Interviewインタビュー

手術に代わる「第三の選択」を。シンセルクリニック・武内晋司郎が挑む、一生歩ける身体の再生。

シンセルクリニック

院長 武内 晋司郎

人生100年時代と言われる現代、いつまでも自分の足で歩き、趣味やスポーツを楽しみたいという願いは共通のものです。しかし、加齢や怪我による関節の痛みは、そんな当たり前の日常を奪ってしまうことも少なくありません。大阪・心斎橋を拠点に、名古屋、広島、福岡と展開を広げる「シンセルクリニック」は、従来の整形外科治療では「手術しかない」と言われた患者様に対し、自己治癒力を活用した「再生医療」という新たな選択肢を提供しています。 今回は、シンセルクリニック院長の武内晋司郎先生に、医師を志した原点から、なぜ今「再生医療」に注力されているのか、そして今後の展望についてお話を伺いました。

「切らずに治す」再生医療の新常識|シンセルクリニック・武内晋司郎院長インタビュー

整形外科医としての原点と再生医療への想い

さっそくですが、武内先生が医師を志したきっかけについて教えてください。

私は学生時代、ラグビーや柔道といった非常に激しいスポーツに打ち込んでいました。怪我が絶えない毎日で、その度に整形外科の先生に治療や手術をしていただき、フィールドに戻ることができたんです。当時の自分の痛みを治してもらった時の感動が原体験となり、「自分もいつか、誰かの痛みを治せる医師になりたい」と思ったのが最初のきっかけです。

数多くの手術を経験される中で、なぜ「再生医療」という選択肢に注目されたのでしょうか?

一般的な整形外科では、リハビリで改善しなければ「次は手術」という流れが基本です。しかし、スポーツを続けたい若い方や体力の不安から手術を避けたい高齢の方など、手術を望まない患者様も多くいらっしゃいます。そうした方々へのアプローチが不足していると感じていた時に出会ったのが再生医療でした。

「切らずに治す」再生医療の魅力とは何でしょうか?

やはり、自己治癒力を活かして関節の痛みを根本から改善し、手術を回避できる可能性がある点です。膝や股関節の痛みで趣味を諦めていた方が再生医療によって再び歩けるようになる。この新しい治療の選択肢をもっと世の中に広め、認知度を高めたいという思いがシンセルクリニック開設の原動力となりました。

信頼されるクリニックづくりの秘訣と組織運営

採用やスタッフ教育において、院長が特に意識されていることはありますか?

スタッフ間の意思疎通を最も大切にしています。患者様に常に質の高い情報を提供できるよう、詳細なマニュアルを作成し教育体制を整えています。おかげさまで採用も順調でチーム一丸となって患者様に向き合える環境ができています。

経営者としての視点で、大切にされているポリシーを教えてください。

何事もミニマムなスタートを心がけ、無駄な固定費を抑える「筋肉質な経営」を意識しています。経営資源を適切な場所に集中させることで、患者様へ還元できる治療の質や最新設備への投資を維持できるようにしています。

クリニックならではの福利厚生などユニークな取り組みはありますか?

自費診療のクリニックという特性を活かし、スタッフには美容系の内服薬などを原価で処方できるような仕組みを取り入れています。患者様を健康にするだけでなく、共に働くスタッフも自分らしく輝ける環境でありたいと考えています。

戦略的な情報発信とエリア展開のビジョン

多くの患者様に選ばれるために、どのような集客・マーケティングを行っていますか?

現在は広告に頼りすぎるのではなく、ホームページのコンテンツを充実させるなどオーガニックな集客に注力しています。また、最近はAIを積極的に活用し業務効率を劇的に高めています。そこで浮いた時間を、より本質的な患者様へのケアや戦略に充てています。

大阪だけでなく、名古屋、広島、福岡と全国的に展開されている理由を教えてください。

患者様の利便性を考え、新幹線沿線の主要都市を中心に展開しています。また、あえて競合がまだ少ないエリアを選ぶことで、その地域における再生医療のパイオニアとしての地位を確立したいという戦略的な狙いもあります。

患者様からの反響で、特に印象に残っていることはありますか?

実際に治療を受けられた患者様が「良くなったから」とご友人やご家族を紹介してくださるケースが非常に増えています。口コミやリファラル(紹介)で来院される方が増えることは治療の質が認められた証拠ですので、経営者としても医師としても一番嬉しい瞬間ですね。

医療の未来と次世代へのメッセージ

武内先生が描く、これからのシンセルクリニックの展望を教えてください。

まずは「シンセル」という名前の知名度をさらに上げ、「各エリアで再生医療といえばシンセルクリニック」と言われる存在になりたいです。また、日本の高い再生医療技術を武器に、将来的にはアジアや世界市場も見据えて展開していきたいと考えています。

最後に、これから開業を目指す医師へメッセージをお願いします。

開業にあたっては銀行融資や内装、集客など、未知の領域が多くて不安を感じることもあるでしょう。しかし、一つひとつ丁寧に向き合っていけば必ず助けてくれる人が現れます。勇気を持って一歩踏み出せば、数年後には「挑戦して本当によかった」と思える日が必ず来ます。

Profile

院長 武内 晋司郎

三重大学医学部卒業。済生会中津病院、淀川キリスト教病院、和泉市立総合医療センター、守口生野記念病院、南港病院などの整形外科にて研鑽を積む。数多くの臨床現場で手術執刀を行う中で、身体への負担が少なく、根本的な改善を目指せる治療の必要性を痛感。2024年、整形外科領域に特化した再生医療を提供する「シンセルクリニック」を開設。現在は大阪院を中心に、各地域の提携院や新規開院を通じて、全国の患者様へ最先端の医療を届けている。

会社情報

医院名

シンセルクリニック

設立

2023年