医療の未来をデジタルで切り拓く!病理診断の課題に挑む熱い思い–【LUMIPATH Clinic】四十物 絵理子 院長インタビュー
2026.04.01
患者様一人ひとりの「美容の家庭医」へ。医療法人プルミエ会 広島プルミエクリニック 雑賀知歩理事長兼院長が目指す、誠実で持続可能な美容医療
医療法人プルミエ会 広島プルミエクリニック
理事長兼院長 雑賀 知歩
美容医療が身近な存在となる一方で、情報があふれ自分に合った選択に迷う方も少なくありません。広島県広島市に構える「医療法人プルミエ会 広島プルミエクリニック」で理事長兼院長を務める雑賀知歩先生は、患者様一人ひとりの悩みや背景に親身に向き合い、安心・納得のいく医療の提供を大切にされています。形成外科での確かな経験を土台に、美容外科・美容皮膚科を網羅する総合的な視点から、地域の「美容の家庭医」として親しまれている雑賀知歩理事長兼院長。今回は、雑賀知歩先生に医師を目指したきっかけや診療でのこだわり、クリニックにかける温かい想いをお伺いしました。
—先生が医師を志されたきっかけを教えていただけますか?
実家が代々医師の家系だったわけではないんです。もともとマザー・テレサの「自分にできることから人の役に立ちたい」という生き方に強く惹かれておりまして、自分自身のスキルで直接誰かの役に立てる職業として医師を選びました。
—形成外科でのご経験を経て、美容医療の領域へ進まれた経緯を教えてください。
大学卒業後は形成外科の医局に入り、小児の先天性疾患などの手術や研修を重ねてきました。その後、出産などのライフイベントを経て働き方を模索する中で、保険診療と自由診療それぞれの役割について深く考えるようになったのがきっかけです。
—保険診療と自由診療にはどのような役割の違いを感じられたのでしょうか?
保険診療は「命に関わる疾患」を治すことが中心ですが、国が定めるルールには限界もあります。一方で美容医療をはじめとする自由診療は、命に直接関わらなくても、見た目のコンプレックスを解消することでその方の生活の質や人生を前向きに変える力があります。そこに自由診療ならではの大切な「受け皿」としての役割を感じ、美容医療の世界へ足を踏み入れました。
—広島プルミエクリニックに着任し、経営を引き継がれた理由をお聞かせください。
美容外科・美容皮膚科・内科的観点を組み合わせた総合的な美容医療を、一箇所で誠実に行いたいと考えていました。都市部を転々とするのではなく、「ここに来れば雑賀がいる」と広島の地に根ざして患者様と長くお付き合いしたかったんです。前院長が退職される際も、通ってくださる患者様や一緒に働くスタッフの環境を守り、みんなが幸せになれる場所を継続したいという想いからクリニックを引き継ぎました。
—継承されてから現在に至るまで、経営面で苦労されたエピソードはありますか?
私自身、もともと経営自体に強い興味があったわけではなく、ずっとナンバー2の立ち位置で医療に向き合ってきたので、急にトップに立つのは大きな変化でした。多くのスタッフを抱える中で責任の重さを実感し、単に自分のやりたい診療をするだけでなく、医院全体の経営や環境を維持していく難しさにはとても苦労しましたね。
—日々の診療を行う上で、雑賀先生が特に意識されている「こだわり」は何ですか?
「適正な医療を提供する」という点に尽きます。自由診療というと利益優先に見られがちですが、当院では不必要な施術や適応のない治療をお勧めすることは絶対にありません。リスクも含めて親身にカウンセリングを行い、必要のないものはきちんと「必要ありません」とお伝えした上で、患者様にとって真にベストな選択肢を一緒に考えるようにしています。
—クリニックのYouTubeチャンネルなど、動画での発信にも力を入れていますよね。
美容医療は専門知識が多く、初診の短時間だけで患者様にすべてを深くご理解いただくのはどうしても難しい側面があります。事前に動画で私の人柄やクリニックの考え方、治療の基礎知識を知っていただくことで、実際のカウンセリングでの認識のズレを減らすことができるんです。
—実際に動画をご覧になって来院される患者様の反応はいかがですか?
飾らずにありのままの雰囲気を発信しているので、動画を見て納得された方が来てくださいます。診察室でも「あの動画の施術ですね」とスムーズに話が進みますし、相性の良い患者様との信頼関係が事前に築けるので、お互いにとってとても良い効果が生まれています。
—クリニックを継続して経営されていて、最も嬉しさや幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?
長年通ってくださる患者様が、ご家族やお知り合いをご紹介してくださる瞬間です。例えば、若返り治療で通われているお母様が「娘の二重手術をお願いしたい」とお連れくださったり、さらにおばあ様やご主人様をご紹介いただいたり。世代を超えてご家族ぐるみで頼っていただけることは、地域の「美容の家庭医」を目指す私にとって最高の喜びです。
—広島プルミエクリニックが一番大切にしている経営理念や信条を教えてください。
「患者様にとって、正しく・誠実な医療を行うこと」です。売上や利益だけを追求するのではなく、美容医療の機器や製剤を導入する際も、本当に効果と安全性が確認できたものだけを自分自身の責任で見極めて厳選しています。やるべき治療はしっかり行い、やるべきでないものは行わないという倫理観を徹底しています。
—今後2〜3年後、クリニックをどのような場所にしていきたいですか?
最近は美容クリニックの数が増え、価格の安さや特定の施術に特化した医院も増えていますが、私たちは患者様のお悩みをトータルで診ることができる「総合美容クリニック」でありたいと考えています。「広島で美容医療なら、プルミエクリニックの雑賀先生に相談すれば安心」と地域で信頼され続ける存在を目指します。
—最後に、これから開業医を目指す方々へメッセージをお願いします。
開業や継承をすると、診療だけでなく経営やスタッフマネジメントなど想像以上の大変さや責任が伴います。ですが、その根底にある「自分たちの医療で、目の前の患者様やスタッフを幸せにしたい」という強い軸があれば、どんな困難も乗り越えていくことができます。単に売上や数字を追うのではなく、患者様と誠実に向き合い、関わるすべての人と良好な信頼関係を築いていくことが、結果として長く愛されるクリニック作りに繋がると信じています。
Profile
理事長兼院長 雑賀 知歩
医療法人プルミエ会 広島プルミエクリニック 理事長兼院長。 2003年佐賀大学医学部卒業。昭和大学形成外科や千葉県こども病院等で、小児先天奇形をはじめ多岐にわたる形成的治療・再建外科に従事し「見た目の改善が人生を左右する」ことを痛感する。聖マリア病院で美容皮膚科外来を立ち上げるなど救急・内科・美容の現場で研鑽を重ねた後、2016年広島プルミエクリニック分院院長、2017年本院院長に就任。2022年医療法人プルミエ会理事長に就任。日本形成外科学会正会員・日本美容外科学会(JSAPS)正会員。形成外科の確かな手技と誠実な姿勢で、地域の患者様から絶大な支持を集めている。