なぜ、訪問診療という形で地域医療に貢献するのか?仙台みやぎの訪問クリニック 院長 川村 雄剛 先生に聞く、医師としての信念と挑戦
2025.10.01
「思いやりは想像力」心臓血管外科医としての経験を糧に、Shea clinic sendai 院長 青木智之が仙台で紡ぐ、患者様ファーストの優しき美容医療。
Shea clinic sendai(シアクリニック仙台)
院長 青木 智之
美容医療のあり方が問われる現代において、ただのビジネスではなく「医療としての誠実さ」を貫くクリニックが仙台に誕生しました。それが、2026年に開院した「Shea clinic sendai(シアクリニック仙台)」です。今回お話を伺ったのは、同院の院長を務める青木智之先生。心臓血管外科医としてのシビアな臨床経験を経て美容医療の世界へ飛び込んだ青木先生は、大手美容外科の院長などを歴任したのち、理想の医療を提供するために独立を果たしました。 「美容医療も、商売ではなくあくまで『医療』であるべき」と語る青木先生。カウンセラーを置かず、自らがカウンセリングから施術までを一貫して担当する独自のスタイルや、地域に根差したクリニックづくりへの想い、そしてプライベートな一面まで、青木先生の飾らない素顔と熱いこだわりをじっくりとインタビューしました。
—青木先生が医師を志したきっかけについて教えてください。
自分が小学生のころ、父が心臓の手術を受けました。その経験が家族に影響を与えたのか、兄が医師を目指すようになり、その背中を見ているうちに自分もこの道を意識するようになりました。実家はごく普通のサラリーマン家庭でしたので、中学・高校くらいからは医師になるために勉強を頑張りましたね。
—琉球大学を卒業後、最初は心臓血管外科へ進まれたのですね。
心臓血管外科医になりたくてその道に進み、6年間ほど働きました。本当に尊い仕事だと今でも思っています。ただ、自分の時間をなかなか確保できない世界で、休日でも緊急があればすぐに呼ばれますし、当直明けに帰宅してもまた緊急が入る。そんな日々が続くうちに、体力的にも精神的にも、少しずつ限界を感じるようになっていきました。
—そこから美容医療の道へ進むことを決めた理由は何だったのでしょうか?
心臓血管外科にいたとき、足の血管が浮き出る「下肢静脈瘤」の手術も担当していました。これは症状を改善する医療処置ですが、足の見た目が綺麗になることで患者様が素直に喜んでくださる。治療の結果が見た目にも直接あらわれて、患者様の喜びがダイレクトに伝わってくる。その体験が心に残っていたので、次に進むなら美容医療の世界へと自然に気持ちが向いていきました。
—大手美容外科で院長も務められた後、独立を決意された経緯を教えてください。
大手美容外科に在職し、院長なども経験させていただきました。規模の大きな組織で働く中で、「自分が本当にやりたい医療は何か」を改めて突き詰めて考えるようになりました。医師として患者様と向き合うとき、その方に本当に必要なことだけを、自分の判断で誠実に伝えられる環境を作りたい。その想いが独立の出発点です。「これは医療としてどうあるべきか」という問いを自分に課し続けた結果、自分でクリニックを作ることを決めました。
—開業の地に仙台を選ばれたのは、何か理由があったのですか?
結婚しているのですが、妻が宮城県の人なんです。これから子どもを育てていくことを考えたときに、奥さんの実家が近い方が絶対にいいだろうということで仙台を選びました。私自身は千葉の出身なのですが、仙台は本当に最高な街ですね! めちゃくちゃ住みやすいです。駅周辺に欲しいものがギュッと集まっているので買い物も楽ですし、車を30分も走らせれば温泉もあって、大好きなキャンプができる山もある。必要なものが全て揃っている素晴らしい街だと日々実感しています。
—Shea clinic sendaiの物件は、どのようにして見つけられたのでしょうか?
実は独立を考えてから、1ヶ月くらいですぐにこの場所に決まりました。私の作りたかったクリニックのコンセプトとして「子育て世代でも、子どもと一緒に来られる場所」というのがあったんです。一般的な美容外科はお子様連れNGのところが多いですが、ここは駅からも歩ける距離で、近くに駐車場もある。駅のすぐ近くだと家賃が跳ね上がりますが、少し離れるだけで5分の1くらいに抑えられるので、その分患者様にも還元できると思い、運命的に出会った今のビルに決めました。
—診察や施術を行う上で、青木先生が特に意識されていることはありますか?
私は「美容医療もあくまで医療である」という点を、日々の診療の軸に置いています。当院では営業担当のカウンセラーを置かず、「こんにちは」のご挨拶から受付、カウンセリング、会計まで、基本的に私自身が一貫して担当しています。お一人おひとりの状態をしっかり確認したうえで、本当に必要なものだけを提案する。そのシンプルなスタイルを大切にしています。
—クリニックを運営する上で、大切にしている理念を教えてください。
私は、「思いやりは想像力」という言葉をとても大切にしています。 相手が何をされたら嬉しいか、逆に何をされたら嫌かを「想像する」ことが、すべての思いやりの原点だと思うんです。これは患者様に対してはもちろん、一緒に働くスタッフに対しても同じです。例えば、「今あのスタッフが処置で手いっぱいだから、自分の担当じゃなくても掃除を代わってあげよう」とか、本当に細かいところですが「ドアを大きな音で閉めたら患者様がびっくりするかな」と想像して優しく閉めるとか、そういう一人ひとりの小さな想像力が、良いクリニックづくりには欠かせないと考えています。
—開業されてから、最も嬉しかった瞬間はどんなときですか?
やはり患者様が喜んでくださり、ダイレクトにその声が届くときです。「他のクリニックにも行ったけれど、ここが一番良かったからまた来ました」と言ってリピートしてくださる方がいると、自分のスタイルを信じてやってよかったと心から救われます。あとはやっぱり、オープンして初めて「1人目」の患者様が来てくださったときの感動は一生忘れられませんね。勤務医のときとは違い、自分を選んで来てくださるありがたみを毎日噛み締めています。
—2〜3年後の直近の目標や、今後のビジョンについて教えてください。
分院展開や店舗拡大といったことは一切考えていません。自分の目が届く範囲で、来てくださる患者様を大切にしながら、細く長く地域に根ざして続けていけたらそれが一番です。 ただ、美容医療の世界はiPhoneのように、毎年どんどん新しい機械や治療法が出てきて進化が止まりません。現状に停滞してしまうと一気に置いていかれてしまうので、私自身もスタッフも常に勉強を続け、新しい良いものを柔軟に取り入れながら、変化し続けるクリニックでありたいです。
—どのようなお悩みを持つ方に一番来てほしいですか?
特に「美容クリニックに行くのが初めて」という初心者の方や、子育て中で自分のケアが後回しになってしまっているママさん・パパさんに来ていただきたいです。私自身、子どもが生まれてから「親になると本当に自分の時間がなくなるんだな」と実感しました。当院にはキッズスペースもありますので、お子様と一緒に気兼ねなくお越しいただき、日々の息抜きやご褒美として、お話だけでも聞きに来てくれたら嬉しいですね。
—最後に、これから開業医を目指す先生方へアドバイスやメッセージをお願いします。
偉そうなことを言える立場ではないのですが、私の経験からお伝えするなら、「なぜ開業したいのか」という目的やビジョンを明確に持つことが一番大切だと思います。 なんとなく「お金を稼ぎたいから」「楽そうだから」という理由だけだと、いざ始めてから集客やSNS運用、細かな事務作業などの壁にぶつかったときに、どうしていいか分からなくなってしまいます。 「こういうクリニックを作りたい」「こういう患者様を救いたい」という軸がはっきりしていれば、発信する情報や集客の方向性にも迷いがなくなります。もし安定を求めるのであれば、勤務医を続けていた方が絶対に良いです。でも、自分だけの理想の医療を形にしたいという強い想いがあるなら、ぜひ目的を明確にして一歩を踏み出してほしいなと思います。
Profile
院長 青木 智之
宮城県仙台市の美容外科「Shea clinic sendai(シアクリニック仙台)」院長。 2015年に琉球大学医学部医学科を卒業後、中部徳洲会病院での初期臨床研修を経て、2017年より昭和大学江東豊洲病院の心臓血管外科にて、命に関わる高度な外科臨床の経験を積む。2023年に東京中央美容外科に入職し、美容医療の道へ転身。翌2024年には同グループの仙台広瀬通院の院長に就任。その後、盛岡美容外科での勤務を経て、自らの理想とする「患者様にどこまでも誠実な美容医療」を形にするため、仙台の地に「Shea clinic sendai」を開業。心臓血管外科で培った繊細な手術手技と、「思いやりは想像力」という強い信念に基づき、必要な治療だけを誠実に提案するスタイルで、院長自らが全工程を優しく担当する診療スタイルが地元の患者様から厚い信頼を寄せられている。