Interviewインタビュー

専門医としての矜持(きょうじ)と未来へのビジョン

辻堂矯正歯科

院長 幸田 なおき

神奈川県藤沢市、汐風の香る辻堂駅前に位置する「辻堂矯正歯科」。ここで院長を務める幸田なおき先生は、東京医科歯科大学大学院で博士号を取得し、国内外で研鑽を積んできた矯正治療のスペシャリスト。「あなたのきれいを、もっとひきだす」をキャッチコピーに掲げ、単に見た目を整えるだけでなく機能性と患者さまの満足度を追求する幸田先生。今回は先生が医師を志した原点から、あえて激戦区とも言えるこの地で開業を決意した想い、そしてスタッフや地域医療に対する真摯な姿勢についてお話を伺いました。

理想の歯ならびは、正しい知識と経験から。地域に根ざし、誠実な矯正歯科治療を届ける–辻堂矯正歯科・幸田なおき院長インタビュー

キャリアの原点と開業への決意

さっそくですが、幸田先生が歯科医師を志したきっかけを教えてください。

高校に入学する頃、カバチタレというドラマに出会い、法に守られた資格職の強みを知りました。何ものにもなれない自分を知った時、漠然と「白衣を着て仕事してみたい」という憧れを持ちました。それまでは美容師や理容師になりたいと思っていましたが、美容学校の学費が高額だったため、学費が少なく資格をとれる大学・分野を選びました。

なぜ「開業」というステップを選ばれたのですか?

大きな組織やバイト先のドクターとして働いていると、提供できる医療に限界を感じることがありました。自分が納得できる質の高い臨床を患者さまに提供したいという想いが強くなったんです。また、コロナ禍において非常勤ドクターの立場の不安定さを感じたことも、自分の城を構える後押しになりました。

この「辻堂」という地を選ばれた理由を教えてください。

辻堂は地元ではありませんが、大好きなサーフィンができる海も近い場所です。この馴染みのある地域に貢献したいという想いと、「40歳までに開業する」という目標を持って38歳の時にご縁があってこの地で実現することができました。

クリニックの理念と診療のこだわり

「辻堂矯正歯科」が大切にしている理念をお聞かせください。

「正しい知識を地域の方々に持ってもらうこと」を最優先にしています。矯正治療は一生に一度の大切なイベントですが、昨今は安易な広告によるトラブルも少なくありません。適切な時期に適切な治療を提案し、嘘のない誠実な医療を提供することを目指しています。

先生が診療において、特に専門性を発揮されている分野は何でしょうか?

専門領域は矯正歯科です。マウスピース矯正やワイヤー矯正、子どもの矯正など一人ひとりのニーズに合わせた治療を行っています。現在も月に数日、都内のクリニック等で非常勤として難症例や裏側の矯正(舌側矯正)の治療を担当しており、専門性の高い技術を内外で提供し続けています。

患者さまへのカウンセリングで意識していることはありますか?

患者さまには「知る権利」があると考えています。当院で治療を受ける・受けないに関わらず、現在の状態やどのような治療法があるのかを包み隠さずお伝えします。たとえ私ができない治療法であっても、それが患者さまにとって最善であれば、できる先生を紹介する選択肢も提示するようにしています。

クリニックの運営とスタッフ教育

採用や教育において、幸田先生が重視しているポイントはどこですか?

スタッフ全員が同じ方向を向いていることが不可欠と考えています。クリニックをどうしていきたいかという目標を共有し、毎月の数字や状況もできる限り共有するようにしています。幸いなことに、オープニングスタッフもひとりも欠けることなく続けてくれており、良い環境でスタートできています。

教育面で苦労されていることや、工夫されている点はありますか?

知識に裏打ちされた技術を身につけてもらうため、診療時間を削って勉強会などを通じてカバーしています。ただ、診療時間は治療に全員で全力投球してしまうため、マニュアル作成などの事務作業の時間を捻出するのが今の課題ですね。

クリニックの設備や環境づくりについてのこだわりを教えてください。

内装には特にこだわりました。ショールームを何軒も回って、建材や照明、壁紙まで自分で選ぶのは、とても楽しい時間でした。また、完全個室にすることで患者さまのプライバシーを守り、悩みや相談を話しやすい環境を整えています。万が一また次に人間に生まれ変わったら、空間設計のお仕事も素敵だなと思っています。

未来へのビジョンとメッセージ

今後のクリニックの目標やビジョンをお聞かせください。

数年後にはスタッフをさらに充実させ、土日の予約もスムーズに取れる体制を整えたり、患者さま満足度を追求し続けたいですね。将来的には、大学病院が遠いこのエリアで骨切り手術などの難症例の相談にも乗れるような存在になりたいと考えています。

最後に、開業を目指す先生へメッセージやアドバイスをお願いします。

開業すると長期に医院を空けれないので、経験できるうちに留学や診療所および病院の見学など視野を広げておくことをお勧めします。また、自己資金の準備や銀行との信頼関係構築、税理士先生との面談など、経営面での準備も早めに意識しておくと、スムーズなスタートが切れると思います。お気に入りのフォトスタジオも見つけておくと、いきなりの撮影で緊張するといったことがなく、下記のような写真も残せます(笑)。

Profile

院長 幸田 なおき

平成22年岡山大学歯学部卒業。慶應義塾大学病院での研修を経て、東京医科歯科大学大学院にて博士号を取得。大学病院での外来医長補佐や新人教育に携わる傍ら、UCLA(アメリカ)やフランスへの留学経験を持ち最新の矯正技術を学ぶ。令和6年9月地元である藤沢市に「辻堂矯正歯科」を開院。日本矯正歯科学会認定医として、マウスピース矯正から難症例まで幅広く対応。私生活ではサーフィンを愛する一面も持つ。

会社情報

医院名

辻堂矯正歯科

設立

2024年