女性の一生に寄り添う、一番身近な“かかりつけ医”を目指して・神谷町WGレディースクリニック尾西芳子院長インタビュー
2026.05.15
専門医としての知見を、すべては地域の方々の笑顔のために
幸町歯科口腔外科医院
院長 宮本 日出
埼玉県志木市の静かな住宅街に構える「幸町歯科口腔外科医院」。ここは、一般的な歯科治療の枠を超え、口腔外科という高度な専門領域から地域医療を支える拠点です。今回お話を伺ったのは、院長の宮本日出先生。宮本先生は大学病院のセンター長や海外での客員研究員など、輝かしい経歴をお持ちでありながら、2007年にこの地に開院されました。 「歯だけでなく、お口全体、そして患者さんの人生を診る」という信念のもと、常に学びを止めない宮本先生。その卓越した専門性の裏側にある医療への誠実な想いと、志木市の地域医療に対する深い情熱について、300文字では語り尽くせないその歩みを紐解きます。幸町歯科口腔外科医院がなぜこれほどまでに患者さんから厚い信頼を寄せられているのか、その理由が見えてくるはずです。
—宮本先生は大学病院や海外で長く研究・診療をされてきました。当時を振り返って、どのようなことが印象に残っていますか?
特にオーストラリアのアデレード大学での経験は大きかったですね。口腔顎顔面外科の招待研究員として、日本では出会えないような症例や、最先端の手術手技に触れることができました。世界基準の視点を持てたことは、今の私の診断の基礎になっています。
—その後、明海大学病院ではセンター長も務められています。重責だったのではないでしょうか。
そうですね。顎関節疾患総合診療センター長として、全国から集まる難症例の患者さんと向き合いました。多角的な視点で診断し、治療方針を決定していくプロセスは、まさに口腔外科医としての真骨頂でした。
—そこで得た「専門性」を、今のクリニックでどう活かされていますか?
「これは大学病院に行かないとダメかな?」と不安に思うような親知らずの抜歯や顎関節の痛み、お口の中の粘膜の異変などに対し、身近なクリニックでありながら大学病院レベルの精密な診断を提供できる。それが私の最大の強みだと自負しています。
—2007年に志木市で「幸町歯科口腔外科医院」を開院されたきっかけを教えてください。
大学病院での治療も重要ですが、もっと早い段階で専門医が診ていれば、大掛かりな手術をせずに済んだはずの患者さんを多く見てきました。より生活に近い場所で、高度な知識に基づいた予防と治療を行いたいと考えたのがきっかけです。
—一般的な歯科医院と、掲げておられる「口腔外科」との違いは何でしょうか。
一般歯科が主に「歯」そのものを診るのに対し、口腔外科は「お口の粘膜、顎の骨、関節、顔の筋肉」まで含めたお口全体の組織を診ます。当院では全身疾患への配慮も欠かしません。例えば、糖尿病や心疾患をお持ちの方でも、安全に外科処置が行えるような管理体制を整えています。
—地域の患者さんとのコミュニケーションで大切にしていることはありますか?
「専門家だから」と威張るのではなく、まずは患者さんの言葉に耳を傾けることです。大学病院時代のような緊迫した現場も知っているからこそ、町医者としては、患者さんが何でも相談できる柔らかい雰囲気作りを大切にしています。
—先生は2017年に立教大学大学院でMBAを取得されています。多忙な診療の傍ら、なぜ経営学を学ぼうと思われたのですか?
医療の質を追求することは当然ですが、それを提供する組織が健全でなければ、患者さんに継続的な安心は提供できません。クリニックという「組織」をどうデザインし、より良いサービスとして還元できるか。それを論理的に学ぶことで、患者満足度の向上に繋げたいと考えたんです。
—実際に、経営学の視点が診療に活きていると感じる場面はありますか?
大いにありますね。例えば、院内のオペレーションを効率化することで、患者さんの待ち時間を減らしたり、スタッフがより診療に集中できる環境を整えたり。結果として、より精密でミスのない医療体制の構築に役立っています。
—2019年からは歯科医師会の支部長も務められていますね。
はい。個別のクリニックとしての活動を超えて、志木市全体の地域医療をどう守っていくかという視点が加わりました。他の先生方や行政と協力し、災害時の対応や検診の充実など、地域住民の皆さんが安心して暮らせる土壌を作ることが今の大きなやりがいです。
—これからの歯科医療、そして「幸町歯科口腔外科医院」の展望について教えてください。
今は「人生100年時代」と言われますが、最期まで自分の口でおいしく食事をすることは、QOL(生活の質)において極めて重要です。当院がその「健康の入り口」を生涯にわたって守り続ける番人でありたいと思っています。
—先生が考える、理想の「お口のパートナー」とは何でしょうか。
患者さんが不安を抱えたときに「あそこに行けば大丈夫」と一番に思い出していただける存在です。最新の設備や技術も重要ですが、最終的には人と人との信頼関係です。そのために私自身、生涯現役で学び続けたいと思っています。
—最後に、お口に悩みを持つ方へメッセージをお願いします。
どんなに小さな違和感でも、遠慮なく相談してください。「歯医者に行くほどでもないかも」と思わずに、ぜひ幸町歯科口腔外科医院を頼ってほしい。私たちは、あなたの大切なお口の健康を、専門的な立場から全力でサポートします。
Profile
院長 宮本 日出
幸町歯科口腔外科医院 院長。博士(歯学)、修士(経営管理)。 1965年石川県金沢市生まれ。1990年に愛知学院大学歯学部を卒業後、歯科医師免許を取得。石川県立中央病院歯科口腔外科を経て、1992年に金沢大学医学部感染症制御学へ入局。1994年よりオーストラリアのアデレード大学歯学部での研修および招待研究員として研鑽を積む。帰国後、1999年に博士号を取得し、明海大学病院顎関節疾患総合診療センター長などを歴任。2007年に幸町歯科口腔外科医院を開院。その後も埼玉医科大学病院麻酔科非常勤講師を務め、2017年には立教大学大学院にてMBAを取得。2019年からは朝霞地区歯科医師会志木支部の支部長として地域医療の発展に尽力している。