地域医療への貢献を目指す–浜松歯科 中野 陽平 院長の経営と情熱
2026.02.17
横浜けいあい眼科・清水 映輔 理事長が描く、AIと情熱で紡ぐ眼科医療の未来
医療法人 慶眼会 横浜けいあい眼科 和田町院
理事長 清水 映輔
神奈川県横浜市、相鉄線和田町駅からほど近い場所に位置する「横浜けいあい眼科」。地域に根ざした医療を提供しながらも、最新のAI技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に取り入れ、眼科医療の新たなスタンダードを築き上げているのが、理事長の清水映輔先生です。 慶應義塾大学病院での臨床経験や、大学での教育・研究に携わる多忙な日々の中で、なぜ「クリニック」という場所での診療を大切にし、どのようなビジョンを持って患者様と向き合っているのか。今回は清水先生に、医師を志した原点から、コロナ禍という逆風を乗り越えた経営の裏側、そして未来の眼科医療への想いを詳しく伺いました。
—さっそくですが、清水先生が医師を志したきっかけについて教えてください。
内科医をしていた祖父の影響が非常に大きいです。特定の出来事があったというよりは、祖父の背中を見て育つ中で自然と「自分も医師になりたい」という志ができていたように思います。
—大学病院とクリニック、両方の現場に携わる理由は何ですか?
大学病院での高度な研究・診療と、街のクリニックでの親密な診療、その両方を繋ぐ存在でありたいと考えたからです。現在はクリニックでの診療と、慶應義塾大学病院での診療を行い、双方の強みを医療現場に還元しています。
—眼科医として大切にしている「視点」について教えてください。
眼科は患者様の年齢層が非常に幅広く、求められるニーズも多様です。それぞれの年代に合わせた「頼りがい」や「対応力」を日々磨き、あらゆる世代の眼の悩みに応えられる存在であることを常に意識しています。
—横浜けいあい眼科の「理念」について教えてください。
「患者様の顧客体験を最大化する眼科医療に挑戦し続ける」という理念を掲げています。単に眼の病気を治すだけでなく、来院からお帰りになる、そして帰宅後までの「顧客体験そのもの」を向上し続けられるよう、スタッフ一同意識してもらうために設定しました。
—2019年の開業直後にコロナ禍となりましたが、当時を振り返ってみてどのように感じますか?
開業してわずか2ヶ月で新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、当時は何が正解かわからず暗中模索の日々でした。しかし、その苦労があったからこそ、どうすれば効率的に、かつ安全に質の高い医療を提供できるかを必死に考えるきっかけとなりました。
—採用やチーム作りで重視しているポイントは何ですか?
当院の理念に共感し、やる気を持って取り組んでくれるスタッフの向上心が不可欠です。向上心のあるスタッフが揃っているからこそ、新しい技術の導入もスムーズに進みチームとして成長し続けられています。
—医療現場でのAI活用について、どのようにお考えですか?
当院では汎用的なAIを活用し、カルテ作成の補助や事務作業を効率化しています。機械に任せられる部分は任せ、人間は患者様と向き合う時間に集中するべきです。
—クリニックにおけるDX(デジタルトランスフォーメーション)のメリットは何ですか?
意思決定の速さです。大学病院などの大きな組織ではルールの変更に時間がかかりますが、クリニックは良いと思った技術を即座に導入できます。このスピード感が、患者様への顧客体験の向上に直結しています。
—新しい技術を取り入れ続ける理由を教えてください。
昨日までできなかったことが、技術の力でできるようになる瞬間に大きな喜びを感じるからです。医療は日々進歩しています。最新の知見を取り入れ医療の質を高めていくことは、医師としての責務でもあると考えています。
—今後の「横浜けいあい眼科」が目指す姿を教えてください。
眼科診療の範囲をさらに広げていきたいです。検診や訪問診療など、これまで眼科に馴染みがなかった方々にも「眼科医療の価値」を届ける先駆者でありたいと考えています。
—最後に、これから開業を目指す先生方へアドバイスやメッセージをお願いします。
開業は学びが多く、非常にやりがいのある挑戦です。今は多くのコンサルタントがいて情報過多になりがちですが、周囲をうまく活用し自分自身の理想とする医療を楽しんで形にしてほしいですね。
Profile
理事長 清水 映輔
慶應義塾大学医学部を卒業後、慶應義塾大学病院、東京歯科大学市川総合病院にて研鑽を積む。眼科分野ではAIを用いた診断支援を開発するOUI Inc.を2016年に設立。現在は、「横浜けいあい眼科」の理事長として、患者様一人ひとりに寄り添った質の高い医療を提供している。臨床現場に立つ傍ら、慶應義塾大学病院眼科学教室の教員も務め、次世代の医師の育成や、最新の眼科医療研究にも尽力。眼科専門医として、テクノロジーと人間味溢れる医療の両立を目指している。