医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
FTCウエルネスクリニック表参道・君島 明院長が目指す、寄り添いと信頼の予防医療
FTCウエルネスクリニック表参道
院長 君島 明
美容や予防医療の激戦区・表参道に位置する「FTCウエルネスクリニック表参道」。当クリニックで院長を務める君島 明氏は、一度ビジネスの世界で実績を重ねた後、再び医療の現場へと戻ってきた異色の経歴を持つ医師です。患者としての視点を長く持っていたからこそ提供できる「心地よい環境」と「質の高い予防医療」へのこだわりとは何なのか。本インタビューでは、君島 明院長にクリニック開業への想いや独自の診療理念、そして今後の展望について詳しくお話を伺いました。
—まず、君島先生が医師を志したきっかけを教えてください。
高校に入学するまでは完全に文系だったのですが、高1の冬に母が旅先で狭心症を起こし、非常に危険な状態になりました。幸い命は助かったものの、当時16歳だった私は何もできない自分に強い無力感を覚えました。それがきっかけで生命に直接関わる医学と医療に興味を持ち、日本大学医学部へ進学しました。
—その後、ビジネスの世界でも長年実績を重ねられていますね。
31歳で結婚した直後に父が他界し、家族や社員を守るために会社を継ぐことになりました。そこから約30年必死で経営に向き合ってきましたが、60歳を迎えるにあたり「取得した医師免許を使ってより多くの方々のために貢献したい」と考え、再び医療の世界に戻ることを決意しました。
—表参道で「予防医療」のクリニックを開業された経緯は何でしょうか?
私自身、妻とともに10年以上血液クレンジング(大量自家血オゾン療法)を受けており、その健康維持効果を強く体感しています。この素晴らしい予防医療をより多くの方に提供できる場を作りたいと思い、仕事の拠点として長年縁がある表参道に「FTCウエルネスクリニック表参道」を開業いたしました。
—クリニックづくりで最も大切にされている視点は何ですか?
私は医師としてのキャリア以上に「患者としての歴」が長いんです。だからこそ、常に患者様・ユーザー様の目線に立つことを第一に考えています。自分が受診者だったらどう感じるかという視点を忘れず、細やかな気配りを徹底しています。
—具体的にはどのような快適さを追求されているのでしょうか?
エレベーターを降りた瞬間からお帰りになるまで、いかにスムーズで快適に過ごしていただけるかです。医療技術が高いことは当然として、おもてなしや接遇、サロンのような心地よい空間づくりにスタッフ全員がコミットしています。
—病院特有の「敷居の高さ」を感じさせない工夫もありますか?
予防医療や美容クリニックに対して「行くのが怖い」「敷居が高い」と感じる方も少なくありません。当院ではヘアサロンやエステに通うような気軽さで、心身の不調やストレスを癒やし、リフレッシュして帰っていただける雰囲気と医療サービスを大切にしています。
—医療業界では採用難も話題になりますが、当院のチームづくりはいかがですか?
おかげさまで開業当初からのメンバーが継続して力を発揮してくれており、チームとしての土台がしっかり出来上がっています。同じコンセプトと方向性に向かって、それぞれの経験と強みを活かしながらワンチームで取り組めていると感じています。
—スタッフの採用や面接で必ず確認されているポイントは何ですか?
一番は「しっかりとコミュニケーションが取れるかどうか」と「人としての品格」です。看護師も受付スタッフも、患者様のお話を丁寧に聞き、受け止めた上で適切な対応ができることが不可欠です。当たり前のようで難しいこの部分を重視しています。
—教育や指導において意識されている点はありますか?
マナーや礼儀といった基本を抑えた上で、一人ひとりの得意分野や特性を伸ばす指導を心がけています。また、当院の医療は「予防・メンテナンス」という先進的な領域でもあるため、患者様の層に合わせた質の高い対応ができるよう、日々レベルアップを図っています。
—診療を行われる中で、現在感じられている一番の課題は何ですか?
病気を治すこと以上に「健康な方の予防やメンテナンス」の重要性を理解していただくのは、まだまだ努力と啓蒙が必要です。特に血液クレンジングなどの体内メンテナンスは目に見えない部分が多く、体感も個人差があります。この療法は世界的に病気や老化の予防に大きな成果が多く報告されています。長い目で見て予防の観点から価値があるか理解、納得していただけるかが今後のミッションですね。
—今後のクリニックの展望をお聞かせください。
人間は生きている限り酸化、つまり「錆びて」いきます。当院の抗酸化・予防医療を通じて「さびないカラダと肌」を手に入れていただき、ご自分に自信を持って人生を楽しんでいただきたいですね。今後は国内だけでなくインバウンドの患者様も含め、国籍や年齢を問わず誰もが気軽にメンテナンスへ来られるサロンのようなクリニックを目指してまいります。
—最後に、これから開業医を目指す先生方へメッセージをお願いします。
単に病気や症状を診るだけでなく、「患者様が治療効果と心身の健康を取りもどしてお帰りになるか」というユーザー視点を持つことが、これからの開業医には一層求められると感じています。医療技術の研鑽はもちろんですが、患者様に心から満足していただける快適な環境や接遇、そして明確なコンセプトを共有できるチームづくりを大切に、ぜひ情熱を持って挑戦していただきたいですね。
Profile
院長 君島 明
高校時代に母の病気をきっかけに医学の道を志し、日本大学医学部へ入学・卒業。医師免許を取得後、31歳で父の他界に伴い実家のビジネスを継承。ファッションと美容業界で経営者として現在も第一線で経営。その後、自身の受診経験から予防医療や血液クレンジング(オゾン療法)の有効性を体感し、人生後半の社会貢献として医療事業へ参入。2024年12月、表参道に「FTCウエルネスクリニック表参道」を開業。患者様目線に立った快適な空間づくりと丁寧な接遇を重視し、予防・抗酸化医療の普及に尽力している。