疾患の専門的な診療から日常的な体調不良まで、幅広く地域住民の健康を支えています。院長の志賀洋史先生は、長年基幹病院の最前線で循環器内科医として研鑽を積んでこられた、経験豊富なドクターです。「病院へ行くのは少し勇気がいる」という心理的なハードルを下げ、誰もが気軽に立ち寄れる場所を作りたいと語る志賀先生。今回は、医師を目指したきっかけから、クリニックに込めた想い、そしてこれからの展望について、詳しくお話を伺いました。
—まずはじめに、志賀先生が医師を志したきっかけを教えていただけますか?
私の祖父が医師をしておりまして、地域の方々に親しまれ、名が通った存在でした。幼い頃からその働く背中を間近に見て育った影響は非常に大きかったですね。医師という仕事に対して「やりがいがあり、人の役に立てる素晴らしい職業だ」というポジティブなイメージを自然と持つようになり、物心ついた時には医学の道を志していました。
—子供時代は、やはり勉強一筋だったのでしょうか?
いえいえ、意外と普通の子どもでしたよ(笑)。友達と外で遊んだり、野球をしたり、ゲームに熱中したり。ごく一般的な少年時代を過ごしていました。ただ、医師になるという目標だけはブレずに持っていたので、やるべき時には集中して机に向かうよう心がけていましたね。
—大学を卒業後、多くの病院で経験を積まれていますが、特に印象に残っていることはありますか?
北里研究所病院での研修を皮切りに、日野市立病院や至誠会第二病院の循環器内科で心不全や不整脈、高血圧といった急性期から慢性期までの幅広い症例に携わってきました。基幹病院では常に命の最前線に立たされます。そこで培った専門的な知識と、迅速な判断力は、現在のクリニック診療においても大きな自信と、患者さんへの安心感に繋がっていると感じています。
—病院勤務を経て、今回「経堂」という場所で開業を決められた理由は何でしょうか?
経堂の街には非常に活気があり、住んでいる方々の温かさを感じたからです。地域に密着した医療を提供したいと考えていた私にとって、ここは理想的な環境でした。また、駅から徒歩1分という通いやすさにこだわったのも、少しでも体調に不安がある方が「散歩のついでに寄ってみよう」と思える場所にしたかったからです。
—勤務医から「開業医」へ、心境の変化はありましたか?
実は勤務医時代、最初から開業を強く意識していたわけではありませんでした。転機となったのは、身近な同僚や先輩たちが次々と自分のクリニックを立ち上げ、情熱を持って地域医療に取り組む姿を目の当たりにしたことです。彼らに感化され、自分もより患者さん一人ひとりの生活に深く寄り添った、小回りのきく医療を提供したいという想いが強くなりました。
—開業にあたって、特に苦労された点などはありますか?
経営という面では、幸いなことに私の家族(父や姉)が全面的にバックアップしてくれています。そのおかげで、私は複雑な事務作業に追われることなく、医師として「目の前の患者さんの診療」に100%集中することができています。周囲のサポートには本当に感謝していますし、それがクリニックの安定した運営にも繋がっています。
—クリニックのコンセプトとして掲げている「アットホーム」にはどのような想いがありますか?
大きな病院へ行く際、緊張してしまって、伝えたい症状をうまく話せなかった経験はありませんか?当院ではそうした緊張感をなくしたいんです。スタッフに対しても「丁寧で温かい接遇」を徹底し、患者さんが実家に帰ってきたような安心感を持って、何でも気軽に相談できる雰囲気作りを大切にしています。
—診療の質を保つために、システム面で工夫されていることはありますか?
スピード感のある対応を心がけています。電子カルテの活用はもちろん、私と看護師が密に連携し、診察が終わったらすぐに次の工程へ進めるよう、無駄のない動線を作っています。患者さんの「待ち時間」を最小限に抑えることは、アットホームな空間作りと同じくらい重要だと考えています。
—専門の循環器内科以外でも、力を入れている診療はありますか?
生活習慣病の管理はもちろんですが、更年期障害に対するプラセンタ注射やビタミン点滴、そして私自身が専門的に学んでいる「漢方薬」の処方にも力を入れています。西洋医学的なアプローチだけでなく、漢方という選択肢を持つことで、より患者さんの体質や要望に合わせたオーダーメイドの医療を提供できるのが当院の強みです。
—開院から現在まで、手応えはいかがでしょうか?
ありがたいことに、少しずつ地域の方々に認知され、多くの患者さんに足を運んでいただけるようになりました。時期によっては非常に忙しく、私一人の診察ではキャパシティの限界を感じることもありますが、一人ひとりの診察の質を落とさないよう、丁寧な説明と笑顔を忘れないことを自分に課しています。
—今後、新しく取り組んでいきたいことはありますか?
来年からは「禁煙外来」を本格的にスタートさせる予定です。また、これまでの経験を活かし、睡眠時無呼吸症候群の治療など、現代社会で悩む方が多い疾患に対してもさらに幅広く対応できるよう、診療メニューを拡充していきたいと考えています。常に進化し続けるクリニックでありたいですね。
—最後に、地域の皆様へのメッセージと、先生の「夢」をお聞かせください。
夢は「経堂の街で、一番信頼されるホームドクター」になることです。自分たちで完結するだけでなく、高度な治療が必要な場合には、近隣の大きな病院へスムーズに繋ぐ「ゲートキーパー(門番)」としての役割をしっかり果たしていきます。少しでも体に不安があれば、どうぞ構えずに、世間話をするくらいの気持ちで「しが内科・循環器内科クリニック」を頼ってください。
Profile
院長 志賀 洋史
しが内科・循環器内科クリニックの院長、志賀 洋史先生は、平成17年3月に福島県立医科大学医学部を卒業されました。同年4月より北里研究所病院にて研修を開始し、医師としての基礎を築かれました。平成21年4月からは日野市立病院の循環器内科にて、急性期疾患から慢性期管理まで数多くの症例を経験されました。令和4年4月より至誠会第二病院での勤務を経て、令和5年6月、東京都世田谷区にしが内科・循環器内科クリニックを開院されました。日本内科学会認定内科医、日本循環器学会認定循環器専門医の資格を持ち、高い専門性と親しみやすい人柄で、地域のホームドクターとして邁進されています。