Interviewインタビュー

「とよだ内科・内視鏡クリニック」豊田昌徳院長が語る、専門医としての技術と地域への想い

とよだ内科・内視鏡クリニック

院長 豊田 昌徳

神戸・三宮の利便性の高い立地に位置する「とよだ内科・内視鏡クリニック」。院長の豊田昌徳先生は、国内屈指のがんセンターや大学病院で研鑽を積み、数多くの内視鏡診断・治療に携わってきた消化器のスペシャリストです。豊田先生が掲げる目標はズバリ「大腸がん死ゼロ」。検査に対する不安を安心へと変え、誰もが気軽に相談できる「街の窓口」を目指されています。今回は、開院に込めた情熱から、最新のAI技術を活用した診療、そして未来のビジョンまで、豊田先生にお話を伺いました。

「大腸がん死ゼロ」を目指して。三宮で紡ぐ、精密かつ温かな内視鏡医療–とよだ内科・内視鏡クリニック 豊田 昌徳 院長インタビュー

医師としての原点と、三宮に開院した理由

まず、豊田先生が医師を志したきっかけを教えてください。

高校2〜3年生の頃に身内が「がん」を患ったことが一番のきっかけです。医療を通じて直接人を助けることができればと思い、医師の道を選びました。

長年がん治療の最前線にいらした先生が、なぜ三宮という場所を選ばれたのですか?

がんを早期発見・早期治療するためには、何より検査を広く受けていただく必要があります。三宮は圧倒的にアクセスが良く、忙しい方でも立ち寄りやすい場所です。検査の裾野を広げるためにこの場所での開院を決めました。

診療において特に大切にされている信念はありますか?

 「丁寧に向き合うこと」に尽きます。患者様が抱える不安を少しでも和らげ、疑問や不明点を残さないまま安心してお帰りいただけるような診療を常に心がけています。

専門医の技術と最新AIが支える安心の検査

内視鏡検査において、AI(人工知能)を導入されているそうですね。

はい。AIはポリープの発見や診断を力強くサポートしてくれます。人間はどうしても疲労で認識力が落ちる瞬間がありますが、AIはそれを防ぐことができるので、「専門医の目とAI」この二重のチェックが検査の精度を飛躍的に高めてくれます。

検査の「受けやすさ」については、どのような工夫をされていますか?

Web予約システムの導入です。現代の忙しい生活の中で思い立った時にすぐに予約を入れられる利便性は、検査のハードルを下げるために非常に重要だと考えています。

内視鏡検査以外でクリニックの設備についてこだわった点はありますか?

内視鏡検査に必要な医療機器を揃え、院内で安心して下剤が飲めるトイレ付き個室を確保しています。 また、患者様やスタッフの「動線」については設計段階から夢にみるほど考え抜きました。

経営者としての苦労と、それを支えた「チームの絆」

開院してから経営者として直面した苦労はありましたか?

開院当初は、採用面で予定していた人材が集まらなかったり、入職後すぐに退職されるスタッフがいたりと、思うようにいかない時期がありました。その結果、残ってくれたスタッフに負担がかかってしまい、経営者として非常に心苦しく感じることもありました。しかし現在は、そうした時期を乗り越え、非常に安定したチームへと成長しています。「ワンチーム」として機能するまでには時間を要しましたが、スタッフ全員が同じ方向を向いて動けるようになったことで、診療の質もより充実してきたと実感しています。

スタッフの方々との信頼関係はどのように築かれていますか?

私は、自己理解・他者理解を深めるメソッドであるMBTI®の認定ユーザーとして培ったコミュニケーションスキルを活かし、スタッフが安心して相談できる環境づくりを大切にしています。また、当院の理念に共感してくれる人材を重視して採用しており、信頼できるベテランの看護師や受付スタッフに現場を任せることで、安定した組織運営を実現しています。新しく入職したスタッフに対しても、現場のメンバーが丁寧に教育・サポートを行う体制が整っており、その積み重ねが信頼関係の構築につながっていると感じています。

クリニックを運営していて一番「幸せだ」と感じる瞬間はいつですか?

患者様から直接、「ここに来てよかった」「これならまた検査を受けられます」「家族や友人に紹介しますね」といったお言葉をいただいたときです。自分たちの医療が、患者様の安心や前向きな一歩につながっていると実感できる瞬間は、何よりの喜びです。これからも、信頼して来院してくださる一人ひとりに真摯に向き合い、安心して医療を受けていただけるクリニックであり続けたいと考えています。

「大腸がん死ゼロ」へのビジョンと、次世代へのメッセージ

これからのクリニックの展望を教えてください。

2〜3年後にはこの地域で「内視鏡検査なら、まずは豊田先生に相談しよう」と思っていただける存在になりたいです。大腸がんは早期発見で防げる病気なので、その認知をさらに広めていきたいですね。

どんな方にもっと検査を受けてほしいと考えていますか?

特に、仕事で忙しく検査を後回しにしている30代〜40代の現役世代の方々です。アクセスの良さを活かして、若いうちから「怖くない検査」を経験していただき将来のがんをゼロにしていきたいです。

最後に、これから開業を目指す医師へアドバイスをお願いします。

私は50歳を過ぎての開業でしたが、自分のやりたい医療を形にできる開業は素晴らしいものです。人任せにせず自分が納得できる診療スタイルや設計をとことん突き詰めることが成功への道だと思います。

Profile

院長 豊田 昌徳

1999年山梨医科大学卒業後、神戸大学大学院医学科を修了。IHI播磨病院、西脇市立西脇病院を経て、昭和大学横浜市北部病院や国立がん研究センター東病院などで内視鏡医療の第一人者たちに師事した。2010年より神戸大学医学部附属病院腫瘍・血液内科特命講師を務め、2020年には春日野会病院の院長に就任。2025年、理想の医療を形にするため、神戸三宮に「とよだ内科・内視鏡クリニック」を開院。豊富な臨床経験に基づき、AIを駆使した精緻な検査と患者様一人ひとりに寄り添う丁寧な対話を大切にしている。

会社情報

医院名

とよだ内科・内視鏡クリニック

設立

2025年