医師を志した原点から、地域に根差すクリニック開業までの歩み
2025.08.01
東新宿の地で、患者様の生涯に寄り添う「総合歯科」を目指して。東新宿じん歯科・櫻田尽院長の挑戦
東新宿じん歯科
院長 櫻田 尽
東京都新宿区、アクセス利便性と穏やかな住宅街の雰囲気を併せ持つ東新宿に、2025年10月「東新宿じん歯科」が開院しました。院長を務めるのは、インプラント治療をはじめとする高い専門性と、患者様に等身大で向き合う誠実な姿勢を兼ね備えた櫻田尽先生です。本インタビューでは、櫻田先生が歯科医師を志したきっかけから、医院開業に込めた熱い想い、そして「人生最後の、かかりつけ医」を目指すという医療理念について、じっくりとお話を伺いました。地域に根ざし、患者様一人ひとりと長く深い信頼関係を築いていこうとする、櫻田先生の等身大のメッセージをお届けします。
—まずは、櫻田先生が歯科医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
実は、きっかけはそこまで大層なものではなくて。当時、進路を考える中で「東京に行きたい」という強い気持ちがあったことと、親から「国公立大学に進学してほしい」という条件を出されていたことが始まりでした。自分のセンター試験の点数やさまざまな条件を照らし合わせる中で、ちょうど東京医科歯科大学がターゲットになり、進学を決意しました。そのため、正直にお話しすると、大学に入る前は「絶対に歯科医師になるんだ!」というような強いモチベーションがあったわけではないんです。
—実際に大学へ進学し、歯科医師としてキャリアを積まれる中で、変化はありましたか?
大学やその後の研修、勤務医としての経験を重ねる中で、歯科医療の奥深さにどんどん引き込まれていきました。特に私の場合はインプラント治療が強みであり、これまでに1,000症例以上を経験させていただきました。
—多くの実績を積まれた中で、ご自身の「好きな治療分野」はやはりそこになるのでしょうか。
そうですね。勤務医時代からインプラント治療は非常に好きでした。インプラントはやり方を細かく分ければたくさんあるので、深く追求すればするほど面白さを感じられる分野ですね。
—2025年10月に「東新宿じん歯科」を開業されるに至った、一番のきっかけを教えてください。
勤務医として働いていると、どうしてもその医院の治療方針や、使用できる器具の制限に従わなければならない場面が出てきます。「自分が本当にやりたい仕事」と「与えられる仕事」が完全にマッチしないことに、少しずつもどかしさを感じるようになりました。もっと視野を広く持って、自由な発想で患者様に幅広い選択肢を提案していきたいと考え、開業を決意しました。
—開業にあたって、ご自身の背中を押してくれたような出会いやきっかけはありましたか?
これといって明確に大きな出来事があったわけではないのですが、周囲の先輩方や同級生たちが開業していく姿を見ていたことは影響していると思います。自分自身も、昔からなんとなく「これくらいの年齢になったら開業しよう」と頭の片隅で考えていました。
—開業されてからこれまでを振り返り、特に苦労されているエピソードはありますか?
まさに「今」が一番苦労しているかもしれません。売上自体はそこそこ順調に上がってきているのですが、今後のさらなる体制強化に向けて、8月から新しい常勤のドクターを迎えることになりました。それに伴って診療ユニットを増設しようと動いているのですが、機械室の増強が必要になったり、ちょうど今月がスタッフへのボーナス支給月だったりと、出費が重なってしまいまして……。経営の難しさをリアルに実感している毎日ですね。
—櫻田先生が「東新宿じん歯科」の医療理念として、最も大切にされていることは何でしょうか。
「一度来ていただいた患者様が、人生の最後まで通い続けられる歯科医院にする」ということです。以前勤めていた場所は、少しアクセスが不便な環境だったため、患者様が引っ越しなどをされると、もう二度と通えなくなってしまうことが多かったんです。その経験から、一人の患者様の経過を長く見守り続けられるような、最高の信頼関係を築いていきたいと常々思っています。
—出店地として、この「東新宿」という場所を選ばれたのにも理由があるのですね。
はい。まさに引っ越しをしても長く通い続けられるように、比較的アクセスが良い場所であることを最優先に探しました。なおかつ、しっかりと落ち着いた住宅街がある場所という条件で探した結果、この東新宿の地に巡り合いました。
—今後のビジョンとして、2〜3年後にはどのようなクリニックにしていきたいですか?
「じん歯科に来れば、お口の悩みは何でも解決できる」という総合歯科の体制をしっかりと確立したいです。歯科治療においては、患者様が症状に合わせて複数の病院や大学病院を転々としなければならないケースも少なくありません。そうした負担をなくすために、さまざまなドクターとの協力体制を整え、当院の中でワンストップで完結できる医療を提供していきたいですね。
—医院の認知度を高めるための集客・マーケティングについて、工夫されている点はありますか?
当院の土地柄、ホワイトニングなどのニーズが非常に高いため、美容系のポータルサイト「トリビュー」に掲載しているのですが、そこからの流入はかなり効果を感じています。あとは基本的なウェブ広告や、ホームページ制作会社に協力してもらいながら、MEOなども少しずつ進めています。
—地域の患者様やお口の悩みを抱えている方々へメッセージをお願いいたします。
私たちは、目先の売上のために不必要な治療を勧めることは一切いたしません。「虫歯でもないのに削ってセラミックを入れようと言われた」というセカンドオピニオンの相談をよく受けますが、当院では患者様の立場に立ち、本当に長く歯を残せるプランをご提案します。お口のことで少しでも困っていることや不安なことがあれば、ぜひ安心して当院へお越しください。
—最後に開業を目指して勉強されている先生方や、同じような境遇にいる歯科医師の方々へメッセージをお願いします。
私自身、開業前はさまざまなセミナーに参加したりして熱心に勉強をしました。しかし、実際に自分で医院を構えてみて痛感したのは、「結局、やってみないとわからない」ということです。現場で直面する課題はその時々で違います。一歩踏み出すことを恐れず、「まずはやってみるしかない」という強い気持ちを持つことが一番のアドバイスかもしれません。
Profile
院長 櫻田 尽
東新宿じん歯科 院長。2013年3月に東京医科歯科大学を卒業後、同大学歯学部附属病院にて臨床研修医として研鑽を積む。2014年4月より医療法人社団歯友会赤羽歯科の川口診療所に勤務し、インプラント治療をはじめとする高度な歯科医療において1,000症例以上の豊富な実績を築く。その卓越した技術と信頼が認められ、2020年10月には同診療所の副院長に就任。長年培った確かな臨床経験をもとに、2025年10月、東京都新宿区に「東新宿じん歯科」を開院。患者様一人ひとりの人生に生涯寄り添う「人生最後の、かかりつけ医」となることを医療理念に掲げ、質の高い総合歯科医療の提供に全力を注いでいる。