「怪我を理由に夢を諦めさせない」科学的根拠に基づいた治療でアスリートの未来を拓く――「夢」整形外科スポーツクリニック 岡崎史朗院長
2026.02.12
八尾から、再び輝く舞台へ。アスレティックス整形外科肩膝スポーツクリニック・馬谷直樹が挑む、怪我を超えた先の感動
アスレティックス整形外科肩膝スポーツクリニック
院長 馬谷 直樹
大阪府八尾市に新たに誕生した「アスレティックス整形外科肩膝スポーツクリニック」。スポーツ外傷・障害の専門治療、特に肩や膝の疾患において、トップアスリートから地域の方々まで幅広く支えることを掲げています。今回お話を伺ったのは、院長の馬谷直樹先生です。馬谷院長は、長年、京都大学医学部附属病院や関西電力病院といった名だたる医療機関で、肩・膝・スポーツ医学の責任者として数多くの手術とリハビリを執刀・監修されてきました。なぜ今、地元である八尾での開業を選んだのか。そして、このクリニックを通じてどのような未来を描いているのか。馬谷院長が抱く情熱と、患者様への想いに迫ります。
—馬谷先生が医師を志したきっかけを教えてください。
私は小学校から大学まで野球一筋の生活を送ってきました。転機は高校時代、膝に大きな怪我を負い、手術を受けたことです。執刀してくださった先生のおかげで無事に競技復帰できた際、「自分も怪我に苦しむアスリートを支える側になりたい」と強く決意しました。
—偏差値35からの医学部合格というエピソードは驚きです。
高校3年の夏までは本当に野球しかしていませんでしたから(笑)。でも、目標が決まれば迷いはありませんでした。野球で培った集中力をすべて勉強に注ぎ込み、1年半は死に物狂いで机に向かいました。あの時の「絶対に諦めない」という経験が、今の診療の土台になっています。
—専門として「肩・膝」を選ばれたのはなぜですか?
整形外科の中でも、肩と膝はスポーツにおいて最も酷使され、かつ精密な動きが要求される部位だからです。私自身が膝の怪我で苦しんだ経験もありますし、専門性を高めることで、より多くの選手の選手生命を救いたいと考えたのが理由です。
—多くの基幹病院で責任ある立場を務めてこられましたが、なぜ開業を決意されたのですか。
総合病院では、どうしても「待ち時間の長さ」や「リハビリ時間の制限」といったシステム上の制約があります。もっと患者様に寄り添い、毎日外来が開いていて、必要なリハビリを十分に提供できる環境を自分の手で作りたかったんです。
—開業にあたって、クリニックの設備にはこだわりましたか?
はい。超音波診断装置や体外衝撃波など、プロのアスリートが受ける診察と同レベルの環境を整えました。正確な診断がなければ、最適な治療は始まりません。地域にいながらにして、最高峰の医療を受けられることが私の理想です。
—「アスレティックス整形外科」という名前に込めた想いを聞かせてください。
単なる「怪我を治す場所」ではなく、患者様が再びアスリートとして、あるいは元気に動ける一人の人間として、前向きに活動できる場所でありたいという願いを込めました。
—診療の際、患者様とのコミュニケーションで大切にしていることは?
「安心感」を与えることです。特に成長期の選手やその親御さんは、怪我をすると「もう元に戻れないのではないか」と強い不安を抱きます。医学的な根拠に基づきつつ、復帰までのプロセスを分かりやすく説明することで、その不安を取り除くことを最優先しています。
—先生が考える「良い治療」とはどのようなものでしょうか。
手術が成功するのは当然ですが、その後のリハビリを含めて「怪我をする前よりも良いパフォーマンス」で復帰できてこそ、本当の治療だと思っています。そのためには、医師と理学療法士が密に連携することが不可欠です。
—貴院のスタッフ教育やチーム作りについては、どのようにお考えですか。
「人は宝」という理念を掲げています。スタッフがやりがいを持って働ける環境こそが、患者様への最高のサービスを生むと考えています。理学療法士とは常に症例を共有し、チーム全体で一人の患者様を支える体制を構築しています。
—クリニックが目指す「地域での役割」について教えてください。
「地域ナンバーワンの信頼」です。患者数だけでなく、安心感や満足度において一番を目指しています。何かあったら「アスレティックスに行けば間違いない」と言っていただける、地域の砦のような存在になりたいですね。
—スポーツ現場への貢献活動なども考えていらっしゃいますか。
はい。今後は理学療法士を地域の学校やチームに派遣する「アウトリーチ活動」を積極的に行いたいです。怪我を未然に防ぐためのストレッチ指導や、正しいフォームのレクチャーを通じて、地域スポーツのレベル向上に貢献したいと考えています。
—最後に、これから開業医を目指す先生方へアドバイスやメッセージをお願いします。
私自身が実感したのは、「コンセプトを明確にすること」の重要性です。何を専門とし、どんな患者様を救いたいのか。その軸をしっかり固めれば、自ずと必要な設備やスタッフ、立地が見えてきます。勤務医時代にはなかった「経営」や「労務」の壁も出てきますが、理想の医療を実現できる喜びは格別です。情熱を持って準備に励んでください。
Profile
院長 馬谷 直樹
2007年に関西医科大学医学部を卒業後、生長会ベルランド総合病院にて初期研修および整形外科に従事。聖隷三方原病院、日本赤十字社和歌山医療センター、順和会京都下鴨病院を経て、2018年より京都大学整形外科の肩・膝・スポーツ班にて専門性を深める。2020年からは関西電力病院の整形外科にて肩・膝・スポーツ責任者を務めるなど、数多くの難症例や手術に携わってきた。2025年秋、満を持して地元である大阪府八尾市に「アスレティックス整形外科肩膝スポーツクリニック」を開業。最新の医療機器と専門的なリハビリ体制を整え、スポーツを愛するすべての人を支える地域医療の実現を目指している。日本整形外科学会専門医。