Interviewインタビュー

「自分とスタッフの心の余裕が、患者様の笑顔をつくる」たかさわ内科クリニック・高澤洋介院長が紡ぐ、信頼と共感の医療

たかさわ内科クリニック

院長 高澤 洋介

福井市春日町に位置する「たかさわ内科クリニック」。院長を務める高澤洋介先生は、循環器内科のスペシャリストとして数多くの救急現場を経験してこられました。今回のインタビューでは、高澤先生がなぜ「予防医療」を重視するようになったのか、その心境の変化や、スタッフと共に作り上げるクリニックの理想像について深くお話を伺いました。地域医療にかける情熱から、意外な趣味であるサウナのお話まで、高澤先生の素顔に迫ります。

地域に寄り添い「患者様の幸せ」を第一に考える医療のカタチ・たかさわ内科クリニック・高澤洋介院長インタビュー

医師としての原点と専門分野への情熱

先生が医師を志したきっかけを教えてください。

私の家系は、父も祖父も兄も医師という環境で、幼い頃から「自分も医師になる」のが当然という空気の中で育ちました。特に救急救命のドラマなどの影響もあり、命を救う仕事への憧れは自然と強くなっていきました。

循環器内科、特にカテーテル治療に邁進されていた時期もあったそうですね。

はい。心筋梗塞などで運ばれてきた患者様が、処置によって劇的に回復する姿には大きなやりがいを感じていました。当時は、趣味のミニ四駆を改造してタイムを競っていた頃のように、手技の精度を上げ、目の前の結果を出すことに夢中になっていた部分もありましたね。

そこから「予防医療」へ意識が変わったのはなぜでしょうか?

カテーテルは「事が起きた後の処置」です。しかし、多くの現場を経験するうちに「そもそも苦しい思いをさせないための予防こそが、本当の意味での治療ではないか」という考えが強くなりました。病気になる前にその芽を摘むことこそが、患者様にとっての最善だと気づいたのです。

患者様のストレスを最小限にするクリニック運営

クリニック運営において、特にこだわっている点はどこですか?

徹底した「患者様目線」です。 例えば当院では、採血から15〜20分で結果が出る機器を導入し、その場で結果説明まで行います。 「不安を持ち帰らせない」ことを重視しています。

待ち時間や通院の負担についても配慮されていると伺いました。

患者様は貴重な時間を使って来院されます。一度の来院で全てが完結するフローを設計することで、利便性を高め、通院のストレスを最小限に抑えたいと考えています。

地域の方に認知してもらうための工夫もされているそうですね。

はい。当院の名前を冠した「バス停」を作ったり、SNSでクリニックの日常を発信したりしています。これは単なる広告ではなく、クリニックを生活の動線の一部として感じていただき、受診のハードルを下げるための取り組みです。

「スタッフの幸せ」が最善の医療を生む

採用面接に院長は立ち会わないという、ユニークな手法をとられていますね。

採用は、現場で共に働くスタッフたちに任せています。 彼女たちが「一緒に働きたい」と思える相手かどうかが、チームの和において何より重要だからです。 また、事務長が中心となり現場目線で最終的な判断を行っています。 院長の好みで決めるよりも、ずっと健全な組織になります。

スタッフ教育や環境づくりで意識していることはありますか?

一言で言えば「自分たちが楽しく、幸せに働くこと」です。私がスタッフを厳しく縛り付ければ、そのストレスは必ず患者様への対応に出てしまいます。スタッフが笑顔で働ける余裕こそが、患者様への優しさや丁寧な説明に繋がるのです。

スタッフの方々に主体性を求めているのでしょうか。

その通りです。マニュアルも用意していますが、最終的にはスタッフが自分で価値を見出し、患者様のために何ができるかを考えられる環境が理想です。スタッフが輝いているクリニックは、自ずと患者様からも信頼されます。

院長自身の健康管理と未来への展望

先生ご自身の「幸せ」や健康の秘訣は何ですか?

今は完全に「サウナ」です(笑)。忙しい毎日の中で、サウナに入って心身をリセットする時間は欠かせません。自分が整っていなければ、患者様に良い医療を提供することはできませんから。

今後の「たかさわ内科クリニック」のビジョンをお聞かせください。

これからも「正しいことを誰よりも愚直にやり続ける」クリニックでありたいです。患者様の悩みに対し、一緒に伴走し、安心を提供できるパートナーとして、地域に根ざした場所であり続けたいと思っています。

最後に、これから開業医を目指す先生方へメッセージをお願いします。

開業に「正解」はありません。大切なのは、自分のアイデアを信じてそれを「正解にさせていく」という強い意志だと思います。また、過去の失敗も未来の成功で塗り替えることができます。まずはご自身の心身の健康を大切に、諦めずにやり続けてください。

Profile

院長 高澤 洋介

たかさわ内科クリニック院長・高澤洋介。平成16年に金沢医科大学を卒業後、日本大学付属病院での初期臨床研修を経て、東芝病院にて後期研修を修了。その後、東邦大学医療センター大橋病院、福井厚生病院、福井循環器病院の循環器内科にて、カテーテル治療をはじめとする専門性の高い最前線の医療に従事。令和元年に父の跡を継ぎ高沢内科医院院長に就任。令和3年、現在の地にて「たかさわ内科クリニック」として新装開院。「自分とスタッフの幸せが、最善の医療を生む」という独自の哲学を持ち、地域の方々が安心して通える「寄り添い型医療」を実践している。趣味はサウナ。

会社情報

医院名

たかさわ内科クリニック

設立

1978年