Interviewインタビュー

長岡京の街で誰もが安心して通える皮膚の「かかりつけ医」を目指して。ありた皮ふ科クリニック・在田貴裕の飽くなき挑戦

ありた皮ふ科クリニック

院長 在田 貴裕

京都府長岡京市に構える「ありた皮ふ科クリニック」。2024年12月の開院以来、地域の皮膚健康を支え続けているのが、院長の在田貴裕先生です。大学病院や基幹病院で最前線の皮膚科医療に携わり、特に皮膚腫瘍の手術や最先端のアトピー性皮膚炎治療において豊富な経験を積んできました。「ありた皮ふ科クリニック」では、一般的な皮膚疾患の診療はもちろん、クリニックの規模でありながら高度な日帰り手術にも対応。さらに、患者様が気軽に相談できるようリーズナブルで質の高い美容皮膚科治療も提供しています。本インタビューでは、在田貴裕先生の医師としての原点から、診療へのこだわり、そしてこれからの未来展望についてじっくりとお話を伺いました。

父の背中を追いかけ長岡京市に開院した「ありた皮ふ科クリニック」在田貴裕院長の決意

医師の原点とキャリアの歩み

まず初めに、在田先生が医師を志したきっかけについてお聞かせください。

一番大きかったのは、私の父親が医師だったことですね。父は地域に根ざした皮膚科の開業医をしていまして、幼い頃からその働く姿をずっと近くで見て育ちました。地域の方々に信頼され、感謝されている父の姿は、子供ながらにとても格好良く、魅力的な仕事に映ったのを覚えています。

幼少期のご経験も影響しているのでしょうか?

そうですね。私自身が子供の頃にあまり体が強い方ではなかったので、身近に医者がいてくれることの心強さを身をもって知っていました。そうした環境もあり、自分も同じように何か人の役に立てる、人を助けられるような仕事をしたいと自然に考えるようになりました。

具体的に「医師になろう」と本格的に決意されたのはいつ頃でしたか?

小学生の頃からなんとなく「自分も将来は父のような道に進むのかな」という漠然とした思いはありました。ただ、中学・高校時代は少し勉強をサボってしまった時期もありまして。その反動もあって、本格的に自分の意志として「絶対に医師になるんだ」と覚悟を決めたのは高校3年生くらいになってからでしたね。

クリニック開院への想いと理想のチームづくり

大学病院などで長く勤務された後、2024年12月に現在のクリニックを開院された経緯を教えてください。

これまでは京都府立医科大学附属病院などで長年キャリアを積んできましたが、年齢を重ねていく父のことや、地域医療になにか貢献できないかという想いが徐々に強くなっていました。そんな折に、たまたま父のクリニックのすぐ近くに新しい医療ビルが建つというお話をいただき、このタイミングでの開院を決めました。

お父様のクリニックのすぐ近くで独自の医院を立ち上げたのには、どのような理由がありますか?

周囲からは「競合してしまうのでは?」と心配されましたが、私の中で明確な理由がありました。父のクリニックは地域密着の素晴らしい診療所ですが、スペースに限りがあります。私はこれまで大学病院等で皮膚手術や最新の薬物療法を中心にやってきましたので、自分が培ってきた「日帰り手術」や「美容皮膚科」を提供するためには、独自の広い設備が必要だったんです。お互いの強みを活かしながら、将来的には父の患者様をスムーズに引き継いでいけるというメリットもあります。

スタッフの採用やチームづくりにおいて、意識されていることはありますか?

実は、当院の採用面接には妻にも一緒に参加してもらっているんです。女性ならではの視点と、私からの視点の両方ですり合わせをしながら、お人柄や人間性を重視してチームを作ってきました。皮膚科、特に美容も扱う上では、スタッフ自身が「医院の見本」となる部分もありますので、ただ優しいだけでなく、細やかな気配りができる最高のチームができたと自負しています。

日常の診療におけるこだわりと直近の課題

日常の診察において、先生が特に大切にされていることは何ですか?

皮膚科はどうしても患者様の数が多くなりがちで、混雑しやすいという特性があります。そのため、お待たせする時間を少しでも減らすという「スピード感」が求められる一方で、絶対に診療や説明を雑にしたくないという強い想いがあります。短時間でも、患者様が一番聞いてほしいこと、悩まれている本質を汲み取れるよう全力を尽くしています。

治療方針や、患者様への「説明」についてはいかがでしょうか。

これからどのような治療を行うのか、お薬をどう塗ればいいのかを、どれだけ分かりやすく丁寧に説明できるかにはいつもこだわっています。患者様が納得して治療に臨めるよう、丁寧な対話を診察のベースにしています。

現在、開院から約1年半が経過しましたが、今感じられている課題などはありますか?

一番の悩みは、やはり「待ち時間」のコントロールですね。多くの患者様に来院していただけるのは大変嬉しいのですが、その反面、予約をしていただいているのにお待たせしてしまったり、予約外の患者様の待ち時間が長くなってしまったりすることがあります。

これからの未来展望と開業医としてのビジョン

ありた皮ふ科クリニックが目指す、これからの医療ビジョンを教えてください。

当院の大きな強みは、クリニックでありながら「大学病院や総合病院に近いレベルでの医療」を提供できる点にあります。例えば、アトピー性皮膚炎の最先端の注射薬や内服薬治療や、他院では大きな病院を紹介されるような悪性皮膚腫瘍などの手術も、当院で日帰りで完結させることができます。大きな病院に行って長い待ち時間に耐えたり、入院したりする負担を、患者様から取り除いて差し上げたいんです。

在田先生の最終的な「夢」をお聞かせください。

私の夢は、「京都で皮膚のトラブルに悩んだら、まずはあそこの“ありた皮ふ科”に行けば間違いない」と、地域の患者様からも、そして周囲の医療従事者からも一番に信頼を寄せられるクリニックにすることです。これからも利益第一に走ることなく、目の前の患者様お一人おひとりに誠実に向き合い、確かな医療を届け続けてまいります。

最後に、これから開業医を目指す先生方へアドバイスやメッセージをお願いします。

勤務医時代と違い、開業するとすべての最終責任が自分にあります。臨床スキルだけでなく、保険診療の仕組みや算定ルールを事前に勉強し、経営を意識しておくことが大切です。 そして何より重要なのは、「その地域で自分が何をしたいのか」を明確にすること。得意・不得意を見極め、責任を持って提供できる医療の軸を作ることが成功へのカギになります。 開業は大変なことも多いですが、目の前の患者様にダイレクトに喜んでいただける瞬間は、勤務医時代とは違う大きな感動とやりがいがあります。ぜひ理想の医療の実現に向けて、今からたくさんの経験を積んで頑張ってください。

Profile

院長 在田 貴裕

ありた皮ふ科クリニック 院長。2011年3月に大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)を卒業後、社会保険神戸中央病院および京都府立医科大学附属病院にて研修を修了。2013年より京都府立医科大学附属病院皮膚科の専攻医となり、同大学院にて皮膚科学を専攻。その後、市立大津市民病院の皮膚科医長、京都府立医科大学附属病院皮膚科助教などを歴任し、大学病院や基幹病院の最前線で難治性疾患や皮膚手術の知見を深める。2024年12月に「ありた皮ふ科クリニック」を開院。地域に密着した優しく丁寧な診療と、専門性を活かした高度な医療の両立を目指し、日々患者様と向き合っている。

会社情報

医院名

ありた皮ふ科クリニック

設立

2024年12月