Interviewインタビュー

「患者様とスタッフ、そして地域に誠実であること」いとうらんクリニック四条烏丸 院長 伊藤 蘭先生が描く、信頼の美容医療

いとうらんクリニック四条烏丸

院長 伊藤 蘭

京都・四条烏丸の地に構える「いとうらんクリニック四条烏丸」。院長を務める伊藤 蘭先生は、形成外科医として長年培った確かな技術と経験を胸に、患者様一人ひとりの悩みに深く寄り添う美容医療を提供されています。利益や過度な営業を追うのではなく、「患者様に誠実に向き合い、心から満足していただくこと」を第一に掲げる伊藤先生。今回は、伊藤 蘭先生に医師を志した原点から、開業に至った経緯、スタッフ教育や経営における独自のこだわり、そしてこれから目指すクリニックの姿について詳しくお話を伺いました

患者様に誠実に向き合う美容医療を。「いとうらんクリニック四条烏丸」院長・伊藤 蘭先生が語る、真摯なクリニック経営と医療への想い

医師としての原点と開業への想い

—まずは伊藤先生が医師を志されたきっかけからお聞かせいただけますでしょうか。

実家は医者家系ではなく身近に医師がいなかったのですが、幼少期にアトピー性皮膚炎を患っていて病院に通う機会が多く、漠然と医療への希望を持っていました。また『ブラック・ジャック』などのアニメの影響もあり、自分の手腕で人を助ける仕事への憧れや、白衣がマントのように見えるかっこよさに魅せられたことも原点ですね。

—大学病院や大手美容外科などで経験を重ねてこられた中で、2022年にご自身のクリニックを開業された経緯を教えてください。

大学病院のような大きな組織では、一人の患者様を複数の医師で診る体制が多く、どうしても患者様との距離が遠くなりがちでした。深くコミュニケーションをとって潜在的なニーズまで汲み取ることが難しかったため、もっとこじんまりとした規模で患者様と一対一で丁寧に向き合い、診療科の枠を超えた女性医療を提供したいと考えて開業を決意しました。

—美容医療の世界へ進むにあたって、どのような決意がありましたか。

大病院での診療もやりがいがありましたが、患者様が真に求めていることに寄り添いきれないもどかしさがありました。自分の理想とする「患者様とじっくり向き合える診療」を実現するためには、責任を持って自分のクリニックを作り上げることが最善だと感じたんです。

診療におけるこだわりと患者様への姿勢

—実際に診療を行ううえで、最も大切にされている方針は何ですか。

何よりも「売上第一主義」に走らないことです。美容クリニックである以上、経営やスタッフへの還元のために売上は必要ですが、アップセルや不必要な施術の提案は一切行いません。必要がないと思えば「それは必要ありませんよ」とはっきりお伝えします。

—美容医療に対して不安を抱えて来院される患者様も多いかと思いますが、どのように対応されていますか。

強引な営業や当日の契約を急かすようなことは絶対にしません。患者様は勇気を出してお金を払い、来院してくださっています。だからこそ「患者様が満足しているか」が一番大切であり、確実な結果を出して心から喜んでいただくことこそが、クリニックとして選ばれる理由になると考えています。

—患者様とのカウンセリングで意識されている点はありますか。

患者様が言葉にできていない悩みや「どうなりたいか」という本質的なご希望をしっかり聞き出すことです。一対一の空間でリラックスしていただき、納得納得いくまで話し合ったうえで方針を決めるようにしています。

「三方よし」を体現する組織づくりとスタッフ教育

—スタッフの方々との関係づくりや教育面で意識されていることはありますか。

当院は20代の若いスタッフが多く、ジェネレーションギャップもあるため日々試行錯誤しています。昔のやり方を押し付けたり、無理な飲み会に誘ったりせず、居心地よく働ける環境を意識しています。定期的な面談やミーティングを設け、看護師やスタッフ間で施術手順を確認し合える勉強会の時間も大切にしています。

—経営理念として掲げられている「三方よし」とは、具体的にどのような想いでしょうか。

患者様が良いのはもちろん、働いてくれるスタッフも幸せで、それが地域社会への貢献にもつながるという考え方です。患者様を迎える前に、まずスタッフ自身が幸せで満足していなければ、良い雰囲気は作れません。技術や経験に差があっても、一人ひとりの成長を温かく後押しすることを心がけています。

—スタッフの教育や育成において、一番難しいと感じる部分はどこですか。

人によって経験も価値観も異なるため、全員に同じ教え方をしても響かない点ですね。個々の性格やレベルに合わせて伝え方を変え、一定の医療水準を保ちながら成長してもらう教育には、終わりがなく常に頭を悩ませています。

これからの展望と開業を目指す医師へ

—これからの「いとうらんクリニック四条烏丸」の展望について教えてください。

地域にしっかり根を張り、多くの方に認知され「安心して足を運べる場所」にしていくことが目標です。敷居が高いと思われがちな美容医療の垣根を下げ、心身ともに誠実に向き合えるクリニックとして存在し続けたいですね。

—流行の展開や短期的な規模拡大についてはどうお考えですか。

焦ってあれこれ手を広げる必要はないと思っています。1日2日で出来上がるものではないからこそ、地道に日々を積み重ねていくこと自体がクリニックの信頼になり、長続きする証になります。地道に継続していく姿勢こそが何より大切です。

—最後に、これから開業を目指す若い医師の方々へメッセージをお願いいたします。

「今開業すべきか」という時期に良い悪いはないので、自分がやりたいと思ったタイミングがベストです。ただし開業すると「個の力」で生きていくことになるため、勤務医のうちにどれだけ技術を高め、難しい症例やトラブルの学びを深められるかが成功のカギになります。自分の手腕を高め、自信を持って一歩を踏み出してください。

Profile

院長 伊藤 蘭

2003年に山口大学医学部を卒業後、京都大学医学部附属病院形成外科、日本赤十字社和歌山医療センター形成外科での勤務を経て、形成外科医としてのキャリアをスタート。島根県立中央病院、松寿会共和病院での経験を重ね、2010年に京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)へ入学。在学中には、アメリカのMD Anderson Cancer Centerや台湾のChang Gung Memorial Hospitalにてマイクロサージェリーフェローとして世界最先端の技術を学ぶ。2015年に博士課程を修了し、京都大学医学部附属病院形成外科の助教に就任。その後、大手美容外科での院長職を経て、2022年に「いとうらんクリニック四条烏丸」を開設。

会社情報

医院名

いとうらんクリニック四条烏丸

設立

2022年