Interviewインタビュー

さきデンタルクリニック・鈴木咲子院長が語る、人と地域に寄り添うアットホームな歯科医療のカタチ

さきデンタルクリニック

院長 鈴木 咲子

神奈川県横浜市、歴史ある馬車道エリアのほど近くに位置する「さきデンタルクリニック」。2023年2月の開院以来、地域に根差した温かい診療で多くの患者さんから信頼を集めています。今回お話を伺ったのは、同院の院長を務める鈴木咲子先生です。鈴木先生は「歯科医院独特の緊張感をなくし、誰もが気軽に通える場所にしたい」という強い想いのもと、患者さん一人ひとりの生活に寄り添った丁寧な対話を大切にされています。スタッフや患者さんとの絆、理想とするクリニックの未来像について、鈴木先生のお人柄と情熱が伝わるインタビューをお届けします。

誰もが「無理なく、楽しく、美しく」いられる場所へ。さきデンタルクリニック・鈴木咲子院長インタビュー

信頼する仲間と共に歩んだ、開院へのストーリー

—まずは鈴木先生のご経歴について、簡単にお聞かせいただけますか?

私は鶴見大学歯学部を卒業した後、大学病院の「保存修復学講座」に籍を置き、約5年間勤務しました。そこでは、できるだけ歯を削らない・抜かない「MI(ミニマルインターベンション)」に基づく治療や、ホワイトニングなどを専門的に学び、日本歯科保存学会の保存認定医も取得しました。その後は、神奈川や都内の複数の歯科医院で非常勤ドクターとして10年ほど経験を積み、訪問診療や分院長なども経験させていただいた後、2023年にこの「さきデンタルクリニック」を開院しました。

—以前は分院長も務められていたとのことですが、ご自身で「開業しよう」と決意されたきっかけは何だったのでしょうか?

実は、開業する半年前くらいまでは、自分でクリニックを持つことは全く考えていなかったんです。きっかけは、当時一緒に働いていたスタッフたちが、飲みに行ったときに「先生が新しく開業するなら、みんなでついていくのに!」と言ってくれたことでした。ちょうど自分のキャリアとしても、勤務医としてのステップの先を考えていた時期でもあったので、「じゃあ、みんなと一緒にやってみようか」と決意しました。本当にスタッフとのご縁に恵まれたからこそのスタートでしたね。

—素晴らしい絆ですね。実際に開業されてみて、大変だったことはありますか?

勤務医時代は診療に集中していればよかったのですが、経営者になると、材料の仕入れから設備の管理、膨大な事務作業まで全て自分で把握しなければならず、その多さに最初は本当に驚きました。ただ、オープニングスタッフとして気心の知れた優秀なメンバーが4人もそのままついてきてくれたので、スタッフの採用や初期の教育で悩むことが一切なかったのは、本当にラッキーでした。彼女たちには今でも感謝しかありません。

馬車道の中心で、お仕事帰りの方からお子さんまでを温かく迎える

—この横浜という土地を選ばれたのには、何か理由があったのですか?

出身大学が横浜だったので、もともと土地勘があり、慣れ親しんだ地域のお役に立ちたいという思いがありました。あとは、プライベートな理由になりますが、純粋に自宅から通いやすい場所だったというのも大きな理由の一つです。毎日のことなので、通いやすさは大切ですよね。

—実際に来院される患者さんには、どのような特徴がありますか?

場所柄、周辺で働く会社員の方が多く、オフィスの昼休みや夕方のお仕事帰りに合わせて来院できるよう診療時間を工夫しています。そのため、お仕事が忙しくて定期検診に行けず、痛みが強くなってから駆け込まれるサラリーマンの方も多いですね。また、最近ではクチコミが広がって、近隣のお子さんの検診や歯のご相談、そしてご高齢の患者さんもとても増えています。

—診療の際、設備や道具の面で鈴木先生が特に重宝されているものはありますか?

一番よく使っているのは「口腔内カメラ」ですね。今やどこの歯科医院でも導入されているものですが、うちのクリニックでは撮影する枚数がかなり多いと思います。治療前、治療中、治療後と細かく撮影して、患者さんに実際の状態を見てもらいながら説明することを徹底しています。言葉だけでなく、目で見て納得していただけるので、一番欠かせない道具ですね。

「無理なく、楽しく」をモットーにしたアットホームな診療理念

—さきデンタルクリニックが目指す理想の歯科医院像について教えてください。

一般的な歯科医院のホームページを見ると、専門的な治療を前面に押し出しているところが多いですよね。もちろんそれも大切ですが、私は「歯のこと以外でも、生活の悩みなど何でも気軽に話せる雰囲気」を一番大切にしています。おしゃべりを楽しみながら、まるで親戚や友達の家に遊びに来たような感覚で治療を受けていただきたいんです。

—経営理念として掲げられている、具体的なメッセージを教えていただけますか?

当院では、スタッフも患者さんも無理なく楽しく可愛く優しくずっと通いたくなる歯科医院を目指しています。 例えば、歯磨きも「毎日完璧に一生懸命やってください!」とスパルタに指導するのではなく、お仕事や育児、介護などで皆さん日々お忙しいですから、生活の「できる範囲で、無理なく」続けられる方法を一緒に考えます。私たちが無理のない優しい姿勢で接することで、患者さんも安心して心を開いてくださる。そんな温かい循環が生まれる医院でありたいと思っています。

—患者さんとの距離がとても近いのですね。これまでに嬉しかったエピソードはありますか?

患者さんとの距離は本当に近くて、治療がなくても近くに来たからと顔を出してくださる方や、温かいお手紙をくださる方、お土産にお菓子を持ってきてくださる方までいらっしゃるんですよ。「歯医者なのに甘いものを持ってきてくれた!」って、スタッフみんなで笑いながら美味しくいただいています。そうやって「また来たい」と思っていただき、ご家族やお友達を紹介してくださる瞬間が何よりも嬉しいです。

地域に笑顔を広げるための、これからの挑戦と大きな夢

—これから、新しく取り組んでいきたいと考えている課題はありますか?

平日の日中など、少し予約が落ち着く時間帯をどう活かしていくかという点ですね。今後は、最近注目されているAIを活用した検索やMEO対策といった新しいマーケティング手法も取り入れながら、より多くの地域の方に当院の存在を知っていただけるよう、色々と相談しながら進めているところです。

—さきデンタルクリニックの将来の展望や、鈴木先生の夢をお聞かせください。

将来的には、今の馬車道・関内エリアの近くのまま、もう少し医院の規模を大きくしたいという夢があります。診療ユニットの台数を増やし、気の合う常勤の先生にも入っていただいて、さらに多くの患者さんを受け入れられる体制を作りたいですね。託児施設のようなスペースも作れたらいいなと考えています。

—最後に、これから開業を目指す先生方へ向けて、鈴木先生からアドバイスやメッセージをお願いいたします。

開業に向けて「集患のために広告をたくさん出さなきゃ」「新しい設備を揃えなきゃ」と、焦りや不安を感じる先生も多いと思います。もちろんそれらも大切ですが、私は何よりも、今目の前にいる患者さんやスタッフ一人ひとりに誠実に、丁寧に接することが一番の近道だと感じています。 来てくださった方に「ここなら無理なく通えるな」「居心地が良いな」と感じていただければ、そこからご家族やご友人へと、地道ですが本当に強い絆が広がっていきます。まずはご自身の理想とする医療、そして周りの仲間を大切に、一歩ずつ進んでみてください。応援しています!

Profile

院長 鈴木 咲子

さきデンタルクリニック院長。鶴見大学歯学部卒業後、同大学歯学部付属病院の保存修復学講座へ入局。MI(ミニマルインターベンション)に基づく「できるだけ削らない・抜かない」保存治療や、歯周歯内治療、ホワイトニングについて深く学ぶ。日本歯科保存学会の保存認定医を取得後、神奈川県および東京都内の複数の歯科医院にて勤務。訪問診療や分院長としてのマネジメントも経験し、確かな技術と多角的な視点を養う。2023年2月、横浜市中区に「さきデンタルクリニック」を開院。患者さんやスタッフを家族のように想い、「無理なく、楽しく、優しく」をモットーに、誰もがずっと通いたくなるアットホームなクリニックづくりに尽力している。好きなことはお酒と猫と旅行

会社情報

医院名

さきデンタルクリニック

設立

2023年2月