Interviewインタビュー

「早期発見・予防で命を守る」えぞえ消化器内視鏡クリニック 江副康正院長が目指す、誰もが安心して相談できる温かい医療

えぞえ消化器内視鏡クリニック

院長 江副 康正

京都・中京区三条通沿いに構える「えぞえ消化器内視鏡クリニック」は、受診者の心と身体に寄り添った丁寧な内視鏡診療を提供しています。院長の江副康正先生は、がんの専門医療や大学病院での豊富な臨床経験を経て開院されました。胃カメラや大腸カメラと聞くと「苦しそう」「痛そう」と不安を抱く方も少なくありませんが、同院では最新の知識と細やかな配慮により、ハードルの低い検査環境を整えています。今回は江副康正院長に、医師を志したきっかけや診療でのこだわり、そして受診者への想いについて詳しくお話を伺いました。

受診者の不安に寄り添い、苦しくない内視鏡検査を届ける。えぞえ消化器内視鏡クリニック 院長 江副 康正インタビュー

医師としての原点と歩んできたキャリア

—まずはじめに、江副先生が医師を目指されたきっかけを教えてください。

幼い頃のことなので明確なきっかけを覚えているわけではないのですが、小学生の低学年の頃にはすでに「将来は医者になりたい」と周囲に話していました。親が医師だったわけではないのですが、子供の頃に体調を崩して病院にかかった際、優しく接してくださったお医者さんの姿を見て「いいな」と感じたのが最初のきっかけだったのだと思います。

—学生時代から研修医時代にかけては、どのような環境で過ごされたのでしょうか。

地元の熊本で高校・大学時代を過ごし、熊本大学医学部を卒業した後はそのまま地元で7年ほど医師として勤務しました。その後、さらに専門性を高めるために千葉の国立がんセンター東病院へ移り、消化器がんの専門診療に携わりました。

—その後、京都へ来られてから開院を決意するまでの経緯をお聞かせいただけますか。

2007年に京都大学病院に赴任することになり、それ以来ずっと京都に住んでいます。京大病院などを経て大阪のクリニックでも5年ほど勤務し、高度な内視鏡処置を数多く経験しました。ただ、体力的な負担や長年の生活拠点である京都での将来を考えた際、「自分のクリニックを持ち、地域の方々に直接貢献したい」という想いが強くなり開院を決意しました。

受診者の不安を解消する診療のこだわり

—診療の際、受診者と接する上で特に意識されていることは何ですか。

とにかく「分かりやすく説明すること」と「話しやすい雰囲気をつくること」の2点を大切にしています。検査自体をいくら楽に受けられたとしても、その後の説明が不十分であれば受診者の満足や安心にはつながりません。

—検査結果や今後の治療方針については、具体的にどのように伝えられていますか。

口頭だけで終わらせず、書面などもお渡ししながら明確に伝えるよう心がけています。「今回はこういう結果だったので、次の検査は〇年後くらいで大丈夫ですよ」と具体的かつ明確に見通しを立てていただくことで、不安を減らしていただけるようにしています。

—内視鏡検査に対して「痛そう・苦しそう」と恐怖心を持つ受診者にはどう対応されていますか。

「昔受けた検査が辛かった」という経験から受診をためらってしまう方は非常に多いです。当院では鎮静剤を活用するなどして「痛くない・苦しくない検査」を徹底しています。さらにYouTube動画やSNSを通じて実際の検査風景や雰囲気を発信し、「決して恐ろしいものではない」と理解してもらえるよう受診のハードルを下げる工夫を行っています。

笑顔があふれる職場環境とクリニック経営

—クリニックの運営や組織づくりで重視されている理念はありますか。

「スタッフみんなが楽しく仕事ができる環境をつくること」が第1ですね。働いているスタッフ自身が楽しく、ストレスなく過ごせていなければ、受診者に対しても本当の意味で優しく接することはできません。

—開院から現在に至るまで、スタッフ管理やチームづくりで苦労された経験はありますか。

開院当初はパートさん中心の体制だったこともあり、業務のオペレーションやチームの雰囲気が定着するまでに数年ほど試行錯誤がありました。現在は常勤スタッフも増え、お互いを思いやれる非常に良い雰囲気が出来上がっています。

—スタッフの仲の良さや温かい雰囲気が伝わる具体的なエピソードはありますか。

スタッフ同士で親睦を深める食事会を開いた際もほぼ全員が参加してくれますし、スタッフ発信で「社員旅行に行きたいです」という声が上がって旅行に出かけたこともあります。みんなが楽しそうに働いてくれている姿を見ることが、経営者として何より嬉しい瞬間ですね。

大腸がん予防と未来へのメッセージ

—予防や早期発見に注力されている理由は何でしょうか。

特に大腸がんは日本で今なお非常に多いがんですが、早期に発見してポリープの段階で切除できれば予防が可能な病気でもあります。しかし、検診の便潜血検査で引っかかっても精密検査(大腸カメラ)を受けない方が一定数いらっしゃるのが実状です。

—症状がない方でも検査を受けるべきタイミングはありますか。

特に自覚症状がない方であっても、40歳や45歳といった人生の節目を迎えたら、ぜひ一度は内視鏡検査を受けていただきたいと思っています。保険診療の枠にとらわれず、症状がない方でも人間ドックとして受けていただけるように、今後も間口を広げていきたいと考えています。

—最後に、これから開業医を目指す先生方へのメッセージやアドバイスをお願いします。

勤務医時代とは異なり、開業すると医療技術だけでなくスタッフ管理や環境づくりといった経営面での課題にも直面します。ですが、自分が思い描く理想の医療を追及し、スタッフと一緒に良い職場を作り上げて受診者に喜んでいただけたときのやりがいは本当に大きいです。スタッフがストレスなく働ける環境を整えることが、結果として受診者への良い医療の提供につながりますので、ぜひご自身の目指す医療の実現に向けて頑張っていただければと思います。

Profile

院長 江副 康正

1998年熊本大学医学部卒業後、同大学第一内科に入局。2005年より国立がんセンター東病院消化管内科にてがん診療の専門性を深める。2007年に京都大学大学院医学研究科集学的がん診療学講座、2013年には京都大学医学部附属病院がん薬物治療科に勤務。2014年より大阪の消化器内科クリニックに勤務しながら京都大学腫瘍内科学講座客員研究員を兼任。2019年、「えぞえ消化器内視鏡クリニック」を開院。

会社情報

医院名

えぞえ消化器内視鏡クリニック

設立

2019年