Interviewインタビュー

どんな些細な悩みでも気軽に相談できる存在へ。金町わかな医院 院長 若菜竜が目指す、温かみあふれる「身体と心」のトータルケア

金町わかな医院

院長 若菜 竜

東京都葛飾区金町に位置する「金町わかな医院」。院長の若菜竜先生は、順天堂大学附属病院などの基幹病院で膠原病内科を中心に豊富な臨床経験を重ねてこられました。同院では、膠原病や一般内科領域の専門的な医療に加え、精神科・心療内科領域にも対応する独自の診療体制を整えています。身体の不調だけでなく、それに伴う心の不安やストレスまで総合的に受け止めることで、患者様一人ひとりに寄り添った医療を提供されています。今回は若菜竜院長に、診療において大切にされている想いや、今後の展望についてじっくりとお話を伺いました。

「身体と心」の両面から寄り添う医療を。金町わかな医院・若菜竜院長が語る、地域に根差した診療への想い

医師としての原点と専門分野へのこだわり

—まずは、若菜先生が医師を志されたきっかけについてお聞かせいただけますでしょうか。

私の場合は「絶対に医者になろう」と強く意気込んでいたというよりは、環境的な要素が大きかったと思っています。父が医師として働く姿を幼い頃から身近に見て育ちましたので、医療という仕事には自然と馴染みがありました。進路を具体的に考える時期になった際、ごく自然な流れとして医師という職業が頭に浮かび、この道へ進むことを決めました。

—大学病院などでは膠原病内科を専門に研鑽を積んでこられたそうですが、どのような分野なのでしょうか?

膠原病内科は、特定の臓器だけを診るのではなく、全身の関節や筋肉、皮膚、内臓など、体全体を総合的に診る分野です。原因が複雑なケースも多いのですが、全身をくまなく観察して病気のサインを見つけ出し、適切な治療へ繋げていく点に大きな専門性とやりがいを感じて取り組んでまいりました。

—内科だけでなく「心」も診る独自の診療体制を目指されたのはなぜですか?

臨床現場で多くの患者様と向き合う中で、身体の慢性的な痛みや病気に伴って、心の不調や不安を抱えられている方が非常に多いことを実感してきたからです。身体と心は決して切り離せないものであり、双方を一緒に診ることができる体制があれば、より多くの患者様を救えるのではないかと考え、現在のスタイルを目指すようになりました。

患者様の声に耳を傾ける「金町わかな医院」の診療スタイル

—日常の診察や問診の現場で、先生が特に意識されていることや大切にされている姿勢はありますか?

特に精神科や心療内科の領域でお困りの患者様に対しては、「お話を途中で絶対に止めない」ということを徹底しています。どれだけお話しいただいても大丈夫ですよ、という温かい姿勢でお話をお聴きすることを心がけていますね。

—不安を抱えて来院される患者様のために、院内環境で工夫されている配慮や工夫はありますか?

当院には待合スペースが2箇所あり、内科を中心とした広い待合エリアのほかに、精神科・心療内科を受診される方向けの個別ブースを設けています。横にしっかりと仕切り壁を設置することで、プライベートな空間で落ち着いてお待ちいただけるよう工夫しました。

—周りの目を気にせずに安心して待てる空間があるのは、患者様にとっても心強いですね。

この地域には大学なども近くにあり、学生さんや若い患者様が来院されることもあります。「知り合いや顔見知りに会ったらどうしよう」という不安を感じずに安心して通っていただけるよう、待ち環境には配慮しています。実際にご利用された患者様からも「配慮されていてありがたかった」というお声をいただき、嬉しく思っております。

クリニック運営の工夫と未来へのビジョン

—日々の診療の中で、どのような瞬間に医師としてのやりがいや喜びを感じますか?

やはり一番は、患者様から「良くなりました」「気持ちが楽になりました」というお言葉をいただいた瞬間ですね。特に心の不調を抱えられている方は、初診時とお薬を処方した後の2回目の診察時で、表情や雰囲気が劇的に明るくなられることがあります。そうした回復のお姿を拝見できたときは、本当にこの仕事をしていて良かったと感じます。

—スタッフ教育やクリニック全体の雰囲気づくりで意識されていることはありますか?

受付や事務スタッフには、「自分のファンを作ってもらえるような温かい気持ちで患者様に接してください」と伝えています。クリニックに入って最初に接するのがスタッフですので、お電話の対応から対面まで、明るく丁寧に対応してもらうことで、患者様がリラックスできる雰囲気を作っています。

—今後、クリニックをどのように成長させていきたいか、将来のビジョンをお聞かせください。

当院は内科と精神科・心療内科の2つの軸を持っていますので、どちらの領域においてもバランスよく、多くの方に頼っていただけるクリニックへと成長させていきたいと考えています。将来的にはこの診療体制をより強固なものにし、分院展開なども視野に入れながら、より広い地域の方々に貢献できればと思っております。

地域の皆様と未来の医療者へ向けて

—「精神科や心療内科は少し敷居が高い」と感じて受診をためらってしまう方もいるかもしれません。

そうですね、まだまだ受診することにハードルの高さを感じられる方も多いかもしれません。ですが当院は内科も併設しておりますので、「少し体調が優れない」「なんとなく重だるい」といった些細な不調の段階でも、構えずに気軽にお越しいただける環境です。どんな小さなことでも安心して相談できる、地域の「一番身近な医療の窓口」でありたいと思っています。

—地域で先進的な医療を提供し続けるために、大切にされていることはありますか?

私自身、現在も大学病院に在籍して活動を続けています。街の診療所であっても、大学病院レベルの最新の知見や医療技術を常にアップデートし続けることが重要だと実感しているからです。地域に密着した通いやすさと、質の高い医療の双方を提供できるクリニックでありたいと考えています。

—最後に、これから開業医を目指す先生方へ向けてメッセージをお願いいたします。

私自身も開業するまでは二の足を踏んでいましたし、「大学病院での勤務もあるし、本当にやっていけるだろうか」と不安や葛藤がたくさんありました。ですが、思い切って一歩を踏み出してみると、案外トントン拍子に進んでなんとかなる部分も大きいと実感しています。開業に不安や悩みを抱えている先生も多いかと思いますが、「やってみよう」という強い気持ちさえあれば必ず道は拓けます。熱い気持ちを持って、ぜひ挑戦してみてください。

Profile

院長 若菜 竜

順天堂大学医学部附属順天堂医院での初期臨床研修を経て、順天堂大学医学部 膠原病内科学講座に入局および大学院へ進学。済生会川口総合病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院 膠原病内科、順天堂大学医学部附属高齢者医療センター 膠原病内科など、先進的な医療機関で膠原病・内科疾患の専門診療と研究・研鑽を積む。現在は金町わかな医院の院長として、全身を診る内科的知見と心のケアを融合させた丁寧な診療をおこない、地域医療に貢献している。

会社情報

医院名

金町わかな医院