地域医療への貢献を目指す–浜松歯科 中野 陽平 院長の経営と情熱
2026.02.17
「嘘をつかず、誠実に」もみじ台シトラス歯科 院長・竹村治先生が目指す、誰もが安心して通える温かな場所
もみじ台シトラス歯科
院長 竹村 治
北海道札幌市厚別区に位置する「もみじ台シトラス歯科」。地域の皆さまの歯の健康を守り、お子様からご年配の方まで誰もが気軽に通えるアットホームな歯科クリニックです。院長を務める竹村治先生は、訪問歯科診療や地方での院長職など多様な現場で経験を積み、2022年にもみじ台シトラス歯科を開院されました。今回は、竹村治院長に歯科医師を目指したきっかけや、クリニック経営において最も大切にしている「誠実さ」へのこだわり、そして患者様やスタッフに対する熱い思いについてじっくりとお話を伺いました。
—勤務医としてキャリアをスタートされてから、ご自身のクリニックを開こうと決められた理由は何だったのでしょうか?
勤務医として働いていく中で、経営者の考え方と現場で働く歯科医師としての自分の思いにギャップを感じることが増えてきたんです。歯科医師は国家資格を持って治療を行うプロですので、患者様にとって何が一番ベストかを考えて治療を進めたい。しかし、勤務医だと時間の制限や組織の都合で、思うような治療を提供できない場面もありました。患者様のためにならない治療や対応はしたくないですし、自分の責任で100%患者様に向き合える環境を作りたいと思ったのが開院を決意した大きな理由です。
—開院された2022年はコロナ禍や資材高騰など厳しい環境だったかと思いますが、不安はありませんでしたか?
確かに当時はウッドショックによる資材の高騰や人流の減少などがあり、経営面でのストレスや厳しさはありました。ですが、「患者様のために誠実でいること」や「当たり前のことを当たり前にやる」という軸さえブレなければ乗り越えられると思っていました。何があってもワンオペでも生き残れるような覚悟を持って準備を進めていたので、過度に怯えることはありませんでしたね。
—クリニック運営において、スタッフの採用や教育で最も意識されていることは何ですか?
とにかく「お金や評価に関して嘘をつかない」ということを一番徹底しています。これは自分自身の経験からも確信しているのですが、働く側にとって一番ストレスになるのは「頑張ったのに適切に評価されない」「約束されたはずのお金があやふやにされる」ということなんですよね。ですから、当院ではスタッフに対して曖昧な約束や嘘は一切つきません。
—具体的にはどのように評価や還元を行っているのでしょうか?
「頑張ったらボーナスを出すよ」といった不確かな口約束はせず、現在のポジションや実際の貢献度をしっかりと評価した上で、根拠を持って給与やインセンティブ、手当として支給しています。評価基準を明確にすることで、スタッフ間でも不平不満が出ない健全な関係性を保てるようにしています。
—有給休暇の取得や働きやすさについての取り組みはいかがでしょうか?
当院では有給休暇をほぼ100%消化できる環境を作っています。休みを取りづらい雰囲気をなくし、もし有給を使わずに頑張ってくれた場合にも、それをしっかり評価してインセンティブとして還元する選択肢を用意しています。「休むも頑張るも自分で選べる」状態にすることで、スタッフが無理なく気持ちよく働けるように配慮しています。
—ホームページを拝見すると非常に親しみやすい印象を受けますが、デザインや雰囲気づくりでこだわった点はありますか?
あまりカッコつけすぎず、敷居を低くすることを意識しました。高級感がありすぎるおしゃれな歯科医院だと、患者様が「自分が行っても大丈夫かな…」と心理的なハードルを感じて踏みとどまってしまうことがあると思うんです。お子様からご年配の方まで、地域の誰もが「ここなら気軽に行けそうだな」と思えるような、温かみのある間口の広さを大切にしています。
—集客やマーケティング面で、地域に合わせて工夫されていることはありますか?
もみじ台という地域柄、ご年配の世代も多くいらっしゃいますので、紙媒体のチラシや案内といったアナログな情報発信はやはり効果的で重視しています。一方で、若い世代や新規の患者様に向けては最近Instagramの運用を始めるなど、年齢層に合わせて媒体を使い分ける工夫をしています。
—竹村先生が思い描く「理想の歯科クリニック像」とはどのようなものでしょうか?
歯科医院って、多くの人にとって「痛い」「行くのが嫌だな」というマイナスの状態からスタートする場所ですよね。でも、治療が終わったり、ホワイトニングや矯正で歯がきれいになったりした後に、患者様が「来てよかった!」と笑顔になって帰っていただける場所でありたいんです。マイナスをゼロにするだけでなく、プラスの感情を生み出せるクリニックを目指しています。
—竹村先生ご自身の「今後の夢」について教えていただけますか?
夢はシンプルにひとつだけです。「来院してくださった患者様が、しっかり治って笑顔で帰っていくこと」。お金を稼ぎたいとか有名になりたいといった別の欲と混ざってしまうと、本当の目的が見えなくなってしまいます。治療を受けて良かったと思って満足して帰っていただける、その当たり前の積み重ねこそが私の唯一の夢であり、目標です。
—これから開業を目指す若い歯科医師の方々へ、メッセージやアドバイスをお願いいたします。
今の時代、周囲から「開業はやめておいた方がいい」「厳しいから諦めろ」といったネガティブな声を聞くことが多いかもしれません。しかし、自分が本気でやりたいという信念があるなら、周りの声に惑わされず、ブレずに自分の信じた道を突き進んでほしいです。大谷翔平選手だって「二刀流は無理だ」と言われても挑戦して成功しましたよね。自分の限界を決めずに頑張れば成功できると思います。
—最後に、もみじ台シトラス歯科へ通われる地域の皆さまへメッセージをお願いします。
もみじ台シトラス歯科は、いつでも誠実に、誤魔化しのない真心込めた医療を提供いたします。お口のことで少しでも悩みや不安があれば、どうぞ安心して気軽にお越しください。皆さまが安心して治療を受け、笑顔で帰っていただけるよう、スタッフ一同温かくお迎えいたします。
Profile
院長 竹村 治
2014年より医療法人宝歯会に在籍し、かじわら歯科医院、あやらぎスマイル歯科小児歯科医院、小野田スマイル歯科小児歯科にて研鑽を積む。2018年には医療法人響にて訪問歯科診療を担当。2020年、長万部の医療法人社団幸悠会 あやめ歯科院長に就任し、地域の歯科医療に貢献。2022年、北海道札幌市厚別区にもみじ台シトラス歯科を開院。「嘘をつかない誠実な医療」を信条に、患者様一人ひとりに寄り添い、笑顔で帰っていただけるクリニック作りを目指している。