難病と向き合い続けた小児循環器のスペシャリスト–京都駅さかぐち小児科ハートクリニック 院長 坂口 平馬インタビュー
2025.12.16
世田谷の地で、骨から健やかな未来を。のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック 乗松祐佐院長が描く、地域に根ざした信頼の医療
医療法人社団白沙青松会 のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック
理事長・院長 乗松 祐佐
東京都世田谷区給田、閑静な住宅街の一角にある「のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック」。ここで院長を務める乗松祐佐先生は、自治医科大学卒業後、ハーバード大学での研究や大学教授職を経て、現在のクリニックを開設されました。華やかな経歴を持ちながらも、乗松先生が今最も大切にしているのは「目の前の患者さんと誠実に向き合うこと」です。なぜ大学病院などの大組織ではなく、地域に根ざしたクリニックという道を選んだのか。そして、日々どのような想いで診察室に立たれているのか。のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック院長、乗松祐佐先生の真摯な眼差しと、その志に迫ります。
—まず、先生が医師を志したきっかけを教えてください。
私が小学生の時に祖父を亡くしたことが原点です。普通のサラリーマン家庭でしたが、その経験から「人の命を救う仕事に就きたい」という思いが芽生えました。
—学生時代はどのように過ごされていたのでしょうか?
地域医療を学ぶために自治医科大学へ進みましたが、部活動のヨット(セーリング470級)に明け暮れていました(笑)。国体に出場するほど熱中し、そこで培った体力や精神力は今の診療にも活きていると感じます。
—数ある診療科の中から、なぜ整形外科を選ばれたのですか?
研修医時代、骨折などで歩けなかった患者さんが、手術やリハビリを経て自分の足で歩いて退院される姿を目の当たりにし、非常に感動したからです。回復が目に見えてわかるところに大きな魅力を感じました。
—ハーバード大学での研究や大学教授職を経て、なぜ「開業」という道を選ばれたのでしょうか。
大学病院などでの臨床を通じ、「骨折を繰り返す患者さん」の多さに危機感を覚えたからです。特に高齢者の方は骨折を機に寝たきりになるリスクが高く、それを未然に防ぐ必要性を痛感しました。
—病院勤務時代に感じていた課題とは何でしたか?
大きな病院は手術がメインになりがちで、再発防止のための「骨粗しょう症の継続治療」に十分な時間を割くのが難しいのが現実でした。ならば、自分で予防に特化した場を作ろうと考えたのです。
—クリニック名にもある通り、「骨粗しょう症」には特に力を入れているのですね。
はい。適切な治療介入をすれば、防げる骨折はたくさんあります。「骨を強くして健康寿命を延ばす」という予防医療を、地域の方々に直接届けたかったのが一番の理由です。あわせて、「運動器リハビリテーション」にもかなり力を入れています。
—経営者として、クリニックを運営する上で大切にしている理念を教えてください。
「真心のある医療」「安全で質の高い医療」「地域に根ざした医療」の3つです。目の前の患者さんと誠実に向き合い、確かなエビデンスに基づいた治療を提供することを信条としています。
—スタッフの教育や環境づくりで意識していることはありますか?
スタッフも患者さんも、やはり「人」との繋がりが全てです。理学療法士の主任に教育を任せたり、スタッフへの医療費補助制度を整えたりと、チーム全員が納得して働ける環境を目指しています。
—昨今の「医療DX」についてはどのように取り組まれていますか?
電子カルテや自動精算機、オンライン資格確認などは積極的に導入していますが、システムはあくまで手段です。それによって生まれた時間を、患者さんとの対話に充てることが重要だと考えています。
—今後のクリニックの展望や、先生自身の夢を教えてください。
この世田谷の地で「整形外科ならここ」と一番に信頼される存在になりたいですね。規模を追うより、まずは今の患者さん一人ひとりに深く根ざした医療を継続していくことが目標です。
—先生個人として、日々の健康管理で気をつけていることはありますか?
平日は車移動になりがちですが、週末は意識的に歩いたり、健康でい続けるための自己管理には気を使っています。目の前のキューズガーデンは広大な公園となっていますので、散歩にはとても良い環境です。
—開業を目指す後輩の先生方へ、アドバイスをお願いします。
最も大切なのは「患者さんと向き合う熱意」です。開業医は全ての責任を自分で負う厳しさがありますが、地域医療に貢献できる喜びは格別です。誇りを持って挑戦してほしいですね。
Profile
理事長・院長 乗松 祐佐
2000年に自治医科大学医学部を卒業後、地域医療の最前線で研鑽を積む。2012年に同大学大学院(博士課程)を修了し、医学博士号を取得。2013年には米国ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院にて博士研究員として基礎医学研究に従事するなど、世界最高峰の環境で知見を広めた。帰国後、2016年に国際医療福祉大学教授、2018年には五香病院副院長を歴任。 長年の臨床経験から、骨折の連鎖を防ぐ「骨粗しょう症治療」および「運動器リハビリテーション」の重要性を痛感し、2023年に東京都世田谷区にて「のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック」を開設。2026年5月に法人設立し、現在に至る。高度な専門性と温かな人間性を兼ね備え、地域住民の健康寿命延伸に心血を注いでいる。