医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
地域の笑顔と健康を支える“健康の守り神”へ。田奈ファミリー歯科・こども矯正歯科、吉永充寿院長が描く未来
田奈ファミリー歯科・こども矯正歯科
院長 吉永 充寿
神奈川県横浜市青葉区、田奈駅からほど近い場所に位置する「田奈ファミリー歯科・こども矯正歯科」。2026年1月に開院したばかりのこのクリニックで、一際熱い情熱を持って患者様と向き合っているのが院長の吉永充寿先生です。 3代目歯科医師という家系に生まれ、幼少期から「歯科医師になること」を疑わなかった吉永院長。しかし、その歩みは決して平坦なものではありませんでした。実家の継承か、自らの理想の追求か。大きな葛藤を乗り越え、たどり着いたのは「予防歯科」と「子供の発育」に特化した独自のスタイルでした。 今回は、吉永院長に開院までの苦労や、歯科医師としての譲れないこだわり、そして子供たちの未来を守るための「鼻呼吸」の重要性について、たっぷりとお話を伺いました。
—さっそくですが、歯科医師を目指されたきっかけを教えてください。
私は歯科医師として3代目になります。父と祖父が歯科医師をしていたため、自分もなるんだろうなと自然に思っていました。幼稚園の卒園アルバムにも「はいしゃさん」と書いていたくらいです。
—一度はご実家がある北九州へ戻られたそうですね。
はい。元々は父の跡を継ぐ予定で、実家の病院に戻り1年ほど一緒に診療しました。しかし、自分が学びたかったことや理想の治療と、違いを感じてしまったんです。
—最終的に横浜で開業を選んだ決め手は何だったのでしょうか?
最終的に横浜での開業を選んだ理由は、横浜で勤務していた期間が長く、働く中で街そのものに愛着が生まれたことや、先輩や友人など、身近に頼れる人たちが多くいたことも、安心して開業を考えられる要因となりました。 また、横浜で予防歯科に出会い、その考え方に強く惹かれたことも、横浜を選んだ理由の一つです。そうした想いを家族に伝え、理解を得たうえで、最終的に横浜に戻って開業する決断に至りました。
—診療において、吉永先生が大切にしている「こだわり」を教えてください。
子供であれ大人であれ、診療に時間をかけすぎないことです。長くお口を開けているのは誰にとっても辛いことですから、患者様の様子を見ながら、なるべく早く終わらせてあげることを心がけています。
—小児矯正や子供の発育に特化しているのはなぜですか?
既存の歯科医院と同じことをするなら、私がやる必要はないと思ったからです。あまり多くの先生が手掛けていない「子供の発育に携わる予防歯科」をやりたい、という強い想いがありました。
—他のクリニックとは違う、独自の設備や工夫はありますか?
スタッフや患者様の健康のため、壁に漆喰を塗っています。また、子供専用の診療チェアや、3Dでお口の中を撮る「口腔内スキャナー」、矯正専用のレントゲンなど、最新の機材を導入しています。
—開業準備の際、特に苦労されたエピソードはありますか?
全てが大変でしたね(笑)。勤務医として働きながら、内装業者とのやり取りや事務作業を全て一人で行いました。特に最近は資材高騰もあり、開業費用が以前の1.5倍ほどに跳ね上がっているのも大きな壁でした。
—銀行の融資なども含め、資金面でもかなりシビアだったのでしょうか?
はい。今は銀行も歯科医院に対して非常に厳しく、一度断られたこともあります。最終的には事業計画を修正し、内装業者を工夫したり自分でできることは全てやったりして、なんとか開業に漕ぎ着けました。
—経営者として意識している考え方はありますか?
まずはいかに「節約」するかですね。また、採用面でも求人サイトを使わずSNSを活用するなど、ローコストでの開業を徹底しました。中途半端な気持ちではやっていけない、厳しい時代だと感じています。
—吉永先生の「夢」を教えてください。
日本から一人でも多く虫歯や歯周病を減らし、健康な子供を育てることです。今の子供たちの約8割は鼻が詰まって「口呼吸」になっていますが、これが万病の元だと考えています。
—歯科医院でありながら「鼻」に着目するのはなぜですか?
鼻呼吸ができないと顔立ちや歯並び、姿勢まで全て悪くなります。私は歯を並べるだけでなく、原因そのものを治したいんです。だからこそ、まずは耳鼻科へ行くようお勧めすることもあります。
—れから来院される方、地域の方へメッセージをお願いします。
子供のうちに正しい呼吸を身につけることは、一生の健康に繋がります。私たちと一緒に、子供たちの輝く未来を守っていきましょう。まずは気軽にご相談いただければ嬉しいです。
Profile
院長 吉永 充寿
2011年に鶴見大学歯学部を卒業されました。同大学附属病院での臨床研修を経て、横浜市青葉区の「あおばファミリー歯科」をはじめとする市内の複数の歯科医院にて研鑽を積まれています。3代目歯科医師として、父や祖父から受け継いだ技術と想いを胸に、2026年1月、横浜市青葉区田奈町に「田奈ファミリー歯科・こども矯正歯科」を開業されました。現在は、予防歯科と小児の正しい発育を軸に、地域医療の発展に尽力されています。