地域に根ざした予防歯科の未来を創る・仲六郷ひろの歯科医院・廣野大司院長インタビュー
2026.04.27
島田歯科診療所・島田 光人 院長が貫く、誠実さと技術の研鑽
島田歯科診療所
院長 島田 光人
大阪府松原市に根ざし、長年地域住民の口の健康を守り続けてきた島田歯科診療所。二代目院長を務める島田光人先生は、先代から受け継いだ「誠実な治療」をさらに進化させるべく、最新設備への投資と技術向上に余念がありません。 歯科治療は、患者様からは見えない部分が多いからこそ、信頼関係が何より重要です。「もし自分の家族ならどうするか」という視点を常に持ち、保険診療・自費診療の枠を超えて、一人ひとりに最善の選択肢を提示する島田先生。今回は島田先生のこれまでの歩みや、診療に込める熱い想い、そしてこれからの展望についてお話を伺いました。
—さっそくですが、島田先生が歯科医師を志したきっかけについて教えてください。
私は根っからの「お父さん子」で、父が歯科医師として働く背中を見て育ちました。幼少期から自然と「自分も父のようになりたい」という憧れを抱き、迷わずこの道を選びました。
—大学卒業後はすぐにこちらのご実家で勤務されたのですか?
大学卒業後は外部のクリニックでの勤務も経験しましたが、今後のキャリアについて考えていたタイミングで、父から「わしが育てる」と温かい言葉をかけてもらい実家の当院に加わることを決めました。 その後は父のサポートを受けながら多くの勉強会に参加させてもらい、そこで徹底的に学んだことが現在の私のベースになっています。
—先代であるお父様と共に働かれた17年間はいかがでしたか?
父と共に診療に向き合えた時間は、私にとって最高に幸せな時間であり、ある種の親孝行ができたのではないかと感じています。父の「誠実な治療」という精神を間近で学べたことは大きな財産です。
—先生が特に注力されている診療領域について教えてください。
「根管治療(歯の根の治療)」と「審美補綴(被せ物など)」です。特に、目に見えない細部まで徹底的にこだわる精密な治療を追求しています。
—マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を早い段階から導入されているそうですね。
はい。父の目が悪かったこともあり、かなり早期から導入していました。現在では2台体制で、保険診療・自費診療を問わず日常的に活用し、肉眼では不可能なレベルの精度を実現しています。
—重度の虫歯でも「神経を残す」ことにこだわると伺いました。
効率だけを考えれば抜いたほうが早い場合もありますが、神経を残せる可能性があるなら全力を尽くします。あえて麻酔を抑えて神経の状態を慎重に確認するなど、将来的な歯の寿命を第一に考えた選択をしています。
—診療方針として掲げている「自分自身が受けたい治療」とはどのようなものですか?
自分が、あるいは自分の家族が受けたいと思える誠実な医療を提供することです。患者様からは見えない部分だからこそ、一切の手抜きをせず胸を張れる治療を行うことを信条としています。
—自費診療についても、独自の基準をお持ちだとお聞きしました。
無理に勧めることはしません。「自分の妻や娘ならどうするか」を基準に、10年後、20年後の健康を考えて本当にメリットがある選択肢だけをメリット・デメリット含めて正直にお話しします。
—セカンドオピニオンのように、他院からのご紹介で来られる方も多いのでしょうか?
ありがたいことに、他院の先生から「この根の治療は島田先生にお願いしたい」とご紹介いただくケースも増えています。私一人の力ではなく、それぞれの専門を持つ医師同士が連携して患者様を支えるチーム医療を大切にしています。
—最新機器の導入にも積極的ですが、最近新しく取り入れたものはありますか?
「Er:YAGレーザー」を導入しました。これにより、歯周病治療や根管治療のクオリティがさらに向上します。 当院では、本当に患者さんの役に立つかどうかを見極めた上で必要な投資は積極的に行っています。 機器の導入にあたっては、自分たちが使いこなし治療の質向上につなげられるかという点も重視しています。 本機器についても、同級生の勧めをきっかけに実機を確認し、得意とする根管治療に加え、歯周病治療の質向上にもつながると確信し導入に至りました。
—スタッフの方々の働く環境作りについても配慮されているそうですね。
はい。週休二日制への移行など働き方改革を進めています。スタッフが学びたい意欲があれば積極的に外部研修を支援し、クリニック全体で技術と知識の向上を目指しています。
—島田先生が描く、これからのクリニックの理想像を教えてください。
医療は常に進化しています。私は「おじいちゃん先生」になるまで現役でいたいと思っていますし、常に最新技術を研鑽し続け、地域の皆様がどんな悩みでも相談できる場所であり続けたいです。
Profile
院長 島田 光人
1973年に先代院長が大阪市東住吉区で開業。その後、1982年に松原市にて分院として島田歯科診療所を開設。島田光人院長は大阪歯科大学を卒業後、学外の著名なスタディグループで研鑽を積み1997年に卒業。その後、父である先代と共に17年間にわたり診療に従事し、地域密着の歯科医療を支えてきました。現在は二代目院長として、マイクロスコープを駆使した精密根管治療や最新レーザー治療を軸に「自分や家族が受けたい誠実な治療」をモットーに日々患者様に向き合っています。