地域に根ざした予防歯科の未来を創る・仲六郷ひろの歯科医院・廣野大司院長インタビュー
2026.04.27
健康寿命を延ばすために、私たちができること。たいクリニック院長・田井重行が紡ぐ、切らない治療の未来
たいクリニック
院長 田井 重行
横浜市旭区、鶴ヶ峰駅からほど近い場所に位置する「たいクリニック」。泌尿器科に加え、麻酔科医として「痛みの専門外来」で長年研鑽を積んできた田井重行院長は、順天堂大学医学部卒業後、都立墨東病院の医長を務め上げるなど、救急から緩和まで幅広い現場を支えてきた実力派です。本インタビューでは、田井先生がなぜ医師を志したのかという原点から、痛みの専門家として大切にしている想い、そして今後、疼痛治療とペインクリニックという新たな選択肢を通じて実現したい未来について詳しくお話を伺いました。
—さっそくですが、田井先生が医師を志されたきっかけについて教えてください。
私は若い頃、ラグビーや柔道といった激しいスポーツに打ち込んでいました。怪我で病院にお世話になる機会も多く、自分自身が患者として痛みやリハビリを経験する中で「直接的に痛みを取り、身体を治す」という仕事に強く惹かれたのが原点です。
—現在注力されている疼痛治療、ペインクリニックにはどのような想いがあるのでしょうか?
最大のメリットは「手術を回避できる可能性」です。これまでは薬で治らなければ手術という選択肢しかありませんでしたが、疼痛治療、ペインクリニックは自分自身の修復力を活かす第三の道です。身体への負担を最小限に抑えられるのが魅力ですね。
—具体的にはどのような悩みを持つ患者様に選ばれているのですか?
スポーツを続けたい若い方から、高齢で手術に不安を感じている方まで様々です。「大がかりな手術はしたくないけれど、痛みを取り除いて趣味を楽しみたい」という切実な願いを持つ方々に、新しい希望を提供したいと考えています。
—クリニックを運営する上で、特に大切にされているポリシーはありますか?
医師が一人で頑張るのではなく、スタッフ全員が一丸となる「組織力」を重視しています。特に各エリアで「疼痛治療、ペインクリニックならここ」と信頼されるブランド力を築くために、日々の診療の質を均一に保つことを心がけています。
—スタッフの方々とのコミュニケーションで意識されていることは何でしょうか?
丁寧なマニュアル作成と密な意思疎通です。医療現場では一瞬の判断が重要ですので、スタッフが迷わず動ける環境を整えるとともに、お互いの考えをしっかりと共有できる風通しの良い関係性を築いています。
—最近では医療のデジタル化も進んでいますが、その点はどのようにお考えですか?
AIなどの最新システムは、事務作業の効率化には非常に有効です。しかし、当院は高齢の患者様も多いため、デジタルに頼りすぎず「人と人」のぬくもりを大切にしています。効率化で浮いた時間を、患者様との対話に充てるようにしています。
—たいクリニックには、ご紹介で来院される方も多いと伺いました。
ありがたいことに、実際に治療を受けた患者様の口コミや、ご家族からのご紹介が増えています。麻酔科や泌尿器科での経験を活かし「痛みの専門家」として信頼をいただけることは、医師として何よりの誉れです。
—患者様との関わりの中で、最も喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?
やはり、長年悩んでいた痛みが改善し、笑顔で「ありがとう」と言っていただける瞬間です。患者様が再び自分の足で歩き、日常生活を楽しんでいる姿を見ることが、私の最大の原動力になっています。
—地域医療を担う立場として、どのような存在でありたいとお考えでしょうか?
困ったときに「まずは、たいクリニックに相談してみよう」と思っていただける、地域の保健室のような存在でありたいですね。専門的な治療はもちろん、些細な不安も解消できる場所を目指しています。
—今後のクリニックのビジョンについてお聞かせください。
今後は主要都市への展開も視野に入れています。疼痛治療とペインクリニックという選択肢を全国に広め、日本全体の「健康寿命」を延ばすことに貢献したい。一人でも多くの「痛み」を抱える人を救うのが私の使命だと考えています。
—これから開業を志す、あるいは夢を持つ医師へアドバイスをお願いします。
開業は未知のことばかりで不安も大きいでしょう。私自身もそうでした。しかし、誠実に一歩を踏み出せば、必ず助けてくれる仲間や専門家が現れます。勇気を持って挑戦すれば、数年後には「やってよかった」と思える日が必ず来ます。
Profile
院長 田井 重行
平成3年に順天堂大学医学部を卒業後、同大学泌尿器科にて医師としてのキャリアをスタート。平成6年からは都立墨東病院麻酔科にて、救急医療やペインクリニックの現場で「痛みの専門家」としての研鑽を積む。その後、順天堂大学等でのさらなる研鑽を経て、平成13年に墨東病院麻酔科医長に就任。長年、急性期から慢性期まで幅広い痛みのコントロールに携わってきた。平成20年に「たいクリニック」を開院。泌尿器疾患の治療に加え、麻酔科医としての知見を活かした疼痛治療、ペインクリニックなど、患者様の負担が少なく、QOL(生活の質)を飛躍的に向上させる先進的な医療を提供し続けている。