Interviewインタビュー

頼れる専門医であり、温かなかかりつけ医。かとう耳鼻咽喉科クリニック・加藤貴重先生がすべての人に届ける『ほっとできる安心』

かとう耳鼻咽喉科クリニック

院長 加藤 貴重

愛知県豊田市に位置する「かとう耳鼻咽喉科クリニック」。2017年の開院以来、小さなお子様からご高齢の方まで、地域の皆様の健やかな暮らしを支え続けてきました。院長を務める加藤貴重先生は、患者様一人ひとりの声に熱心に耳を傾け、心に寄り添った医療を提供することを何よりも大切にされています。今回は加藤先生に、医師を志したきっかけや開院に込めた強い想い、コロナ禍という大きな試練をどのように乗り越えてこられたのか、そしてこれからのクリニックが目指すべき未来について、じっくりとお話を伺いました。

「かとう耳鼻咽喉科クリニック」加藤貴重院長インタビュー:生まれ育った豊田市で、お父様の志を胸に紡ぐ地域医療のバトン

医師としての原点と地元・豊田市での開院への想い

まずは加藤先生が医師を志したきっかけからお聞かせいただけますでしょうか。

私の父が、現在私がクリニックを構えているこの場所で、長年歯科医院を営んでおりました。幼い頃から、父が地域の方々のために一生懸命働く姿や、患者様から「ありがとう」と感謝されている姿を間近で見て育ったことが、私にとって非常に大きかったですね。医療を通じて人の役に立ちたい、父のように地域に貢献できる仕事をしたいという想いが自然と芽生え、医師の道を志すようになりました。

その後、2017年2月に「かとう耳鼻咽喉科クリニック」を開院されましたが、その経緯について教えてください。

もともと「いつかは自分で開院し、自分の理想とする医療を提供したい」という夢は持っていました。ただ、具体的な時期や場所を決定づける大きな転機となったのは、開院の数年前に父がくも膜下出血を患って倒れてしまったことです。一度は奇跡的に現場復帰を果たしたのですが、その後に再発してしまいまして……。ちょうど私が開院を決意する1年ほど前のことでした。

お父様のご病気が大きな転機になったのですね。

そうですね。当初は別の場所での開院も視野に入れていたのですが、父の様子を近くで見守りたいという想いが強くありました。そして何より、自分を育ててくれた生まれ育った地元の皆様に恩返しがしたい、地域に根差した医療を提供したいという強い気持ちから、この慣れ親しんだ豊田市の場所で「かとう耳鼻咽喉科クリニック」を開院することを決めました。

専門性を活かした高度な医療とクリニックの強み

耳鼻咽喉科の診療範囲は非常に広いですが、特に力を入れている領域はありますでしょうか。

耳鼻咽喉科は、首より上の部分(脳・眼・歯を除く)で多岐にわたる部位を治療します。当院でも風邪やアレルギー、中耳炎といった一般的な診療を幅広く行っていますが、私がこれまで大学病院や基幹病院で研鑽を積む中で、特に専門的に深く関わってきたのが「音声(声)」と「嚥下(飲み込み)」に関する治療です。

「声」や「飲み込み」のトラブルは、日常生活においてとても深刻ですよね。

そうですね。声が出づらい、食べ物がうまく飲み込めないといったお悩みは、生活の質に直結します。声は、人と人とのコミュニケーションの手段でもありますし、食事等は生活の基本ですからね。特に声の問題については専門の医師も少ないせいか地元の方だけではなく、遠方から来られる患者様や現在では舞台役者や歌手の方など、声を生業にされている患者様も、このクリニックまで足を運んでくださっています。

遠方からも患者様が来られるのは素晴らしい強みですね。診療において、設備面でのこだわりはありますか。

患者様に「視覚的」にも分かりやすい説明ができるよう、内視鏡システムなどの検査機器を使用しています。耳鼻咽喉科の領域は、患者様ご自身では見えない場所が多いですよね。だからこそ、実際に喉や鼻の中の動画や画像を一緒に見ていただきながら、「今ここがこうなっているから、このお薬を飲みましょう」と納得していただける丁寧な説明を心がけています。

コロナ禍という試練と、忘れられない患者様との絆

これまでクリニックを経営される中で、特に苦労されたエピソードなどはありますか。

やはり一番大変だったのは「コロナ禍」の時期ですね。耳鼻咽喉科という特性上、どうしても感染リスクと隣り合わせの診療になります。当院から患者様に感染を広げるわけには絶対にいきませんから、スタッフやそのご家族が体調を崩した際には、最低でも1週間はしっかりと休んでもらう体制をとっていました。

医療機関の最前線だからこその厳しい感染対策ですね。その際の運営はいかがでしたか。

安全を最優先にするあまり、出勤できるスタッフの数が大幅に減ってしまい、一時期は深刻な人手不足に陥りました。診療を維持することが極めて難しくなり、断腸の思いで臨時休診をいただいた日もありました。どうすれば地域の医療を止めずに、安全に患者様を診ることができるか、日々葛藤と模索の連続でしたね。スタッフ全員の協力のおかげで、なんとか乗り越えることができました。

逆に、これまでに嬉しかったことや、医師としてのやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか。

普段の診療の中でも、皆さんが「元気になった。」「○○さんに勧められて、ここへ来てよかった。」と言ってくださるとやりがいを感じます。また印象に残っているエピソードとしては、音楽系の大学を目指して頑張っていた患者様が、大事な試験の直前に声が出なくなってしまい、非常に困って当院に相談に来られたことがありました。なんとか力になりたいと治療をサポートしたところ、後日「無事に大学に合格しました!」と、丁寧なお手紙をいただいたんです。患者様の人生の大事な一歩に関われたことは、本当に医師冥利に尽きます。

患者様に寄り添う医療理念

加藤先生が日々の診療において、最も大切にされている「理念」について教えてください。

私たちが目指しているのは、「地域の皆様が安心して、ほっとして足を運べるクリニック」です。体調を崩して不安な気持ちで来院される患者様ばかりですから、少しでもその不安を解消して差し上げたい。そのため、一通りの診察が終わった後には、必ず「他に言い忘れたことや、聞いておきたいことはありませんか?」と最後に一言お声がけするように意識しています。

地域の皆様へメッセージをお願いします。

私個人としての目標は、これからも大きな事故なく、患者様一人ひとりと真摯に向き合う毎日を大切に積み重ねていくことです。耳・鼻・喉のことで少しでも気になることや不安なことがあれば、どんな小さなことでも構いません。どうぞお気軽に「かとう耳鼻咽喉科クリニック」へご相談ください。私たちが全力で、皆様の安心をサポートいたします。

最後に、地域の皆様、そしてこれから開院を目指す若い医師の方々へメッセージをお願いいたします。

現代は医師の過剰時代と言われ、開業医を取り巻く環境は決して易しくはありません。しかし、開院したからこそ、自分の理想とする医療をダイレクトに地域へ届けられる楽しさがあります。自分だけのこだわりを詰め込んだ、大好きな空間を地域のために創り出せるのは、開業医ならではの特権です。

Profile

院長 加藤 貴重

愛知県豊田市出身。2004年に愛知医科大学医学部を卒業後、同大学病院や総合大雄会病院にて臨床研修を修了。その後、愛知医科大学病院の耳鼻咽喉科、名古屋掖済会病院、旭労災病院などで多くの臨床経験を積み、耳鼻咽喉科医としての確かな技術と専門性を磨く。2017年2月、生まれ育った地元である愛知県豊田市梅坪町に「かとう耳鼻咽喉科クリニック」を開院。長年培ってきた嚥下(飲み込み)や声の高度な専門医療を提供しつつ、地域に根差した「優しく、安心できるかかりつけ医」として、子どもから高齢者まで多くの患者様から厚い信頼を寄せられている。

会社情報

医院名

かとう耳鼻咽喉科クリニック

設立

2017年2月