医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
「もし自分の家族だったら」という想いを胸に。品川戸越呼吸器内科・アレルギー科クリニックの宮田祐人院長が、戸越の地で挑む『納得のいく医療』の提供。
品川戸越呼吸器内科・アレルギー科クリニック
院長 宮田 祐人
東急大井町線「戸越公園駅」からほど近い場所に位置する「品川戸越呼吸器内科・アレルギー科クリニック」。2026年4月の開院以来、長引く咳や喘息、アレルギー疾患に悩む地域の方々の「相談窓口」として確かな存在感を放っています。院長を務めるのは、昭和大学病院(現:昭和医科大学病院)で講師として長年研鑽を積んできた宮田祐人先生です。高度な専門知識を持ちながらも、語り口は非常に穏やかで、「患者様との対話」を何よりも大切にされています。今回は宮田祐人先生に、品川戸越呼吸器内科・アレルギー科クリニックを開院したきっかけや、独自の診療ポリシー、そして地域医療にかける熱い想いについて詳しくお話を伺いました。
—宮田先生が、医師を志したきっかけを教えていただけますか。
実は私は、最初から医学部を目指していたわけではありませんでした。高校生の頃はまだ将来の目標が漠然としており、得意だった文系科目を活かそうと最初は法学部に進学したんです。しかし、大学で学ぶ中で「自分の一生をかけて本当にやりたいことは何か」を真剣に考えるようになりました。その際、やはり社会に直接貢献でき、人の役に立てる医療の世界に強く惹かれたんです。一度違う道を歩んだからこそ、医療に対する情熱と覚悟を再確認し、医学部を受験し直す決意をしました。
—数ある診療科の中で、呼吸器・アレルギー内科を専門に選ばれたのはなぜでしょうか。
研修医時代、さまざまな科を経験しましたが、外科のような瞬発力が必要な分野よりも、内科、特に慢性疾患に対して論理的に深く向き合うスタイルが自分に合っていると感じました。中でも呼吸器内科は、急性期から慢性期まで非常に幅広く、複雑な病態を扱います。検査データを深く読み解き、患者様の背景を含めて最適な治療法を組み立てていくプロセスに、医師としての大きなやりがいを感じ、この道を究めようと決めました。
—呼吸器内科という分野の「奥深さ」は、どのようなところにありますか。
咳一つとっても、その原因は喘息や感染症、あるいはアレルギーなど多岐にわたります。また、治療が長期にわたることも多いため、患者様と長くお付き合いしながら、生活の質を改善していく喜びがあります。昭和医科大学病院時代には、難治性の喘息や重症の咳に関する研究も行ってきましたが、学べば学ぶほど新しい発見があり、一生をかけて探求し続けられる素晴らしい分野だと自負しています。
—長年、大学病院の講師として第一線で活躍されていましたが、今回「開業」という道を選ばれた理由を教えてください。
大学病院での臨床、研究、教育に全力で取り組むことで様々な経験を得ることができ、非常に充実していました。しかし、一通りの経験を積んだからこそ、今度は自分の城を持ち、より地域に根ざした場所で新しい挑戦をしてみたいという好奇心が湧いてきたんです。大きな組織の中にいる安心感も大切ですが、常に新しい環境に身を置き、自分自身をアップデートし続けたいという思いが、品川戸越呼吸器内科・アレルギー科クリニックの開院に繋がりました。
—なぜ、この「戸越」という場所を選ばれたのでしょうか。
私にとって馴染み深く、患者様の紹介などで昭和医科大学病院などの大学病院や周辺の基幹病院との連携もスムーズに行えるアクセスの良さが大きな理由の一つです。戸越エリアは活気がありながらも、落ち着いた住宅街が広がっています。大学病院時代に診ていたような専門的な医療を、わざわざ遠くの大きな病院まで行かなくても、この慣れ親しんだ地域で提供したいと考えました。
—品川戸越呼吸器内科・アレルギー科クリニックならではの強みはどこにありますか。
当クリニックの最大の強みは、CTを完備している点です。一般的なクリニックにあるレントゲン検査だけでは見つけるのが難しい早期の肺疾患や細かな病変も、CTがあればより正確かつスピーディーに診断できます。大学病院と同等の診断クオリティを、予約の手間や待ち時間を抑えて身近に受けられる。それが、私たちのクリニックが地域に提供できる価値だと考えています。
—診療にあたって、宮田先生が最も大切にされていることは何でしょうか。
常に「目の前の患者様が、もし自分の妻や子ども、あるいは両親だったら、自分はどういう検査や治療を提案するか」と自問自答することです。医療にはガイドラインという明確な指標がありますが、それを一方的に押し付けることはしたくありません。その治療が患者様の生活スタイルやご希望に合っているか、家族と同じような親身な姿勢で考え、共に方針を決めていくことを一番の理想としています。
—「納得感」のある医療を提供するために、工夫されていることはありますか。
難しい専門用語を並べるのではなく、患者様が理解しやすい言葉で丁寧に説明することに尽きます。たとえ医学的に正しい診断であっても、患者様ご自身が納得し、前向きに治療に取り組めなければ、本当の意味での健康は取り戻せません。どんな些細な悩みでも気軽に話していただけるような、話しやすい雰囲気づくりをクリニック全体で心がけています。
—院長として、スタッフの皆様に対してはどのような考えをお持ちですか。
これはクリニックのホームページにも掲げているのですが、当クリニックに関わるすべての人、つまり患者様はもちろん、ここで働くスタッフもみんなが幸せでいられる場所にしたいと考えています。スタッフが満足し、やりがいを持って働けてこそ、患者様にも質の高い、温かな接遇ができると思うからです。全員が幸福感を持って働ける環境を整えることが、結果として患者様への還元に繋がると信じています。
—今後、品川戸越呼吸器内科・アレルギー科クリニックをどのような場所にしていきたいですか。
まずは、この地域で「咳や呼吸器、アレルギーのことで困ったら、宮田先生のところへ行けば安心だ」と、真っ先に思い出していただける存在になりたいです。現在は開院して間もないですが、2〜3年後には、圧倒的な信頼を寄せられる呼吸器の専門クリニックとして定着させることが目標です。
—呼吸器疾患以外にも、今後力を入れていきたい領域はありますか。
喘息や咳の治療はもちろんですが、睡眠時無呼吸症候群の管理や、高血圧、糖尿病といった生活習慣病の管理まで、幅広くサポートしていきたいですね。呼吸器の専門性を軸にしつつも、地域の皆様のかかりつけ医として、トータルで健康を支えられるような体制をより強化していきたいと考えています。
—最後に、これから開業を目指す医師の方々や、地域の方々へメッセージをお願いします。
今の医療環境は決して楽なものではありませんが、だからこそ「自分だけの武器」を持つことが大切だと感じています。私にとってはそれが呼吸器内科の専門知識であり、CTという設備であり、患者様に寄り添う心です。地域の皆様には、どんな小さなお困りごとでも、ぜひ気軽にご相談いただきたいです。これからも初心を忘れず、誠実な医療を戸越の地でお届けしていきます。
Profile
院長 宮田 祐人
2011年3月帝京大学医学部卒業。順天堂大学医学部付属浦安病院での臨床研修を経て、2013年より昭和大学病院(現:昭和医科大学病院)呼吸器アレルギー内科に入局。小田原市立病院などでの勤務、昭和医科大学大学院医学研究科修了(医学博士)を経て、昭和医科大学病院の講師として臨床・研究・教育に携わる。呼吸器の専門医として多くの難治性疾患を担当。2026年1月より同病院の兼任講師を務め、同年4月に「品川戸越呼吸器内科・アレルギー科クリニック」を開院。長年の大学病院での経験を活かし、CT等の高度な設備を駆使しながら、地域に密着した「患者様ファースト」の医療を実践している。